今年の3月の倖田來未さんのコンサート以来の訪問となった大阪フェスティバルホール。
今回は3度目ですが、ミュージカルは初の観劇となりました。

入場は12時過ぎ…。既に2Fロビーまで開場済みでしたのでエスカレーターで2Fへ。
それにしても長いエスカレーターですね。ここは…。




12時半に2F以降も開場。エレベーターで更に上に進みます。
以前訪れた時は1F席の中段の超良席で今回は3Fの最後列(苦笑)
両極端ですが、貧乏サラリーマンが1万2千円も払ってられないです(笑)

座った感じですが、急勾配で梅田芸術劇場に似た感じですね。
椅子はオリックス劇場に似た感じの雰囲気。
割と高台ですので3Fでも結構見やすいです。
もちろんオペラグラスは必須ですが(笑)




※ロビーの照明とピアノ。ちなみにこちらのピアノは宝塚と違い音は出てません(笑)





それでは本日のレポートです。

ミュージカル
『ミス・サイゴン』
~大阪フェスティバルホール~
2014年9月11日(木)天気:曇り(午前小雨)



<公演時間> 
1幕 13:00  ~ 14:15
~休憩25分~
2幕 14:40  ~ 15:45




(場内の様子)
豪華なシャンデリアを備えるロビー、そして間口30.7m・奥行22.5mの大舞台と2,700席の客席を擁するフェスティバルホール。外壁?にゴンドラ席も数席あって非常にゴージャス感が漂います。
今日は満席ではなかったですがほぼ8割の客入り。お客さんの層は50~60代くらいかな?
もちろん20代~30代の若いお客さんもいましたが、女性の割合が多いですね。
中には着物で来られてる人もいらっしゃいました。さすがフェスティバルって感じですね(笑)
 
      

<出演者の主な配役> ※以下敬称略
【エンジニア】フランスとベトナムの混血児で本名はトランヴァンディン。サイゴンで売春宿を経営する。
 筧利夫 駒田 一 ※交互出演(今公演は駒田)

【キム】田舎村に住むベトナム人。ベトコンに家族を殺され、家を焼かれ17歳でサイゴンまで逃げてきた。
 笹本玲奈 知念里奈 昆 夏美 ※交互出演(今公演は笹本)

【クリス】アメリカ兵。本名クリストファー・スコット。
 原田優一 上野哲也 ※交互出演(今公演は上野)

【ジョン】クリスのベトナムでの戦友。クリスがキムに会うきっかけとなった売春宿へクリスを連れて行く。
 岡 幸二郎 上原理生 ※交互出演(今公演は岡)

【エレン】クリスの妻。ベトナムから帰国したクリスと結婚。
 木村花代 三森千愛 ※交互出演(今公演は木村)

【トゥイ】キムの従兄弟。13歳の時に、キムの両親がキムとの結婚を決める。
 泉見洋平 神田恭兵 ※交互出演(今公演は泉見)

【ジジ】エンジニアの経営する売春宿で働くコールガールの一人。その売春宿で「ミス・サイゴン」となる。
 池谷祐子 吉田玲菜 ※交互出演(今公演は池谷)


その他の出演者
石川 剛 植木達也 大木智貴 大竹 尚 大津裕哉 加藤貴彦
川島大典 木内健人 後藤晋彦 小林遼介 佐久間雄生 白山博基
杉山有大 仙名立宗 染谷洸太 丹宗立峰 土器屋利行 土倉有貴
中田洋介 西川大貴 萬谷法英 三井太一
※出演を予定しておりました三井太一は、アキレス腱を負傷し、全公演を休演。
※出演を予定しておりました大竹 尚は、骨折のため全公演を休演。


青山郁代 磯貝レイナ 可知寛子 吉川恭子 木南清香 小島亜莉沙
長谷川ゆうり 華花 福田えり 藤咲みどり 吉田玲菜

【タム】 浅沼みう  陣 慶昭  新津ちせ ※交互出演(今公演は新津)


[イントロダクション]
ミュージカル『ミス・サイゴン』は1989年ロンドン・ウエストエンドを皮切りに、91年ニューヨーク・ブロードウェイ、そして92年に東京・帝国劇場で上演されました。2008年には日本での上演回数1,000回を達成するなど、これこそメガ・ミュージカルとして、日本中で愛されてきた作品です。
2012-2013年には新たに新演出版『ミス・サイゴン』が全国12都市13劇場で上演され、各地で満員の客席がスタンディング・オベーションで湧くなど大好評を博しました。
そして、2014年9月に満を持してフェスティバルホールに新演出版が登場します!!
『レ・ミゼラブル』のアラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルクによる全編魂に響く名曲の数々はもちろん、劇場内は、サイゴンの暑い夏の匂い、ヘリコプターや爆竹の轟音、そして、リアルを追求した出演者たちの熱気が充満し、あなたの五感を揺さぶります。
全てのミュージカルファンに捧げる、新演出版『ミス・サイゴン』どうぞご期待ください!!

