すすき野の深夜のバーで、クラス会の三次会に残った男女五人が友人を待つ。その友人「田村」は小学6年生にしてもうすでに孤高の存在であった。なかなかこない田村を五人は一心に待ち続ける。
彼らはみな四十歳。人生の重みを感じるお年頃。田村を待ちながら、それぞれの人生の一コマを回想する。いつのまに、どうして・・・今の自分になったのだろう・・・後悔とも自嘲ともとれる回想が続く。
そして、やっと「田村」と対面することになるが・・・。
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うーーん。すごく期待して読み始めたからですが、最初は正直がっかりしました。でも、だんだん読み進むと、自分もそのバーにいるような気分になって、「ゆっくり田村を待とうじゃないか」と思えるようになりました。そして、同級生の話には「いろいろあったんやね~。」みたいな優しい気持ちになれたりもしました。
力強いメッセージがあるわけじゃないないのですが、どこか癒され、明日もがんばるか。と思える作品かな。