今日は今年初の遠征。
朝8時初のアーバンライナーで名古屋へ。
通常は2時間で着きますが、ちょっと遅れて2時間15分で到着。
その後、地下鉄の東山線で栄駅へ。
この地下鉄が超激混みでした。朝10時であの混みような何?
正直御堂筋線よりも酷いですね。朝10時で超ラッシュに巻き込まれたよう感じです…。

そこから徒歩3分の場所にある中日ビルへ。
早めに地下1階にある食堂で五目きしめん+天むすの定食を食べました。
ちょっとお汁薄かったけど、久々のきしめんは非常に美味しかったです。

食事の後にいざ劇場へ。
9階にある劇場までは専用のエレベーターがあるのですが、最初に全く違うエレベーターに乗ってしまい焦りました(苦笑)劇場に上がるには1階の専用の乗り場から乗らないとダメなんですね。たくさんの人が並んでいてそれに続きましたが、エレベーターでしかも2基しかないエレベーターに乗らなければならないのは不便ですね。

今回は事前購入のチケットで入場。
席は下手側の19列目。かなり後方でしたが、後方は高台で非常に見やすかったです。
イメージ的にはちょっと梅田のドラマシティに似てる感じですね。

それでは観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。


宝塚雪組公演
タカラヅカ・シネマティック
『ローマの休日』
脚本・演出/田渕 大輔
~中日劇場~
2016年6月16日(木)天気:雨

<公演時間> 
1幕 12:00  ~ 13:15
~休憩30分~
2幕 13:45  ~ 14:55

■主な配役 ※以下敬称略
ジョー・ブラッドレー 早霧 せいな
アン王女 咲妃 みゆ
ヴィアバーグ伯爵夫人 梨花 ますみ
大使 奏乃 はると
フランク・シモーニ/支局長 鳳翔 大
エヴァ・ガリアーノ 沙月 愛奈
式部官/警察署長 朝風 れい
ルイザ/野菜売り 千風 カレン
ダリオ 透真 かずき
アーヴィング・ラドビッチ 彩凪 翔 (月城 かなと)
クレア 桃花 ひな
プロヴノ将軍 真那 春人
警官/クラブの歌手 久城 あす
果物売り 杏野 このみ
雑貨売り 愛 すみれ
フランチェスカ 星乃 あんり
ジェラート売り 桜路 薫
マリオ・デ・ラーニ 月城 かなと (彩凪 翔)
肉屋 和城 るな
ポール 真地 佑果
アクセサリー売り 彩月 つくし
※()は役替わり時の場合です。

[解 説]
イタリアのローマを舞台に、新聞記者ジョーとヨーロッパ各国を歴訪中のアン王女との束の間の恋を描いた映画「ローマの休日」。名優グレゴリー・ペックと、この映画で一躍スターダムに駆け上ったオードリー・ヘプバーン主演による本作品は、アカデミー賞三部門を受賞し、公開から半世紀を経た今もなお、世界中の人々から愛され続けています。この不朽の名作を、早霧せいなと咲妃みゆを中心とした雪組がミュージカル化。ロマンチックで切ない史上最高のラブストーリーを、宝塚歌劇ならではの華やかな舞台でお楽しみ下さい。

[ストーリー]
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者、アン王女は、欧州親善旅行でロンドン、パリなど各地を来訪。ローマでは、駐在大使主催の歓迎舞踏会に出席する。強行軍にもかかわらず、元気に任務をこなしていた王女だが、内心では分刻みのスケジュールと、用意されたスピーチを披露するだけのセレモニーにいささかうんざり気味。就寝の時間になると、侍従たちを前に軽いヒステリーを起こしてしまう。

主治医に鎮静剤を注射されたものの、気が高ぶっているため、なかなか寝つけない。ふと思いついた彼女は、宿舎である宮殿をひそかに脱出する。夜のローマをぶらぶら歩いていた彼女は、やがて先ほどの鎮静剤が効いてきて、道ばたのベンチに身体をぐったりと横たえる。

そこを偶然通りかかったのが、アメリカ人の新聞記者ジョー・ブラッドレー。若い娘がベンチに寝ているのを見て、何とか家に帰そうとするが、アンの意識は朦朧としていて埒があかない。彼女をそのまま放っておくこともできず、ジョーはアンを自分のアパートへ連れて帰り、一晩の宿を提供する。

翌朝、うっかり寝過ごしたジョーは、まだ眠っているアンを部屋に残したまま、新聞社へ向かう。支局長から「アン王女は急病で、記者会見は中止」と聞いたジョーは、そこではじめて昨晩の娘の正体が、実はアン王女だったことに気づく。王女には自分が彼女の身分を知ったことを明かさず、ローマの街を連れ歩いて、その行動を記事にできたら大スクープになる! ふってわいたチャンスに色めき立ったジョーは、アン王女の特ダネを取った場合の破格のボーナスを支局長に約束させる。

ジョーのアパートで目を覚ましたアンは、思いがけない事態に驚くが、同時にワクワクするような気分も感じていた。アパートを出た後も、せっかく手に入れた自由をすぐに捨て去るには忍びず、街をのんびりと散策。ジョーに借りたお金で、かわいいサンダルを買ったり、ヘアサロンに飛び込んで長い髪をショートにしたりと、ごくふつうの女の子のように楽しい時間を満喫する。アンがスペイン広場でジェラートを食べていると、彼女の後を追ってきたジョーに声をかけられる。偶然の再会を装う彼の「思いきって1日楽しんだら?」という声に押され、アンは宮殿に戻るのを夜までのばすことに決める。

