それにしても文春というのは他人の人生をぶち壊すというのが好きですね。
他人の不幸は蜜の味みたいな感じになってますよね。
誰かが売るからこういう週刊誌が増長する…。
ファンは夢を求めているんですから。夢だけは壊さないでいただきたいです。


さて今日は宝塚大劇場に行ってきました。
今回は月組公演。原作がマンガの舞台化ということで楽しみにしてました。
今回は久しぶりに1階席。後方の席でしたが観やすかったです。
今日気づきましたけど、コロナで設定されてなかった最前列の席が復活してますね。
自分はまあ座ることはないでしょうけど(苦笑)
これでコロナ前の座席設定に戻ったという感じなのでしょうか…。
あとは客席降りだけですね。これも復活していただきたいです。



それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。



宝塚月組公演
平安朝クライム
『応天の門』-若き日の菅原道真の事-
ラテン グルーヴ
『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』
~宝塚大劇場~
2023年2月9日(木)天気:晴れ時々曇り


<公演時間> 
1幕 15:30  ~ 17:05
~休憩35分~
2幕 17:40  ~ 18:35


第1幕
平安朝クライム
『応天の門』-若き日の菅原道真の事-
原作/灰原 薬「応天の門」(新潮社バンチコミックス刊)
脚本・演出/田渕 大輔 


■主な配役 ※敬称略
菅原道真…月城 かなと
昭姫…海乃 美月
在原業平…鳳月 杏
桂木…梨花 ますみ
藤原良房…光月 るう
山路…白雪 さち花
清和帝…千海 華蘭
藤原良相…春海 ゆう
伴善男…夢奈 瑠音
國道…蓮 つかさ
菅原是善…佳城 葵
黒炎…朝霧 真
麗菊…麗 泉里
吉野…清華 蘭
若き業平鬼…英 かおと
白梅…彩 みちる
源信…朝陽 つばさ
源融…蘭 尚樹
藤原基経…風間 柚乃
桃李…桃歌 雪
橘広相鬼…空城 ゆう
深雪…妃純 凛
藤原高子…天紫 珠李
藤原国経鬼…彩音 星凪
藤原常行…礼華 はる
大師…結愛 かれん
杏香…花時 舞香
公達…甲海 夏帆
紀長谷雄…彩海 せら
愛蓮…天愛 るりあ
若き高子…蘭世 惠翔
菜花…菜々野 あり
伴中庸…柊木 絢斗
藤原遠経鬼…一星 慧
道節…大楠 てら
ヨリ手古…白河 りり
吉祥丸…瑠皇 りあ
三好…羽音 みか
フキ…きよら 羽龍
是則…真弘 蓮
美柳…美海 そら
阿呼…一乃 凜
藤原多美子…花妃 舞音                

■説明
月刊コミックバンチで連載中の灰原薬氏による「応天の門」は、学問の神様と称される菅原道真と、平安の色男・在原業平が手を携え、都で起こる怪事件を次々と解決していく様を描く歴史サスペンス。2017年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞するなど、歴史漫画として高い評価を得るこの作品を、宝塚歌劇ならではの演出で舞台化致します。

■あらすじ
藤原良房とその養嗣子・基経が朝廷の権力を掌握しつつあった平安初期。京の都では、月の子(ね)の日に「百鬼夜行」が通りを闊歩し、その姿を見た者を取り殺すという怪事件が頻発していた。幼き頃から秀才との誉れ高き文章生・菅原道真は、ひょんなことから知り合った検非違使の長・在原業平にその才気を見込まれ、この怪事件の捜査に協力する事となる。唐渡りの品を扱う勝気な女店主・昭姫(しょうき)らの協力の元、次第に事件の真相に近付いてゆく道真。だがその背景には、鬼や物の怪の仕業を装い暗躍する権力者たちの欲望が渦巻いていた…。 

