今日は梅田芸術劇場シアタードラマシティに行ってきました。
ちなみに今日は時間間違えてませんよ(笑)
 
それでは以下ネタバレします。
気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。
席はほぼセンターブロックの18列目。
ほぼオペラ不要。贔屓の娘役さんの時だけ使用しました(笑)
 

宝塚星組公演
『阿弖流為 –ATERUI–』
~梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ~
2017年7月21日(金)天気:晴れ時々曇り

<公演時間> 
1幕 12:00 ~ 13:10
~休憩25分~
2幕 13:35 ~ 14:30
 
■主な配役 ※以下敬称略
阿弖流為[あてるい]【胆沢の蝦夷の長の跡継ぎ 蝦夷の心を守り戦い抜いた古代の英雄】
礼 真琴
佳奈[かな]【阿弖流為の盟友 母礼の妹】
有沙 瞳
坂上田村麻呂[さかのうえのたむらまろ]【朝廷の威信を懸け立ちはだかる智将】
瀬央 ゆりあ
桓武天皇[かんむてんのう]【第五十代天皇】
万里 柚美
伊治公鮮麻呂[これはるのきみあざまろ]【朝廷に与する伊治の蝦夷の長】
壱城 あずさ
坂上全子[さかのうえのまたこ]【田村麻呂の妹】
音波 みのり
紀広純[きのひろずみ]【蝦夷征伐を目論む朝廷の高官】
輝咲 玲央
惡玉[しらたま]【田村麻呂に仕える女】
夢妃 杏瑠
紀古佐美[きのこさみ]【蝦夷討伐を目論む朝廷の高官】
夏樹 れい
御園徹成[みそのてつなり]【田村麻呂の部下】
漣 レイラ
伊佐西古[いさしこ]【江刺の蝦夷の長の跡継ぎ】
ひろ香 祐
諸絞[もろしま]【和賀の蝦夷の長の跡継ぎ】
音咲 いつき
鞍摩[くらま]【惡玉配下の女】
白鳥 ゆりや
百済王俊哲[くだらのこにきししゅんてつ]【蝦夷討伐を目論む朝廷の高官】
桃堂 純
母礼[もれ]【黒石の蝦夷の長の跡継ぎ】
綾 凰華
飛良手[ひらて]【胆沢の長に仕える蝦夷】
天華 えま
滝名[たきな]【蝦夷の女】
澪乃 桜季
延鎮[えんちん]【子嶋寺の僧】
湊 璃飛
多久麻[たくま]【鮮麻呂の部下】
天路 そら
大伴真綱[おおとものまつな]【蝦夷征伐に加担する朝廷の高官】
蒼舞 咲歩
菟穂名[うほな]【佳奈の義弟】
天彩 峰里
鹿成[しかなり]【舎人部】
希沙 薫
猪足[ししたり]【舎人部】
碧海 さりお
物部天鈴[もののべのてんれい]【北国に移住した物部一族の嫡男】
颯香 凜
播摩[はりま]【惡玉配下の女】
麻倉 しずく
阿奴志己[あぬしこ]【志和の蝦夷の長の跡継ぎ】
天飛 華音
丈部善理[はせつかべのぜんり]【朝廷軍の武人】
咲城 けい
和我女[わがめ]【鮮麻呂の妻】
都 優奈
星丸[ほしまる]【阿弖流為の息子】
紅咲 梨乃
絞斗[しまと]【諸絞の息子】
鳳真 斗愛
原作/高橋 克彦「火怨 北の燿星アテルイ」(講談社文庫)
(c)高橋 克彦/講談社
脚本・演出/大野 拓史

[解 説]
1999年に講談社より刊行され、2000年に吉川英治文学賞を受賞した高橋克彦氏の小説「火怨」を舞台化。8世紀、東北へ支配領域を拡大する大和朝廷が蝦夷征伐に乗り出す中、故郷を守る為に立ち上がった蝦夷の若き指導者・阿弖流為は、仲間と力を合わせ朝廷軍を打ち破っていく。しかし勝利は更なる戦いを招き、やがて朝廷軍の切り札である坂上田村麻呂に征夷の命が下される。蝦夷の誇りを守るため戦う阿弖流為の生き様を、迫力に満ちた立ち回りを織り交ぜ、スペクタクルなミュージカル作品としてお届け致します。