スクープに必要な証拠写真をおさえるため、ジョーは同僚のカメラマン、アーヴィング・ラドビッチも誘って、アンにローマ案内を買って出る。オープンカフェでは初めてのタバコを試し、2人乗りしたスクーターで街中を疾走。真実の口や、祈りの壁など名所の数々も訪れた。夜は、サンタンジェロの船上パーティーに参加するが、その会場にはついにアン王女を捜しにきた情報部員たちが現れる。アンとジョーは情報部員相手に大乱闘を繰り広げた後、一緒に河へ飛び込んで追手の目を逃れる。

つかの間の自由と興奮を味わううちに、いつの間にかアンとジョーの間には強い恋心が生まれていた。河からあがったふたりは、抱き合って熱いキスを交わす。お互いへの本当の想いを口に出せないまま、アンは祖国と王室への義務を果たすために宮殿へ戻り、ジョーは彼女との思い出を決して記事にはしないと決意する。

その翌日、宮殿ではアン王女の記者会見が開かれる。アーヴィングは撮影した写真がすべて入った封筒を、王女にそっと渡す。見つめ合うアンとジョー。「ローマは永遠に忘れ得ぬ街となるでしょう」笑顔とともに振り向いたアン王女の瞳には、かすかに涙の跡が光っていた。

[感想]
内容をざっくり言うと、とある新聞記者のジョー(早霧せいな)が街のベンチで寝てる女性を介抱したら、その女性がアン王女(咲妃みゆ)だと判明。そこでスクープを撮ろうと親友でカメラマンのアーヴィング(彩凪 翔)と共謀する。しかし、アン王女のために1日ローマを案内しているうちに彼女のことがほんとに好きになり、スクープすることをやめる…。その後、ともに身分を明かすことなく、アン王女は宮殿に帰り、その翌日に記者会見が開かれる…。

…というのが主な内容。ほんとは金のためにスクープしようと企んでいたジョーだけど、彼女の人間性に惚れてやめてしまった…という超感動な物語。最初は笑いがいっぱいあって、最後はホロリと涙する…。なんと感動的な物語なんでしょうか…。生の舞台なのにまるで映画を見てるような気分になりました。清々しいというのが観劇後の正直な気持ちです。
こういう公演をまさちゃぴで見たかったな…。サヨナラ公演にはうってつけの作品ですね。

それでは個別の感想。

彩凪 翔さん
ジョーの親友のアーヴィングというカメラマン役。
ジョーから依頼を受けてアン王女を隠し撮りしたにも関わらずその写真はボツ(笑)
しかも口止めで蹴られ、殴られの暴行も受ける損な役回り(笑)
でも彼女が星乃 あんりちゃん演じる超美人のフランチェスカ。
あんな美人がいたら脇目もふらず家に直帰ですけどね(笑)

月城 かなとさん
マリオという美容師の役。
アン王女が偶然立ち寄った美容院で彼女の髪をカット。
そのカットシーンが芸術的で、切った髪が芸術的に飛びまくります(笑)
キャラも独特で、カット後の彼女を溺愛してしまい、その後狂ったように求愛(笑)
なんかめっちゃ気持ち悪いキャラですが、メッチャ笑ってしまいました(笑)

星乃 あんりさん
フランチェスカというアーヴィングの恋人役。
これがめっちゃ可愛くて、見た瞬間キュンキュンしてしまいました(笑)
こういう可愛いあんりちゃんってなんか久々かも…。
ちぎちゃんにヴェスパ盗られちゃった時に、怒る顔が超可愛い。
それと、アーヴィングがデートの約束をすっぽかして、ジョーとの仕事の最中に遭遇。
その時に「今日は1日私のために空けてくれるんじゃなかったの?」
…というセリフが今日最大のキュンキュンポイント(笑)
もちろん、いっぱい空けちゃいますよ~って私じゃないねw

咲妃 みゆさん
世間知らずな王女アンを演じています。
ジョーの部屋にいるときに「ここはエレベーターですか?」なんて失礼もゆうみちゃんなら嫌味に感じません(笑)ジョーは感じただろうけど(笑)
ローマ散策でジョーと2ケツしてヴェスパに乗ってたら、いつの間にか1人で運転して大暴走(笑)自身は真剣なのに、思いっきりボケ倒すという感じのキャラが凄く面白かったです。予期せぬシーンで笑いが起こる…というのがゆうみちゃんの魅力でしょうか。とても素晴らしいアン王女でした。

早霧 せいなさん。
主演のジョーという新聞記者の役。
アン王女を介抱した日は彼女の身分は知らなかったのですが、見ず知らずなのに、パジャマを用意したり、タオルを用意したり、シャワー浴びといで…と言ったりとさりげなくカッコイイ。私が女性だったら抱かれたいです(笑)しかも王女だとわかった後でも、優しく彼女をローマに案内し、せっかくのスクープ写真もとりやめ、彼女が身分を明かそうとした時も遮るジェントルマン。ジョーさんはなんていい人なんだ(笑)こういうことがあったので、最後の記者会見のシーンではすすり泣く女性客がたくさんいらっしゃいました。悲しくて泣くということではなく、優しさに泣く…ということなのでしょうね。

フィナーレは少しですが、タンゴ。
カッコイイ踊りで公演を締めくくってくれました。

…というわけで休憩を挟んで約3時間の公演堪能いたしました。
ちぎみゆの魅力は芝居にあり…ですね。


次回の観劇は19日(日)。
松竹座にて
『七変化ねずみ小僧捕物帳』を観劇予定です。


以上です。


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