今日は久しぶりぶりに兵庫芸術文化センター 阪急中ホールに訪れました。
その西宮北口駅の改札から遊歩道を歩いて約5分。そのまま直進すると劇場に簡単に入れます。




10周年のフラッグがたくさんありました。



 
和を感じさせる劇場入り口。旅館のようです。

入り口の前にはたくさんの花スタンドがありました。

写真はほんの一部です。


本日のお席は上手側の7列目の通路側。

ほぼオペラいらずで非常に快適に観劇できました。

今日は千秋楽なんですが、お客さんの入りは5~6割程度。

前方~8列目くらいはいっぱいなのに、それ以降の後方の席はガラガラでした。

寂しい入りですね。お隣のホールは満席だったのでそちらに流れたのかな?

2幕の最初に自分が座ってた席の隣の扉から女王様姿の彩輝なおさんが入ってきてビックリしました(笑)間近で見るとめちゃでかいッスね(笑)



それでは本日のレポートです。


音楽劇 Sleeping Beauties -夢をあやつるマブの女王-
~兵庫芸術文化センター 阪急中ホール~
2015年11月1日(日)天気:晴れ時々曇り


<公演時間> 
①12:00  ~ 13:10
~15分~
②13:25  ~ 14:20



 


(場内の様子)
座席数は全部で800席ありまして、1階と2階に分かれてます。
木目調のクラッシクな感じの客席でなかなか風情があります。

 
      

<出演者> ※以下敬称略
彩輝 なお(元宝塚月組トップスター・76期生)… マブの女王
原嶋 元久… 愛犬シェリー
美羽 あさひ(元宝塚宙組娘役・85期生)…姉エマ
サントス・アンナ…妹ユマ
沼尾 みゆき(元劇団四季退団後初舞台)… (マブの女王の母)
金 すんら(元劇団四季)… ハズ(マブの女王の夫)


<スタツフ>
作・演出… 石丸 さち子
音楽…伊藤 靖浩


[ストーリー]
両親と死別し心を閉ざした姉妹、エマとユマ。彼女たちとずっと一緒に暮らしてきた愛犬シェリーは、その一生の終わりに、姉妹を夢の世界へと誘います。案内役は、夢をあやつるマブの女王。
世界の過去、現在、未来へと、時空を超えた冒険は、少女たちに新しい未来と愛、勇気と覚悟を運ぶはず!

―これはかつて少女だったすべての女性に贈る物語。女たちを愛してくれるすべての男性に贈る物語。


<ストーリー補足> ※解釈の違いはご容赦ください
初めに光があった。光は突然消えた」…という旧約聖書のフレーズが出てくるエマとユマの姉妹の歌のプロローグからのスタート。その後、姉妹が愛犬シェリーにベッドで寄り添いながらの会話へ移行します。

天才画家と言われたエマは「詩集なんてださなきゃよかった」と言い、天才詩人と言われたユマは「絵を描かなくても生きてこれた」と言うそれぞれの後ろ向きな発言。過去は忘れて目の前の現実だけを生きていけばいいと言う2人…。


その時に大きな稲光と雷音が響き、女王マブが登場、それとともに、犬だったシェリーが突然人間に変身する…。驚くエマとユマの2人…。「これは夢なのか?」と問うと、「お察しのとおりこれは夢。あなた方が見ている夢なのです」…と。続けて、「自らの柔らかな殻に閉じこもり、美しさを奢るなかれ、未来に目を向けよ」…と2人に言うマブの女王。その後、マブが魔法をかけて夢の世界へ…。


まずは大過去の「箱と虹」。ここではエマがユマのことが嫌いだったと告白。みんなユマばかりで自分を構ってくれる人がいなかった…。描いたものに家族を見いだせたと話す…。
次に近過去の「モンスターと少女」に移動。そこでユマは「自分が生まれてきたせいでお母さんは死んだ、お母さんが死んだからお父さんも死んだ、自分なんて生まれてこなければよかった」と自分自身を呪う。「言葉が話せればこんな醜い私でもあの美しい人たちと分かりあえる」でも言葉・文字を習得したところでモンスターを待っていたのは絶望だけ…。エマも詩集を出したところで心ない大人たちに傷つけられたことを告白します。


次に現在のいばら姫に移動。ここではエマとユマは現実に眠り続けていますが、絵本を出版し世間に持て囃されたことで疲れ果てていた。そこに自殺したお父さんの日記を読んで自分達が愛されていたことを知る…。軽蔑とか怒りとか生きてきた自分がなんだったのか…と嘆く。その後、もう疲れたと言って本を閉じ再び夢の世界へ逃避する2人。


