それでは本日のレポートです。



 

ゲキバカ2014年7月公演「0号」
いま、観ておきたい”人間愛エンターテイメント”
~ABCホール~
2014年7月27日(日)天気:晴れ時々曇り


<公演時間> 
14:00  ~ 16:20
※14:05-16:38(実際の時間)



(場内の様子)
お客さんの客層は20代~30代の女性が中心。
単独の男性客の姿もありましたが、全体的に若めの客層でした。

ちなみに私の座った席は下手側の最前列。

HPの座席表の事前調査だと2列目の通路側でしたが、配置が変わってて最前列でした(笑)

1週間前に急遽予約したのにラッキーです♪


 
      

<キャストおよび配役> ※敬称略
伊藤今人…山田(新米警備員)
中山貴裕…後藤
田中良子…千代子

村田洋二郎…過去の後藤(菊三郎の2番目の子分)
三枝奈都紀…過去の千代子(食堂の従業員で後藤に恋心を持つ)

鈴木ハルニ…牧田(映画監督)
谷野まりえ…みっちゃん(監督の女性助手)

浜口望海…坂東鶴三郎(役者で大スター)
西川康太郎…菊田(菊鶴三郎の敵役)
伊藤亜斗武…さぶ(菊三郎の3番目の子分)
菊池祐太…ケンちゃん(オカマの殺陣師)
一川幸恵…よね(食堂の女性従業員)

石黒圭一郎…遠山やんす(ポンコツ新聞の記者)
石井亜早実…幸田(毎朝新聞の女性記者で望月の婚約者)

福地教光…望月武(軍人で幸田の婚約者)

岸下香、山崎涼子、佐藤雅美、上野みどり、東千紗都、多賀優…撮影所の人々兼ダンサー

<スタッフ> ※敬称略
作・演出:柿ノ木タケヲ
照明:兼子慎平
音響:竹田 雄
舞台監督:中西隆雄
舞台美術:八木橋貴之
宣伝美術:斎藤さち
写真:飯野高拓 和知明
衣裳:車杏里
音楽 monologue
制作:浅倉良徳 吉田千尋 宮崎正輝 鉾木章浩(basil)
企画・製作:ゲキバカ


<あらすじ>
時代は昭和。舞台はキネマの撮影所。
嗚呼、懐かしきは我が青春。
昭和初期、映画がまだ「キネマ」とか「活動写真」なんて呼ばれていたころ、それは文化の花形だった。活気ある撮影所は、その「キネマ」に青春を懸ける若者たちであふれていた。
明日のスターを夢見る役者。作品で名を上げようとする監督。職人気質の癖のあるスタッフたち。
しかし、時代の背後には軍靴の音が近づいていた・・・。



<解説>
2007年に初演、2008年に再演された、戦争という「時代」に巻き込まれてしまった青年たちの心情を、戦争を知らない世代でも堅苦しくなく等身大に感じられる作品です。コメディーだけど切ない。観る人の感情を揺さぶる作品です。2013年には、都立国立高校の生徒達によって文化祭で上演され、クラス対抗で「アカデミー賞(最優秀作品)」に選ばれたりもしました。今回はついに関西でも上演します。「分かりやすいのに奥深い、王道エンターテイメント」をあなたに。



[感想]
舞台は現代の取り壊し寸前のかつての映画撮影所でのスタート。
そこで夜の見回りについた2人の警備員。1人がベテランで1人が新米。
新米の警備員(山田)が1人取り残されて撮影所の警備を任されることに…。
そこに現れたのが年老いた男性。彼の名は後藤だという…。
彼に芸をしてみろと言われ、サッカーの本田の物真似を披露する山田。
ほんとによく似てました(笑)


そのしばらく後に1人の年老いた女性の姿が…。名は千代子だという…。
後藤と千代子は知り合いのようで、そこから戦前の映画の世界の回想シーンがスタートします。

この撮影所を使って『風の又三郎」という時代劇を撮影していました。
監督はマキダと言い、若干小松政夫に似ています(笑)
助手はみっちゃんという女性で、こちらはなんとなく藤谷美和子似(笑)


