今日は梅田のシアター・ドラマシティに行ってきました。
元々行く予定はなかったんですが、応援してる生徒さんが活躍してるというのを聞きつけ、急遽行くことにしました。誰を応援してるのかは後ほどわかります(笑)
今回観劇するのは宝塚の月組公演。
月城さんが主演で、東京公演を終えて今日が大阪公演の初日。
なのでお客さんがいっぱいで熱気ムンムンの場内&ロビー。
ほぼ女性のお客さんですけどね(笑)男性客も少ないながらいましたが…。
今回観劇したのは上手側の19列目のほぼセンター。
後方は高くなってるのでオペラ無しでも非常によく見えました。
席間も割と広いし、結構見やすい劇場です。

それでは観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。
 
宝塚月組公演
ミュージカル 
『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~』
フィッツジェラルド最後の一日
~梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ~
2018年6月30日(土)天気:晴れ時々曇り(一時雨)

<公演時間> 
1幕 15:00  ~ 16:00
~休憩25分~
2幕 16:25  ~ 17:30

■主な配役 ※以下敬称略
TSUKISHIRO/スコット・フィッツジェラルド…月城 かなと
[1920年代のアメリカ文壇に華々しく登場した小説家]
MITSUKI/ゼルダ・フィッツジェラルド…海乃 美月
[スコットの妻。彼の小説のヒロインのモデルとなるフラッパーガール]
 AKATSUKI/アーネスト・ヘミングウェイ…暁 千星
[ノーベル文学賞を受賞した20世紀を代表するアメリカの小説家]
YUMA/マックスウェル・パーキンズ(マックス)…悠真 倫
[スクリブナーズ社の編集長。スコットをデビューさせ最後まで真摯に面倒を見る]
YURINO/シーラ・グレアム…憧花 ゆりの
[スコットの晩年の愛人・ハリウッドのジャーナリスト]
MIYAKO/ローラ・ガスリー…夏月 都
[スコットの秘書]
HIBIKI/医者…響 れおな
[ゼルダの精神科医]
 HAYAKI/Mr.Critic…颯希 有翔
[堅物の文芸批評家]
RAN/アイリーン…清華 蘭
[パーキンズの秘書]
HANABUSA/エドゥアール・ジョザンヌ…英 かおと
[仏海軍航空士・ゼルダの浮気相手]
KAZAMA/公園の学生…風間 柚乃
[文学を志す大学生]
 RAN/Mr.Idiot…蘭 尚樹
[お調子者のジャーナリスト]
YUKI/看護婦[ゼルダの看護婦]/Ms.Misunderstanding[勘違い女のジャーナリスト]…桃歌 雪
KIKI/ロイス・モーラン…夏風 季々
[ハリウッドの若手美人女優]
RURIA/読者…天愛 るりあ
ARI/フランシス・スコット(スコッティ)…菜々野 あり
[スコットとゼルダの一人娘]
RANZE/読者…蘭世 惠翔
 
作・演出: 植田 景子
 
◆ Story
ジャズエイジの申し子として波乱の人生を送る運命を背負い、夢と挫折の中でひたすらに光を追い続けた男──代表作『華麗なるギャツビー』をはじめアメリカ文学に偉大なる足跡を残した作家、スコット・フィッツジェラルドの物語。
1940年12月21日、ハリウッドのアパートメントの一室。スコット・フィッツジェラルドが心臓発作のため急死。一夜にして時代の寵児となり、栄光に包まれた1920年代はもはや過去の夢となり、経済的にも社会的にも不遇なまま突然に訪れた、それは淋しすぎる最期だった──。
貧しい家庭に育ったコンプレックスと野心、美しい妻ゼルダへの愛、友人ヘミングウェイとの確執、激しく生き、一流の小説を書きたいともがき続けた彼の心に、最後に残ったものは…。夢溢れた華やかなりし時代と、そして、大恐慌後の闇と孤独との間で、フィッツジェラルド人生最後のパーティーの幕が開く。
2004年に宙組・大和悠河、月組・大空祐飛主演で宝塚バウホールにて2組連続上演。心揺さぶる繊細なストーリーとドラマティックな展開が高く評価され、2006年には共に東京にて再演されるなど、鮮烈な印象を残した伝説の作品『THE LAST PARTY』が、12年の時を経て月城かなと主演で甦ります。
 
[感想]
ストーリーですが…。
スコット・フィッツジェラルドというハンサムな人気作家と彼が描くヒロインのモデルでフラッパーガールの代表のゼルダの2人は世間にもてはやされ、名声やロマンスなど全ての栄誉を手にしたのだけれど、スコットが連夜のお祭り騒ぎとパーティーで酔いつぶれ、才能をすり減らしていくことに耐え切れなくなっていく。やがては妻ゼルダの不倫、自殺未遂、精神病院への搬送など2人の間は破綻していく…というのが主な内容。その後は壮絶すぎる最後を遂げる…というわけです。
 
今回主演のスコット・フィッツジェラルド役の月城かなとさん。
歌ヨシ、演技ヨシ、ダンスヨシと三拍子揃ってますね。
特に歌、メチャ上手いじゃないですか。ビックリしました。
セリフも聞き取りやすいし、あれだけの長文のセリフを見事にこなす力。
真ん中に立つ人はこうじゃなくちゃねぇ…という模範のような方。
お見事でした。月組は凄い人が3番手にいるんですね。
 
そのスコットの妻のゼルダ・フィッツジェラルド役は海乃美月さん。
うみちゃんは元々、演技力には定評があるし、歌も安定してるし、見てて安心しますね。
ちゃぴ退団の後のトップ娘役は彼女が優勢ですが、それも納得の舞台力。
トップとしては文句ない安定感ですが、個人的にはもう少しキュンとさせる雰囲気が欲しいですね。
 
この公演の2番手でヘミングウェイを演じたのは暁千星さん。
ダンスも歌もいいんですけど、私この方のセリフ回しがちょっと苦手なんですよねぇ…。
なんて言ったらいいんだろう…。真に迫ってないというか…。なんかそんな感じ…。
その辺りが改善されるともう少しよくなるんだろうなぁ…。(※あくまで私見です)
 
この公演は総勢17人と少数。なので下級生に至るまで全てセリフがあります。
そんな中で注目したのは、スコットとゼルダの娘役の菜々野ありちゃん。
冒頭で応援してる生徒さん…というのはこのありちゃんなのです。
そのありちゃんが主演2人の娘役を演じる。メチャ凄くないですか?
でも娘としての出番は2幕の後半。ファンとしてはかなり待ちました(笑)
妻ゼルダとの絡みはほぼなかったけど、主演の月城スコットと微笑ましい父娘の会話。
これが最高に可愛いんだわぁ(笑)父娘なのにまるで恋人同士みたいで…。
結構長いセリフだったのに、ありちゃん噛まずにミスなく自分のセリフを発してました。
すーさんとのやり取りも良かったしね。堂々としたもんです。
菜々野ありは月組の西野七瀬(乃木坂46)やー(笑)
最高にキュンキュンしました。

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点満点です。
 
以上です。