突然の別れがこんなにつらいものとは思っていませんでした。今までにも親しい人との別れは幾度かあります。10年前には、私を溺愛してくれていた父も亡くしています。父は長い間入退院を繰り返していたので、周囲の人は早すぎる死を悼んでくださいましたが、私にとっては「やっと楽になったね。」と思える別れでした。父とはもう一緒に住んでいなかったことも一因かもしれません。


 だけど、今回の別れによる悲しみは、私の生活の中にずっしりと入り込んでしまって、なかなか排除することができません。全身の力が抜けたような脱力感を感じ、ふとしたことで故人のことを思い出しては涙がこぼれてしまったりと、いつまでもいつもの自分に戻れません。


 親しいといっても、先日まで名前も存じ上げなかった方です。付き合いも2年ほどです。「こうしておけば良かった。」という後悔の余地もありません。なのに、なのに、涙がとまりません。


 毎日、当たり前のように会って、笑って、話をしていた人が突然居なくなるというのは、想像以上に辛いものだと知りました。今までが幸せすぎたのでしょうね。