年に1度の松竹座でのOSK『レビュー春のおどり』。
昨年はコロナの陽性者が出たということで初日が大幅に延期。
個人的にはチケットが紙くずになった苦い思い出が蘇りました…。
1階席の2列目だったのになぁ…なんて今でも悔しい思いがいっぱいです。
でも今年は初日から無事開演。コロナも徐々に落ち着いてきてるし、
もうすぐ5類に変更されるし、濃厚接触者という定義はなくなるんだろうな…と淡い期待を持ちつつ、
本日の観劇に臨んだ次第です(笑)
今日は無理せず3階席。定番なのでやっぱここが一番落ち着くわ(笑)
下を見ると1階席に空席がチラホラ。日曜日なのに客席が満杯ではないのは厳しいですね。
ここの満席は1000チョイ。宝塚は2500でしたっけ?
それを考えるとこの現状は厳しいですよね。OSKは歌もダンスも超一流ぞろいなのに…。
観ないなんてもったいないです。
コロナの影響がやっぱ大きいのかな?なんか年々客入りが悪くなってる気がします。
かくいう私もコロナ以降は年イチ。何気に足が遠のいてますね。
大阪でも梅田辺りで公演してくれればいいのにな…。


 
それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。


OSK『レビュー春のおどり』
~大阪松竹座~
2023年2月5日(日)天気:晴れ時々曇り


<公演時間> 
1幕 11:00  ~ 11:45
~休憩20分~
2幕 12:05  ~ 12:55

■主な出演者
楊琳・舞美りら・千咲えみ・華月奏・城月れい・実花もも・翼和希・天輝レオ・りつき杏都・壱弥ゆう・椿りょう・唯城ありす・羽那舞・京我りく・紫咲心那・琴海沙羅・せいら純翔・純果こころ・依吹圭夏・知颯かなで・瀧登有真・花うらら・空良玲澄・舞音ことは・真織ひな・南星杜有・華蓮いろは・美丘さくら・碧輝来・凰寿旭/桐生麻耶(特別専科)・朝香櫻子(特別専科)    


<第一部> ミュージカル・アクト『レ・フェスティバル』
作・演出・振付 上島雪夫
■説明
『レ・フェスティバル』はあるお祭りを意味する造語。
映画『ロシュフォールの恋人たち』にオマージュを捧げ、
全編をフレンチ・ジャズで彩った愛と幸福に満ちた溢れた歌と踊りで綴られる物語。

 
[感想]
毎年一部は和物で「春のおどりはよーいやさ」からのチョンパで開演でしたが、
今年は無し。上島さん演出のミュージカルでの開演となりました。
個人的な感想…。「え?宝塚に来たん?」…と思ってしまいました。
レビュー春のおどりなのに春感ゼロの立ち上がりはちょっと寂しい気がしました。

そのお芝居は『ロシュフォールの恋人たち』をフレンチ・ジャズで彩った物語。
アメリカからやってきたスターのサミー(楊琳)がパリを夢見る美人姉妹の
フランソワ(舞美りら)、カトリーヌ(千咲えみ)さらに船乗りで詩人のジャック(翼和希)
と出会うストーリーです。
ミュージカルというよりお芝居仕立てのショーという感じ。
歌と踊りで綴られるという点は良かったとは思いますが、内容がちょっと弱い?
まあ、時間が45分しかないからこれを纏めろというのが無理なのかもしれないですね。
ストーリーを追いすぎるとちょっとわからなくなってしまいます。
特別専科の桐生麻耶さんと朝香櫻子さんもご出演。
桐生さんは特に元トップさん。立ち位置的に難しいとは思いますが、
あまり目立たずな感じで演じられてたのが印象的。でも存在感はさすがだな…と思いました。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度〇
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、8点です。


<第二部>『未来への扉~Go to the future~』
作・演出・振付 上島雪夫
■説明
『未来への扉』は伝統と革新~クラシックからロックまでを
踊りこなす新生OSKのダンスレビュー。
劇団創立101年目となるOSKが、輝かしい未来に向けて贈る、
華やかでスランダードなこれぞレビュー。


[感想]
昨年が荻田浩一さん演出の『INFINITY』。今年は上島さんが二部も担当。
上島さんって劇団四季出身で宝塚の作品も手掛けたこともあるみたいですが、
ミュージカル『テニスの王子様』の演出家イメージの方が強いです。
でもこのショーは始まった瞬間に宝塚感が凄く強かったです。
最初がタンゴで次がストリートダンス。白鳥の湖のオマージュしたロックも結構馴染みがある。
見応えがあっていいんでしょうけど、OSKの特徴がちょっとずつ失われてる気もする…。
でもほぼ娘役だけのチアリーディングによるラインダンスは良かった。
これは宝塚ではまず見れない。センターの唯城ありすちゃんが特に可愛くていいですね。
新人時代から知ってますけど今の彼女は若い娘役の中心的な存在。
とても立派になりましたね。親じゃないけどなんか親目線になってしまいます(笑)
OSKは舞美さんと千咲さんの2人のトップ娘役がいるのですが、
裏トップ娘役という感じで城月れいさんが物凄い存在感を見せてましたね。
歌良し、踊り良しで容姿端麗。彼女がトップじゃないのが不思議ですわ。
トップ娘役は城月さんで良かったんじゃない?
でも千咲さん、ちょっとお話したことがあるんですけどめちゃくちゃ気さくな人なんですよね。
写真撮影にも気軽に応じて下さったし…。何より可愛いし。
舞美さんも笑顔が素敵で可愛いし、やっぱ選べないですね(笑)
実花ももちゃんもいいんですわ~。自分が社長ならトップが何人にもなりそう(笑)

余談ですが。翼和希さんが10月から始まるNHKの連ドラ「ブギウギ」に出るみたいですね。
笠置シヅ子さんを題材とした作品みたい。これでOSKの認知度が上がればいいですね。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点満点です。
ショーは凄く楽しかったです。


以上です。