役者は坂東鶴三郎と大スターに後藤とさぶの子分。
鶴三郎の敵役に菊田という構図。
そこによねというオカマの殺陣師がいて、この人がなんとなくモノマネ芸人のホリ似(笑)
取材記者としてポンコツ新聞の遠山やんすと幸田という美人の記者の加わります。


大スターとして君臨していた坂東鶴三郎だったが彼の人気は今は下降線。
支持するのはトリマキ連中ばかり…と痛い所をつく敵役の菊田。
本番では本気の殺陣を…とけしかけるが、鶴三郎は大きな病にかかっていた…。
だが挑発に負けるまい…と無理して撮影に臨んだ鶴三郎は撮影中に死を遂げてしまう…。
菊田に後藤とさぶを頼む…と遺言を残して…。


鶴三郎が去ってから数日。塞ぎこむ監督とみっちゃんの前に現れたのが1人の女性。
よねの店で働いてる千代子という薄汚い女性従業員。
彼女を一目見て気に入った監督は、彼女を女優に育てる決意をします。
薄汚い女性からシンデレラのように美しく変わる大女優の誕生。
実は密かに後藤と愛を育んでました。


一方、鶴三郎亡き後は後藤とさぶの面倒を見てる菊田。
後藤の殺陣の腕が上がったことを見込んで大石蔵之助の吉良役に彼を抜擢。
それを聞いて大いに喜んだ後藤であったが、数日後彼のもとにに無常の赤紙が(戦場への召集令状)…。吉良役はできません…と菊田に報告に行くも、菊田にも同じく赤紙が届いてました。
そこで2人は決意。無事に帰ってきて共に忠臣蔵の撮影に望もうと…。


戦場に行くことを千代子に伝えに行く後藤。
千代子に涙ながらに言いました。『ここ(撮影所)にきっと帰ってくる』…と。
でもグアムの戦場で息絶えた彼。千代子の約束を守ることはできなかったのです…。


しばらくして戦争は終わり日本は敗戦。望月が1人帰国してきました。
監督は彼に尋ねました。『後藤はどうしたのか』…と。
望月は言いました。彼はグアムで死を遂げたのだ…と。
監督と助手は望月を罵りましたが、千代子は信じて待つことにしました。
『彼はきっとここに帰ってくる』…と。

それが冒頭の部分に繋がった後藤と千代子の存在。
なのですが、後藤は戦死してるはずなのに何故彼の姿が…。
また千代子も実は20年前に癌でなくなっていた…。
時を経てここで再会したのは幽霊となって現れた2人の姿だったというお話でした。


以上、少し短縮して私なりの解釈でまとめさせていただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

多少間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。


前半の部分だけみると完全な喜劇。シリアスな部分は全くありません(笑)
個人的にはかなり重い戦争の話を予想してましたが内容は全然違いました。
あとレポから漏れましたが、伊藤さんが野々村議員の真似もされてかなり爆笑の渦でした。時事ネタですがなかなか迫真に迫ってました(笑)


中盤くらいにはミュージカルのような歌やダンスも披露する女性陣。なんか劇団四季を見てるような感じです。タップダンスもあって凄いド迫力でした。アッパレです(笑)

そんな中で個人的に気に入ったのが石井亜早実さん。元劇団四季に在籍されてた女優さんだそうで、退団は最近の話だそうです。笑顔がキュートで小っちゃくて可愛くてダンスが上手い超ドストライクな人でした(笑)いやぁ、ヤバイです(笑)


最初はお笑い一辺倒だったのに、ラストはシンミリとシリアスな風潮に様変わり。
涙腺が硬い?私も不覚にも一筋の涙がこぼれてしまいました…。
周りの女性客がほとんど泣いてましたからねぇ…。このシチュエーションでは仕方ないですね。

笑いあり、ダンスあり、歌あり、涙あり…とお芝居の醍醐味が凝縮されてた今回の公演。
非常に非常に感動いたしました。またこの劇団のお芝居があればチェックしておきたいと思います。

個人的にはもう1度石井亜早実さんにも愛たーーい(笑)


次の木曜日は梅田芸術劇場。
噂のミュージカル『レディ・ベス』観劇してきます。


以上です。