秋も深まり冬の足音も日に日に聞こえてきましたね。
気温も1桁という日が増えてきました。
この冬は寒くなるのか?それとも意外と暖冬なのか?
個人的には後者であって欲しいです。

 
さて今日は宝塚に行ってきました。
平日の木曜日に行くのは2月以来。久々の木曜観劇です。
平日ということもあり空いてましたが、男女高校生の団体さんが来てました。
自分の座席は1階A席の26列目で彼らはS席。この差は一体何なんだ(笑)



それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。


宝塚花組公演
忠臣蔵ファンタジー
『元禄バロックロック』
レビュー・アニバーサリー
『The Fascination(ザ ファシネイション)!』
-花組誕生100周年 そして未来へ-
~宝塚大劇場~
2021年11月11日(木)天気:曇り時々晴れ


<公演時間> 
1幕 11:00  ~ 12:25
~休憩35分~
2幕 13:00  ~ 14:05


第1幕
忠臣蔵ファンタジー
『元禄バロックロック』
作・演出/谷 貴矢

■主な配役とキャスト ※敬称略
クロノスケ…柚香 光        
キラ…星風 まどか        
コウズケノスケ…水美 舞斗        
チュウザエモン…高翔 みず希        
ケイショウイン…美風 舞良        
アヤメ…鞠花 ゆめ        
ケンペル…航琉 ひびき        
イッペイ…舞月 なぎさ        
ヒサミチ…和海 しょう        
リク…華雅 りりか        
シミズ…羽立 光来        
スラレ…真鳳 つぐみ        
ヨシヤス…優波 慧        
クラノスケ…永久輝 せあ        
アンズ…春妃 うらら        
スラレモン…紅羽 真希        
風車屋    雛 リリカ        
ヤスベエ…飛龍 つかさ        
サンスケ…峰果 とわ        
アズサ…若草 萌香        
ゲンゴエモン…帆純 まひろ        
カリン…凛乃 しづか        
シロウ…高峰 潤        
公使…春矢 祐璃        
ツナヨシ…音 くり寿        
ユリ…糸月 雪羽        
タクミノカミ…聖乃 あすか        
ゴエモン…泉 まいら        
ソウエモン…一之瀬 航季        
ロクタロウ…和 礼彩        
サツキ…咲乃 深音        
ゲンゾウ…愛乃 一真        
公使…龍季 澪        
スリ…芹尚 英        
ナナマル…翼 杏寿        
カズエモン…侑輝 大弥        
ニザエモン…太凰 旬        
トウザエモン…涼葉 まれ        
ラン…朝葉 ことの        
ハチベエ…海叶 あさひ        
ヨミウリ…希波 らいと        
キンエモン…天城 れいん        
キキョウ…都姫 ここ        
モモ…愛蘭 みこ        
カエデ…美羽 愛        
ユズ…美里 玲菜        
タダシチ…美空 真瑠        
キュウゾウ…夏希 真斗        
ツバキ…星空 美咲

■説明
花、咲き乱れる国際都市、エド。そこには世界中から科学の粋が集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。
元赤穂藩藩士の優しく真面目な時計職人、クロノスケは、貧しいながらもエドで穏やかに暮らしていたが、ある日偶然にも時を戻せる時計を発明してしまい、人生が一変する。時計を利用し博打で大儲け、大金を手にしてすっかり人が変わってしまったのだ。我が世の春を謳歌するクロノスケであったが、女性関係だけは何故か時計が誤作動し、どうにも上手くいかない。その様子を見ながら妖しく微笑む女性が一人。彼女は自らをキラと名乗り、賭場の主であるという。クロノスケは次第に彼女の美しさに溺れ、爛れた愛を紡いでいくのだった。
一方、クロノスケの元へ、元赤穂藩家老クラノスケが訪ねてくる。コウズケノスケとの遺恨により切腹した主君、タクミノカミの仇を討つために協力してほしい、と頼みに来たのだ。だがそこにいたのは、かつての誠実な姿からは見る影も無くなってしまったクロノスケだった。時を巻き戻したいと嘆くクラノスケに、時計を握りしめ胸の奥が痛むクロノスケ。だが、次の言葉で表情が一変する。コウズケノスケには、キラと言う女の隠し子がいることを突き止めたと言うのだった・・・。
元禄時代に起きた実話をもとに、様々なフィクションを取り入れ紡がれてきた、忠臣蔵。古来より普遍的に愛されているこの物語を、愛とファンタジー溢れる令和の宝塚歌劇として、エンタメ感たっぷりにお送りします。
クロノスケとキラ、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく。バロックロックな世界で刻む、クロックロマネスク。
この公演は、演出家・谷貴矢の宝塚大劇場デビュー作となります。
 
[感想]
国際都市、エドに暮らすクロノスケは元赤穂藩藩士で真面目な時計職人。
ある日、偶然にも時を戻せる時計を発明。その結果、時計を利用して博打で大儲けしたのですが、
女性関係だけは何故か時計が誤作動し上手くいかない。その様子を怪しく微笑む女性がいた。
彼女の名前はキラ。賭場の主だというが、クロノスケは次第に彼女の美しさに爛れた愛を紡いでいく。
一方、そのクロノスケの元に元赤穂藩家老クラノスケが訪ねてきて、切腹した主君、タクミノカミの仇を討つために協力してほしいと懇願。実は敵のコウズケノスケにはキラと言う女の隠し子がいる…という。
惚れた女性が仇の娘。クロノスケは一体どうするのか…というのが展開するストーリーになっております。

