幼い娘を殺害した犯人の娘を、養女にした夫。それは、妻夏枝への復讐だった。

 偶然、その事実を知った夏枝は、気が付いていないふりを続けるが、陽子を憎み始める。そして、その行動は徐々にエスカレートする。

 一方、なにも知らず、陽子に愛情を注いできた徹(陽子の兄)だったが、夏枝と辻口の口論から、ついに陽子の出生の秘密を知ってしまう。


 だんだんストーリーの展開が速くなってきて、登場人物も複雑に絡み、先の読めないジェットコースターストーリーになってきました。そんなわけで、またまた一気読みしました。


 さすが、名作といわれるだけあって、面白かったです。

 ただ、「人間の原罪がテーマになっている作品」と言われていますが、「原罪ってなに?結局分からなかった・・・。」と思ってしまった私は???


 それに、あんなに健気な陽子の最後の行動が全く理解できませんでした。時代が違うからかな?「それこそが原罪」という説もあるようですが・・・「犯罪者の娘」ってことでしょうか?それとも「完璧でない自分を許せないという業」でしょうか? 謎です。