シェリーは言う。「2人は疲れきっていた。花園の扉の鍵を見つけたのは、彼女たち自身だったのか」
姉妹は呪いに自らかかったのでした…。


現実の世界で眠るエマとユマを囲むシェリーとマブ。
シェリーはこの夢の終わりをハッピーエンドで終わらせるつもりだったのですが、マブの見通した未来は違ってました。マブはシェリーが持っているカバンを指差し、「カバンを開けてみて」と言う。シェリーは「これは僕が持っていく大切なものだよ」と言うが、「悪いけど中身は差し替えさせてもらったわ」とマブは言う。そこでシェリーが中身を見るとカバンの中からテーブルクロスと帽子と角笛が出てきます。マブから「どれを選ぶ?」と聞かれ、シェリーはテーブルクロスを選ぶのですが、「このカバンがあればテーブルクロスも手に入る」「帽子があればカバンもテーブルクロスも手に入る」「角笛があればテーブルクロスもカバンも帽子も手に入る」とマブたち3人に畳み掛けられてしまいます。実はこの話、グリム童話の『背嚢と帽子と角笛』でテーブルクロス(単純に欲求を見たす純粋な目的のもの)を手に入れてもカバンや帽子や角笛(利己主義・欲望)を持った他人に簡単に奪われてしまう…ということを解いたものみたいです。最後の結末でかなり深い内容のものを持ってきておりました…。


最後にシェリーが姉妹に「ボクを絵本に描いて」と言って息絶えます。
その後、姉妹は絵本や詩を書くことを再開。シェリーの願いが叶えられたということで2人が目覚める…というのが最後の内容でした。


<感想>
それでは個別の感想です。
彩輝なおさん。
主演の女王マブを演じる元宝塚月組トップスターだった方。(愛称:さえちゃん)
でもトップ時代は約1年と短く、相手役が不在だった時もあるらしいです。
不遇なトップさんだったんですね。
女王様メイクがキツくて、最初出てきた時、カルーセル麻紀かと思いました(笑)
パンフのお写真は可愛いのにかなり違和感が(笑)
身長高いんですね。公称170とありますが、180くらいに感じました。
劇中の歌声とセリフは凄く低い声で、宝塚の男役感がいっぱいありました。
でもカーテンコールでの声がメチャクチャ可愛らしい(笑)メチャ女の子チック(笑)
その声の可愛さにめちゃ萌えました(笑)この辺はさえちゃんって感じですね。
歌については賛否両論分かれますが、個人的にはめちゃ上手いと思います。
非常に場内に声が響き通ってました。(これとても重要)
今回初観劇でしたが、また違う芝居でも見たいなと思わせてくれる方でした。


原嶋元久さん。
愛犬シェリー役ですがめちゃイケメンです。
テニスの王子様とか他のミュージカルで活躍されてるみたいですね。
歌も上手くて演技力もいいです。
カーテンコールでは犬のように走りまわって場内のお客さんを笑わせてくれてました。


美羽あさひさん。
姉エマ役のあさひさんは元宝塚宙組の娘役さん。(愛称:まさみ)
何度かテレビで拝見したことがあります。とても綺麗な方ですね。
広島県広島市のご出身なんですね。
85期なんで同期はちえちゃんや映美くららさんがいらっしゃいます。
元娘役なんで歌声がとても透き通ってました。娘2番手時代は蘭寿さんと組むことが多かったんですね。


サントス・アンナさん。
妹のユマ役を演じられてました。
まだ26なんですね。とてもお若くて可愛い方でした。
…が残念ながら既婚者(笑)夫は楽天の美馬投手だそうです。
あさひさんと一緒にデュエットする場面は非常に歌声がよかったです。


沼尾みゆきさん。
マブの女王の母役ですが、実際はマブの女王(彩輝なおさん)より年下なんですけどね(笑)
元劇団四季の女優さんで今回が初舞台だそうです。
劇団四季とあって歌声が凄くパワフル。安定してますね。
四季独特のセリフまわしはなく、セリフがごく普通。癖は残ってなさそう…。
歌も上手くて演技もいいし、これから活躍されそうです。


金すんらさん。
マブの夫役ですが、特にいちゃつくこともなく夫だったのと思ってました(笑)
この方も元劇団四季。歌は上手いし演技も抜群。時折笑いも入れてサービスも満点(笑)
金さんの舞台、何度か拝見しましたが、いつもユニークで面白いです。
また出演されてる舞台を見に行きたいです。


…というわけで休憩無しの2時間の公演。
ちょっと内容は難しかったけど、歌が良くてとても楽しめました。
音楽劇とミュージカル、さほど違いはないですね。


次回の観劇は5日(木)。
宝塚大劇場にて花組「新源氏物語」(4回目)観劇予定です。


以上です。