お芝居の感想の前に。花組瀬戸さんと華さんが抜けて凄く組が変わった感じですね。
男役のトップが柚香さん(95期)で2番手が同期生の水美さんで3番手が97期の永久輝さんで4番手が100期の聖乃さん。
娘役のトップが星風さん(100期)で2番手が音くり寿ちゃん(100期)で3番手星咲さん(105期)で4番手が美羽さん(104期)。
随分若返った印象がありますね。でも95期でも研13だから際立って若いという感じではないんでしょうが…。

そのお芝居ですが…。
元藩士で時を戻す時計を持ってるのが柚香さんで賭場の女性主がまどかちゃん。
まどかちゃんが柚香さんに対して「私だけを見てればいいの」…というセリフは結構ドキッとします。
その後にニコッと笑う満面な笑顔。自分がクロノスケなら即死ですね(笑)
2番手娘役の音くり寿ちゃんは将軍ツナヨシの少年役。
また男の役ですが、結構可愛らしい声で演じてくれます。
後程書きますが、実は彼女の役は凄く重要。裏主役だったりします(笑)

2番手男役の水美さんは敵役で3番手男役の永久輝さんは柚香さんの元上司?
柚香さんと永久輝さんの藩の主だったのが切腹した聖乃さん。
聖乃さんは冒頭で死んでしまうので以降は語り部として舞台に登場。(登場回数が一番多い?)
トート閣下みたいなもんですかねぇ…。物語に割ってはいってくることはないですが(笑)
くノ一役で登場の星空美咲さんと美羽愛さん。若手娘役ですがストーリー上では結構重要な役どころ。
この2人の上司は水美さんですが、劇中で星空美咲さんの膝枕に頭を預けて太腿辺りをサワサワするかなり際どいシーンもある(笑)
星空美咲さんって研3?ショーでも活躍してたし結構推されてるのかな?笑顔も素敵で可愛らしい娘役さん。
永久輝せあさんの奥さん役に華雅りりかさん。出したおつまみが雑草?1人笑いを持って行ってました(笑)

戦国時代の物語なので結構バチバチに殺陣のシーンがあり、さながら劇団新感線のよう…。
女性同士とは思えないですね。なかなか迫力がありました。
そういう感じなので結構人が死んでしまう感じなのかな…と思いきやまさかのハッピーエンド?
ネタバレになるので控えますがカギはツナヨシを演じた音くり寿ちゃんにあると言っておきましょう(笑)
やったな宝塚。やりおったな谷先生って感じですね(笑)
お芝居の幕が下りる直前。柚香クロノスケがキラ星風まどかちゃんに向かって「誕生日おめでとう」と叫び両手を広げる。
その柚香さんの胸に満面の笑みで飛び込むまどかちゃんに場内大爆笑+大拍手。
実はまどかちゃん今日が誕生日なんですよねぇ…。優しい柚香さん。やったねまどかちゃん。
お芝居以上に素晴らしい最後でした。おしまい(笑)


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、文句なしで10点満点です。




第2幕
レビュー・アニバーサリー
『The Fascination(ザ ファシネイション)!』
-花組誕生100周年 そして未来へ-
作・演出/中村 一徳

■説明
1921年、宝塚歌劇の公演数増加に伴い花組と月組が誕生し、初の花組公演が開催されました。2021年は花組が誕生してちょうど100年。そして、この公演では柚香光、星風まどかの花組新トップコンビが誕生致します。
新しい花組の始まりを、誕生100年と共に祝う華やかなショー作品『The Fascination!』。“花”をテーマにした華やかなダンスシーンを中心に、花組の伝統を未来へとつないでいく、“魅力”溢れるダンシング・ステージをお楽しみください。

[感想]
花組誕生100年を祝して作られた今回の『The Fascination!』。
花をテーマにしただけあって可愛らしい衣装の連続。まさに百花繚乱という感じのショーでした。
花組ゆかりのショーの歌特集もありました。エキサイターまた聞いてしまった(笑)
色んな人が銀橋を歌いながら渡るというのも目新しい。あれは誰?という人も多かった。
それぞれ得意なパート(ダンス、歌)をうまくばらけてる感じ。
お芝居でも活躍した星空美咲ちゃんがショーでも大活躍。
水美さんとのデュエットダンスではキレッキレの足さばきでお客さんを魅了。
ショーの後半では飛龍つかささんと「エーデルワイス」を歌いながら銀橋を移動。
堂々とした振る舞いにほんとに研3?と思ってしまいました。
その後に羽立光来さんと和海しょうさんの歌ウマコンビが登場。
歌が上手い2人の歌を聴けるのは至福のひとときですね。
最後のエトワールは咲乃深音さん。101期生の歌ウマさん。
透明感のある透き通った声が素敵でした。

まどかちゃん、花組のトップ娘役になったばかりなのにもう馴染んでる。
宙組のトップ娘役→専科→花組の新トップ娘役就任。
ほんと色々大変だったと思うけど、この順応はほんと素晴らしいと思います。
真風さんとのコンビもしっくりいって良かったんだけど、柚香さんとのコンビは凄く良かった。
学年差もだけどグッと距離が縮んだ感じがしてほんとの恋人同士のような感じがしました。
ダンスもできて歌も上手いし笑顔も素敵。いいトップ娘役さんが来ましたね。
個人的には凄く期待…とうか期待しかないです。末永く頑張ってほしいです。
今回はショーで2つのダルマ姿も披露。めちゃ頑張ってくれてます。

 

今日の花組公演はお芝居、ショーともめちゃくちゃ楽しかった。

花組さんの公演でこんなに楽しい思いをしたのはいつぶりだろう?

機会があればもう一度行きたいな…。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点満点です。

以上です。