今日は高校生のお芝居の観劇。
前回の日本橋の劇場でもらったフライヤーの中にあった今回のお芝居の告知がありました。
学生もかなり腕を上げてますので馬鹿にできないんですよねぇ…。
とはいえ期待半分、不安半分の中の観劇でした。
番号順ではないけど、並んだ人順での入場で私は10番くらい…。
お決まり?の最前列の席を確保させていただきました(笑)
やっぱり見るならど1番前でしょ(笑)
ちなみに最前列2個空席のままの開演でした(苦笑)
お芝居での最前列やっぱ人気無いですね。
それでは本日のレポートです。
HPE 夏の高校演劇大事件
~道頓堀ZAZA HOUSE~
2014年8月14日(木)天気:晴れ時々曇り
<公演時間>
①13:30 ~ 14:38
②15:00 ~ 15:47
(場内の様子)
道頓堀の中座くいだおれビルB1にある当劇場。
隣はワンコインライブが開催されるPOCKET'Sでその隣がHOUSE。
キャパは150人らしいですが、今日の観客は30人~40人くらい。
最前列も数席空いてました。
<上演作品>
①『オイディプス(ギリシャ神話より)』
淀川工科高校演劇部
<主な登場人物>
オイディプス : 主人公
イオカステ : 主人公の母にして妻
クレオン : テーバイの摂政
テイレシアース : 高名な予言者
コリントスの使者
羊飼い
ライオス : 主人公の父。故人。名前のみ登場。
アポローン(ロクシアス): 本作の鍵となる神託を与えた神。名前のみ登場。
<主なストーリー>
「息子に殺され、その男は母親を妻にするだろう」という神託を受けたテバイの王ライオスは、妻のイオカステと床を共にすることを避けていた。ところがある日、酔った勢いで妻は妊娠しやがて子供が産まれた。神託を恐れたライオスは生まれてきた子供の足にピンを刺し、歩けないようにしてから羊飼いに山に捨てるように命令した。しかしその子を不憫に思った羊飼いはそっと、子供に恵まれないコリントス王夫妻に預けた。夫妻はオイディプス(腫れ足)とその子供を名付け、大切に育てた。
成長したオイディプスはある日、自分がコリントス王夫妻の本当の子供ではないという噂を耳にしたため、不安になって神託を受けに行った。すると「父を殺し、母を妻にするだろう」という答えを聞いたオイディプスは、あまりの衝撃に耐えられず本当の両親と信じていたコリントス王夫妻のもとを去り、二度と会うことのないようにと旅に出た。
旅が始まってしばらくすると、狭い道で老人の乗る馬車に出会った。状況はどちらかが道を譲らなければ通れない。このふたりはけんかを始め、かっとなると抑えのきかない性格のオイディプスはその老人を殺してしまった。この老人こそが、実の父親ライオスであったのだが、そんなことも知らずに彼はテバイを目指して旅を続けた。
途中、オイディプスは人々を困らせているスピンクス、身体はライオンで女性の顔、そして羽を持つ奇妙な生き物に遭遇する。そのスピンクスは道行く人に謎を出し、解けないと食い殺すので犠牲者が増えていた。 ライオス王が馬車の事故で亡くなり、しばらくテバイを支配していたクレオンはこの状況を打開しようと「スピンクスの謎を解いたものにはイオカステを与える」と布告をした。これを聞きつけたオイディプスはスピンクスに挑戦をするが、なんとあっさりと正解してしまった。
Q. 「朝は4足、昼は2足、夜になると3足になるものとは何か?」
A. 「人間」 (生まれたときはハイハイするから4本足、大人になると2本足、老人になると杖をつくから3本足)
そして彼は、実の母であることを知らずにイオカステを妻にし、子供までもうけた。そのままオイディプスはテバイの王となり、平和なときがしばらく続いたが、いつごろからか疫病がはやり始めた。オイディプスは再びアポロンの神託を仰いだが、それは「ライオスを殺した者を探し出し、テバイから追い出せば平和がやってくる」というものだった。
早速彼は犯人探しに乗り出すために、預言者を呼び出した。その預言者は、オイディプスが父のライオスを殺したことを見抜いたが、これを言わなかったために逆に疑われてしまったので真実を述べはじめた。
「先王ライオスは森の中で馬車に乗っていて、鉢合わせた若者、つまりあなたに殺されたのです」
これを聞いたオイディプスは自分の耳を疑い、不安を募らせた。 真実が明かされるのに時間はそうかからなかった。ライオスが殺された時に一緒に馬車に居合わせ、オイディプスを山に捨てようとした羊飼いが現れたので、ここでオイディプスの全てが明らかになった。これを知ったイオカステは、自分の息子と交わったことを恥じ自殺し、オイディプスも、父を殺し母を妻にした代償として、目をピンで突き刺し盲目になった。
テバイを追放されたオイディプスは、姉と共に放浪のたびにでて、やがてはアテナイに近いある村に落ち着き、余生を静かに過ごした。一方テバイでは、オイディプスの息子たちが権力争いをはじめ、戦いの末、相打ちして果ててしまったという。
なお、ユダヤ系オーストリア人で精神分析学者のフロイトはこの話から、男の子は母親に特別な想いを抱くため、知らず知らずのうちに父親を敵対視すろことを、エディプス・コンプレックスと称した。逆に女の子が父親に対して愛情を抱き、母親を憎む傾向はエレクトラ・コンプレックスとフロイトの弟子、ユングによって後に名付けられた。すべてのコンプレックスには、この種のコンプレックスが存在すると言う。