[ストーリー]
ベトナム戦争末期、両親を失った少女キムは陥落直前のサイゴン(現在のホー・チ・ミン市)でフランス系ベトナム人のエンジニアが経営するキャバレーでアメリカ兵クリスと出会い、恋に落ちる。
お互いに永遠の愛を誓いながらも、サイゴン陥落の混乱の中、米兵救出のヘリコプターの轟音は無情にも二人を引き裂いていく。
クリスはアメリカに帰国した後、エレンと結婚するが、キムを想い悪夢にうなされる日々が続いていた。一方、エンジニアと共に国境を越えてバンコクに逃れたキムはクリスとの子タムを育てながら、いつの日かクリスが迎えに来てくれることを信じ、懸命に生きていた。
そんな中、戦友ジョンからタムの存在を知らされたクリスは、エレンと共にバンコクに向かう。クリスが迎えに来てくれた---心弾ませホテルに向かったキムは、そこでエレンと出会う。
したたかに“アメリカン・ドリーム”を追い求めるエンジニアに運命の糸を操られ、彼らの想いは複雑に交錯する。そしてキムは、愛する息子タムのために、ある決意を固めるのだった---。



[ストーリー補足と感想]
ステージ前方に半月状のオーケストラボックスがあってオーケストラ隊が生演奏。
…という舞台設定は宝塚とほぼ同じですが、こちらのほうがやや人数少ないかな?


ストーリーですが、最初はエンジニアがベトナムで経営するキャバレーのシーンからスタート。
そこはアメリカ兵を相手に女性たちが愛を売るいわゆる売春行為…。
生々しいエロいシーンの連続で子供に見せても大丈夫?と多少心配ではありました(笑)
(だってR18指定ではないですもんね。このミュージカル)
ちなみにエンジニアとは何かの技術者というわけではなく、、「うまく切り抜けていくやつ」「世渡り上手」

という意味があるみたいです。


そのキャバレーに親友ジョンに連れられてやってきたのがアメリカ兵のクリス。
彼はここでその日が初出勤だったキムと出会い、一目惚れしてキムを買収。
そこからキムとの甘い愛が始まりました。
ロミ&ジュリ以上に多い甘いキスシーンの連続は多少妬けましたけどね(笑)


その後、サイゴンが陥落しアメリカ兵が撤退。
アメリカの大使館付近にはアメリカに行きたいベトナム人がいっぱい…。
その雑踏の中、キムの名前を叫びながらヘリコプターに乗り込むクリス。
一方、クリスの名前を叫びながら人々にもみくちゃにされるキムの姿が…。
愛というのはあっけなく引き裂かれちゃうんですよねぇ…と思う瞬間でした。


時は過ぎ3年が経過…。
ベトナムに残されたキムは子供(タム)を出産。もちろんクリスとの愛の結晶の子です。
その頃、キムの両親が許婚と認めたトゥイという人物が現れます。
彼はキムを迎えにきて連れて行こうとしますが、クリスにまた会えると信じるキムはこれを拒否。
それでも力づくでキムを連れて行きたいトゥイは子供を殺そうとする…。
子供を殺されてなるものか…と咄嗟に銃を構えて発砲してしまいます…。
その後、死んだトゥイを抱きしめ謝るシーンはかなり人間の悲哀がありました…。


ベトナムからバンコクへ逃げるキムと子供(タム)。
それを手助けするエンジニアが一緒にバンコクに逃亡します。
それからバンコクで子供を育てながらキムは生きます。

そこでクリスの友人ジョンが登場。キムの子供の存在を知ってクリスに伝えます。
その後クリスに伝わりバンコクで会えることになったのですが…。
約束の部屋番号を渡されて、ちょっと早く行くとその部屋にはエレンがいた…。
エレンとは現在のクリスの妻…。元妻と現妻が鉢合わせというわけですね。
そこでキムはエレンがクリスの妻であることを知ってしまい絶望。
自分だけを愛してくれていると信じていたのに…と部屋を飛び出してしまいます…。
その後エレンがソロで歌った曲が素晴らしかった…。
もし彼(クリス)が彼女(キム)を選ぶなら私は身を引きますと…。
なんてできた嫁さんなんだとかなり感動してしまいました。
感情がとても篭っていて凄く歌声が澄んでいたのも理由の1つですね。


しばらくしてクリスが帰ってきてキムが来た後だとエレンから知らされます。
そこで初めて妻エレンにベトナム戦争のことを話すクリス。
いつもうなされてたのはこのことだったのか…と気づくエレン。
戦争で疲れてその心を癒してくれたのがキムでありほんとに愛してたと…。
でも今は新しい人生をやり直したい…。そのパートナーが君(エレン)だと…。
その後、キムとその子供(タム)はバンコクで面倒をみればいい…と。
なんて勝手な結論なんだと思ってしまいました…。


その後、キムはタムをクリスとエレンに預ける。
お父さんと幸せに暮らすのよ…と。
その後、銃で自害する…という悲しい結末となりました。


ハッピーエンドで終わらせるならキムとクリスが結婚して子供と一緒に住むこと…。
でもそれをしなかったのは背景にベトナム戦争があるからなのかな?
戦争の残虐さを世間に知らしめたかった…というのが大きな理由なのでしょうね。

ミュージカルというだけあってセリフはほぼ曲で繋ぐ今回の公演。
宝塚のセリフもあって…というミュージカルに慣れてるので多少違和感はありましたが、後半でようやく慣れてきました。本格派のミュージカルはほとんどセリフだけというのはないんですね。


あと、個人的に青山郁代さんを注目してましたが、全然分かりませんでした(苦笑)
売らいでか!ではほぼ主演でしたが、今回は脇役。見つけるのはさすがに無理ですね。
でも最後のカーテンコールでは確認できました。ほんと最後の最後ですいません(笑)


…というわけで見応えたっぷりの約3時間。
戦争というものを改めて考えさせられたミュージカルであったと言えますね。


以上です。