 
[感想]
平安初期の京の都で月の子(ね)の日に「百鬼夜行」が通りを闊歩し、その姿を見た者を取り殺すという怪事件が頻発。そこで、誉れ高き文章生・菅原道真(月城かなと)が平安の色男・在原業平(鳳月杏)と女商店主・昭姫(海乃美月)とタッグを組み怪事件を解決する…っというのが主な内容です。
マンガが原作なんで所々笑いが散りばめられていて非常に面白い。原作も読んでなくて予習無しで大丈夫かな?と不安な方も多いかと思いますが、ストーリーは単純明快なのでわかりやすいと思います。
ただ役がね…少ない。特に我が愛する娘役ちゃん。マンガを原作にするとどうしても役が少ない問題は出てきますね。そんな中でも彩みちるちゃんの白梅は中々良かった。少年のような役良く似合います。
特に面白かったのが月城道真が事件の真相に迫り、鳳月業平が日寄って事件解明から身を引くと言ったシーンで2人は仲違い。そこで海乃昭姫が宥めに入り、月城道真に「鳳月業平さんの気持ちもわかってあげて」…と言う…。普通なら「わかった」…と言うんでしょうけど、月城道真は「いやわからない」…と突っぱねる…。この辺がマンガだなぁ…と感じました。シリアスな言葉なんてマンガにはいりませんものね(笑)
ツイッターなどを見ると原作に忠実に描かれてるという意見が多かった気がします。宝塚はルパン三世やるろうに剣心等実績がありますもんね。非常に面白かったです。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、文句なし10点満点です。




第2幕
ラテン グルーヴ
『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』
作・演出/稲葉 太地 
 
■説明
海底の奥深く、地球のマントルに近い熱くたぎる場所で海の神が治める世界のカルナバルが幕を開ける!海底神殿に集う海神たちが、見たこともないような深海の美を繰り広げる情熱のカルナバル。月城かなとを中心とした月組生達の魅力はじけるラテンショーで、熱いグルーヴに満ちた魅惑の世界をお届け致します。

[感想]
ショーは、海底神殿に集う「海神」たちのカーニバルを描くラテン調。
…ということで舞台上で海神たちが踊りはじめ、最後に月城さんが「ダイブ!」…すると映像は水の中になっていき、映像も消えて舞台は暗転…。
その後舞台が暗転しチョンパでの幕開け。色彩豊かなブルーのフリルの衣装を身に纏う組子さん。
チョンパの幕開け…。某所で無かったのでめちゃ飢えてました(笑)
全員がギラッギラッの衣装でラテンダンス。その後、月城&海乃、鳳月&天紫、風間&彩の3組のデュエットダンスに続きます。それぞれが高度なダンスで魅了してくれました。
特筆すべきはS4の海神の戯れのシーン。白いハットのプレイボーイな月城さんに6人の真珠の女。
真珠の女は白いダルマ姿で面子は彩みちるちゃん、結愛かれんちゃん、天愛るりあちゃん、蘭世惠翔ちゃん、菜々野ありちゃん、羽音みかちゃん。出ました推しメンの菜々野ありちゃん。実はありちゃん今回のショーでたくさん活躍してくれていて自分のオペラにもそのお姿を捉えることができました。以前は見つけるのが一苦労だったんですが、学年も上がって割と目立つポジションにいてくれるようになったのは嬉しい。彼女の笑顔が素敵なんですよねぇ…。来年にはもっと真ん中に近くなってるのかなぁ…。
その真珠の女たちを奪おうとして風間さん率いる男役軍団がやってきました。
その勝負はなんとじゃんけん…。その勝負に負けて落ち込む月城さん…。
でもそこに女神の海乃さんの出現によって報われました…。
あと、S6の眠れぬ夜のシーンでは若手男役8名と若手娘役8名の競演もありました。
ここにも菜々野ありちゃんのお姿が…。活躍が嬉しいです。
S7の秘密の花園では月城さんと絶世の美女に扮した鳳月さんのデュエットダンス。
デュエットダンスといえばフィナーレ前の月城さんと海乃さん。
月城さんがちょっとDV風な感じで海乃さんに接する。でも最後は濃厚なキス。
初めてというか凄い設定のデュエダンでした。海乃さんも男勝りな感じでしたね。
最後のパレードのエトワール。今日は102期生の天愛るりあちゃんでした。
今日はと書いたのは今回の公演のエトワールは役変わりがあるからなのです。
今日まで天愛るりあちゃんで明日以降は白河りりちゃん(103期)、桃歌雪ちゃん(100期)、咲彩いちごちゃん(104期)、きよら羽龍ちゃん(104期)の順で変わるというわけです。
個人的に1回しか見れないので残念ですがそれぞれの娘役さんのエトワールも見たかったですね。
特に桃歌雪ちゃんは歌に定評ありまくりなので見たかったです。でも今日のるりあちゃんはとても素晴らしい歌声でした。月組は歌える娘役さんがいっぱいでいいですね。オペラで観ててもたくさん目移りしちゃいます(笑)

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、文句なし10点満点です。


以上です。