今日も那須塩原市から発信中☆
サンプラスチックの妖精
ぷららさんブログ
サンプラスチックは高機能フィルム、シュリンクフィルムの
製造、製袋加工を行っている会社です
最近お鍋セットを買い替えたスタッフAさん。
せっかくならちょっと良いものを。と、、
那須塩原市にあるアウトレットモールの中にある
「取っ手のとれる～♪」でおなじみにの『○-fal』さんへ。
そこで購入したお鍋セットについていた、お鍋の蓋。
ちょっと見たことないシュリンク包装だったよ！ということで、
提供してもらいました
はいこちら。どーん。
蓋の真ん中のつまみ部分はシュリンクフィルム無し！
そして、裏面も同じように真ん中部分がシュリンクフィルム無し。
お鍋の縁周りをシュリンク包装されているような形。
まるでシュリンク包装のドーナツ
うん？これって、もともとどういう形のフィルムだったの？？
シールはこんな感じ。
お鍋の縁、すべてシールという感じではないの。
1/4だけシール無しってどういうこと？？
ということはの半切フィルムだったのかしら？
でも真ん中がくりぬかれてるって・・
これはどういうフィルムを使って、
どういう機械でシュリンク包装しているのー！？
気になるー！！！！
社内の製品担当Sさん、シュリンクフィルムのサンプル作りの
プロフェッショナルを捕まえて聞いてみた。
「ねーねーSさん、これ見てくださいよ。
お鍋の蓋にシュリンクフィルムって過去問い合わせありました？
これってシュリンク包装前のフィルムの形ってどうですかね？
そして、どういう風にシュリンク包装していると思います？？」
「うぅん？お鍋の蓋？？
う～ん～・・ん～・・・ちょっと時間を下さい。」
・・数日後・・
「なかなか難しくて判別はできなかったのですが、、
蓋に対してシュリンクフィルムがたゆんでるところもあって、
手動で丁寧に・・ではなく、
おそらく自動包装機を使ってシュリンク包装しているのでは？と推測します。
フィルムもこの感じだと真ん中くりぬきだと思うんですが・・
それだとフィルム代にコストがかかり過ぎている気がするんですよね。
ん～・・・これ以上のことはちょっと…」
たくさんのサンプルを作ってきた大ベテランのSさんでも、？が付く結果に！！
謎は謎のままなのか・・
とここで、もう1人、Yさんにも聞いてみました。
「これってシュリンク包装前のフィルムの形ってどうですかね？
そして、どういう風にシュリンク包装していると思います？？」
「うーん、、これは・・チューブを短くカットして、
その中にお鍋の蓋をセットして、シュリンクした・・？」
おぉ！それってこういうことですか？
でもこれだと、シールは要らないですよね？
シールが鍋の縁に沿って2/3入ってるのはどうしてだろう。
「んー、、そうだねぇ。ちょっと時間ちょうだい！」
はいお願いします！
・・数分後・・
「わかった！これは、半切フィルムをサイドシールして、
真ん中くりぬいたあとにお鍋の蓋を入れて・・
そして残った1辺もシールしてシュリンクでは？
自分の見解はこれだ
」
おぉ！つまりこういうことですね！
※赤点線がシール部分／黄色丸がくりぬき部分
なるほど！！！！
確かにこれならば現物のシール線とも辻褄があう！！
でもやっぱり真ん中部分がくりぬかれているとなると・・
どれだけシュリンクフィルムにコストかかってるのか・・
○-falさん、実際のところどうなんでしょうか。
（震
ちなみに、弊社のフィルムでも同じようにシュリンクする場合、
どのようになるのか検証実験！
パターン①
Yさんが言っていた、チューブのフィルムをカットして、
その間にお鍋の蓋をセットしてシュリンク包装。
お鍋の縁に沿ったシール線は無くなります！
結果
Tip
シール線とツノが無くなり、
お鍋の縁にそってしっかり丸くシュリンク。
シュリンクフィルムのサイズをお鍋蓋に合うように調整すれば、
もっときれいな仕上がりにできそうな予感
Note
フィルムの中にお鍋蓋をセットし、フィルムと平行で温風を当てていくので、
最初のフィルムとお鍋位置が重要。
途中でお鍋位置が大きくずれてしまうと、シュリンク位置もずれてしまう。
自動包装の場合、お鍋とふぃるむがずれないようにのひと手間が必要かも。
パターン②
Rシール袋型のシュリンクフィルムを使用！
こちらは蓋つまみ部分はシュリンクされてないけれど、
裏部分はシュリンクされている状態になります。
シール位置は裏面に１本入ります。
結果
Tip
パターン①と同様にツノが無くなり、
お鍋の縁にそってしっかり丸くシュリンク。
裏のシール線もそんなに気にならないかなぁ。
こちらもシュリンクフィルムのサイズをお鍋蓋に合うように
調整すれば、もっときれいな仕上がりにできそうな予感
Note
袋に対して蓋を水平に入れていくので、
滑り止めのついているお鍋蓋は袋端にひっかかることが多い。
シュリンク包装の数が少ない、
シュリンクした後もきれいな見た目を保ちたいという場合は
こちらの検証したものがオススメです
○-falさんは大人気のブランドなので、
何千万枚のシュリンク包装をしているとなると、
やはり自動包装機を使用しているはずだし、、
シュリンクフィルムのコストというより、
包装の効率が大事になっていそうです。
これは、ぜひ・・実際にシュリンク包装している様子を見てみたいですね
日々、シュリンクフィルムと向き合っている私たちでも、
こうやってたまに「これなんだ？どうやるんだ？」が出てくると、
わくわく楽しい気持ちになります
シュリンクフィルムは奥が深いですね
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サンプラスチック㈱
電話：0287-36-3200
住所：栃木県那須塩原市北赤田1589-22
営業時間：8時30分～17時30分
定休日：土日祝
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