※【オイディプスの悲劇】より
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<感想>
総勢13名によるお芝居。出演者全員が淀川工科高校の演劇部の方々です。
全員が高校生(オール男子)で幼さいっぱいの表情がなんとも可愛らしい(笑)
上記のギリシャ神話の『オイディプス』を現代風にアレンジした今回のお芝居。
今回のお芝居ではスマホを使用したりマスコミ関係(記者)の取材陣も登場します。
さらに徹子の部屋ならぬアツコの部屋?も登場し場を盛り上げます(笑)
オイディプスが裁かれるシーンでは実際の裁判の様子を設定。
被告人がオイディプスで告発したのが某テレビ局のディレクター。
テバイの王となりイカオステを妻にし子供までもうけたオイディプスが実は自分の父親(ライオス)を殺した人物であると…。さらには妻になったイカオステは実の母なんだと…。
呆然と立ち尽くすオイディプスと凍りつく裁判所内…。
その後、イカオステは自殺し、オイディプスも、父を殺し母を妻にした代償として、目をピンで突き刺し盲目になるというストーリーでした。
現代風にアレンジして某テレビ番組を真似る。裁判所の法廷をモチーフにする…というアイデアは凄く良かったと思います。ただ興味を持たせるにはちょっと内容が重たすぎるような気がしますね。始まり~中盤くらいまでちょっと興味を失ってしまいました…。中だるみというか、なんというか…。あとオール男子じゃなくて2人くらいは女性が欲しかったですね。やっぱ女性は演劇の華ですからね。淀川工科男子校なのかな?だとしたらごめんなさいです。
②『夏のフクロ』
堺東高校演劇部
<主な登場人物>
イノシタ ツバサ(男)…久々に帰郷した東京住まいで主人公。
アイザワ タイゾー(女)…ツバサの元クラスメイトの女性。
オオミヤ セイジロウ(男)…ツバサの元クラスメイトで絵が上手い。
謎の紙袋を被った少年(女)…紙袋を被ってツバサにつきまとう。
<主なストーリー>
男2人と女2人の総勢4名のお芝居。
…とあるバスの停留所前で若い男女の会話からスタート。
久々に郷里に帰ってきたツバサと再会を喜ぶ元クラスメイトのアイザワ。
停留所で話がはずむ中、謎の紙袋を被った少年が目の前に…。
妙な紙袋をつけられるツバサ。
とても気にするが、アイザワには彼が見えてないらしい…。
その後学校での美術室での2人の会話となり中3の頃の回想シーンへ…。
ツバサが東京からこの街に転校してきたのは中学3年生…。
美術室でオオミヤが書いた奇妙な絵に驚きます。
その後、そのオオミヤが登場。3人が意気投合し共に絵を書くことに…。
現代のシーンに戻って、突然入ってきた紙袋の少年。ピコピコハンマーでアイザワに悪戯するもアイザワは無反応…。彼女には見えてないらしい…。次にその少年がツバサにある絵を見せるとツバサの表情が激変…。その絵は…。
再び中3の頃のシーン。
3人はコンクールに提出する絵を一生懸命描き続けていました。
絵がほぼ完成に近づいた頃、アイザワとセイジロウが先に帰宅。
ツバサは彼等が帰った後も夜遅くまで描き続けていました…。
このコンテストで絶対入賞しなければいけない…。父と母を仲直りさせるために…。
そこで彼はセイジロウの絵をカッターナイフで無残に切り裂いたのでした…。
入賞するためには彼が邪魔だと…。
その結果、絵を提出できなかったセイジロウは不参加。ツバサは入賞を果たすことができました。
それから数年が経ち大学生になった時に郷里に戻り再びセイジロウと再会。
ツバサも東京で大学に進学していたが、絵を描くことはやめたという…。
セイジロウが理由を聞くと突然怒り出すツバサ。いったい何が…。
その後のバスの停留所でのシーン。
紙袋の少年が登場しスケッチブックを差し出すもそれを投げつけるツバサ。
このまま東京に帰るべきか…。葛藤が彼の心の中でうずまきます。
そこへ紙袋の少年が強引にセイジロウを連れてきます。
その時にツバサが告白。『カッターナイフで絵を傷つけたのは俺だ』…と。
『言ってくれてありがとう』…とツバサを許すセイジロウ…。
その瞬間にツバサの背中や手に付いていた袋が取れました。
袋はわだかまりなんだと…。それがなくなったから袋が取れたのです…。
…というわけで清清しいラストでの終演となりました。
<感想>
パンフレットのフライヤーも無しなので記憶を辿ってのストーリーの記載であることをご了承ください。それにしても素晴らしいお芝居でした。よく起承転結というのが重要だと言われますが、このお芝居はまさにそれができていました。プロ顔負けですね。素晴らしいです。
個人的には紙袋を被った子の演技力が秀逸だと感じました。私が劇団関係者だったら間違いなくスカウトします。セリフが無くても間も素晴らしい。最後に紙袋を取ってくれて可愛らしいお顔も拝見できましたしね(笑)結局ソッチかよですw
(感想総括)
高校生による演劇。期待以上のものを見せていただき非常に満足してます。
3幕目も見たかったけど、1幕、2幕見てこの後また100分も…というのはきつそうなので敬遠しましたがこっちも面白そうだったなぁ…。
高校生のお芝居、明日金曜日もZAZA HOUSEで上演されますので興味のある方はぜひどう
ぞ。1000円で十分楽しめますよ。
以上です。