[感想]
ストーリーですが…。
8世紀、大和朝廷が勢力を伸ばす中、東北地方を支配下に入れようとしていた。
それをさせじと蝦夷の若き指導者・阿弖流為[あてるい]が親友母礼[もれ]と共に仲間と力を合わせ朝廷軍を打ち破る。しかし朝廷軍が切り札である坂上田村麻呂に征夷の命が下される。
~以下省略~
 
ステージの背景に4枚のパネル。そこに映し出される映像。
まるで劇団新感線のようなプロジェクションマッピング。
最近の宝塚ではあまりお見掛けしない舞台設備。
特に馬が駆けるシーンなんて凄かったです。斬新でした。
宝塚も色々考えてるんですね。演出はお見事でした。
歌が上手い礼真琴さん主演の今回のお芝居。
やっぱ歌が上手い人が主演をすると劇が締まりますね。
歌ってる礼真琴さんを見てると凄く柚希礼音さんとオーバーラップする。
凄く似てきたなという印象。演技の感じもそういう感じでした。
フィナーレでプチショータイムがあるんですが、そこでのデュエダンが圧巻。
相手役の有沙 瞳さんを軽々と持ち上げたと思ったらそこからのリフト。
それが結構高速でグイングイン回る。まるでコマのように…。
それがまた綺麗なんだわ…。こんな規律のいいリフト初めて見た…。
これがTHE礼真琴なんだよね。改めてこの方の凄さを知らされた感じです。
 
坂上田村麻呂[さかのうえのたむらまろ]役の瀬央 ゆりあさん。
朝廷側の智将なんだけど、貴族たちからは結構総スカンな感じ…。
そのため、貴族たちが蝦夷征伐に失敗すると、お前が行けよ的に言われてしまう…。
メチャ優秀な将なのに孤独なんですね(笑)
でも最後には阿弖流為と友になる。その芝居が凄く良かった。
雰囲気で持って行く演技が上手いですね。
 
佳奈[かな]【阿弖流為の盟友 母礼の妹】役の有沙 瞳さん。
今回のヒロインなんだけど、最初は男勝りな感じで娘っ気全く無し。
…ですが、阿弖流為と結ばれた佳奈は凄く可愛らしかった。
言ってみれば究極のツンデレですね(笑)
お芝居の演技は定評があるくらい上手いし、歌ももちろん上手いしね。
今回彼女のソロめちゃ長かったんじゃない?めちゃ癒されました。
客席にも数回降りる…。通路側じゃなかったのが悔しいです。
ヒロインくらっちいいんじゃない。礼真琴さんとも合いますね。
 
菟穂名[うほな]役の天彩 峰里さん。
娘役なのに今回の役は佳奈の前夫の弟。
なのでセリフはめちゃ男声でした(笑)ああいう声も出るんですね。
しかも結構血気盛ん。1幕で思いっきり印象に残ったのが彼女の役のような(笑)
でも1幕で殺されちゃうから2幕は出番無し…ではなく違う役で出てた(笑)
インパクトが強い役で宙組へ異動前に記憶に残る役ができて良かったですね。
でも宙組は同期のまどかちゃんがトップ娘役なので彼女はどういうポジションになるの?
宙組でも大切に育ててほしいと切に願います。
 
そのほかの娘役ではやっぱり上級生の2人が良かったですね。
坂上全子[さかのうえのまたこ]【田村麻呂の妹】役の音波 みのりさん。
惡玉[しらたま]【田村麻呂に仕える女】役の夢妃 杏瑠さん。
この2人の歌声って石清水の清流みたいに全然濁りがない感じ…。
優しくオブラートに包まれた感じの歌声。メチャ癒されました。

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点満点とさせていただきます。
 
以上です。
 
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