プレゼントにまつわる、十二編の短編集。それぞれの主人公は異なる人物だが、この世に生まれたとき一番にもらう「名前」」から始まって、最後の時に受け取る「涙」まで、恋して、結婚して、子どもを生んで・・・と、人生の様々な状況で受け取る「プレゼント」をテーマに書かれたちょっと切ないお話集。

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 表紙の絵が本当に美しくて、本が「プレゼント」そのもののようです。中身は、短くて読みやすいです。


 私たちは、形のあるものないもの含めて、本当に多くのものを人から受け取って暮らしているんだな。心がぽかぽかするような作品でした。最後の「涙」でおばあさんが言うように、「私があげたものより、もらったものの方がはるかに多い。」ことに気が付きます。もらった物はもうなくしてしまったかもしれないけど、もらった記憶はいつまでもいつまでも大切にしたいね。


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