今日は以前から楽しみにしていた三谷幸喜さんプロデュースの公演『国民の映画』の観劇をしてき
ました。場所は昨年以来の森ノ宮のピロティホール。
平日で雨が降ってるにも関わらず、開演1時間前には長蛇の列。当日券、立ち見券も販売してましたが、席は9割方埋まってました。三谷幸喜さんの作品は相変わらず人気が高いですね。休憩時間では男性トイレも超ラッシュ状態(笑)老若男女問わず幅広い層が訪れた今日の森ノ宮ピロティでした。
もちろんAKBからもきてました。
それでは本日のレポートです。
パルコ・プロデュース
「国民の映画」
~森ノ宮ピロティホール~
2014年3月13日(木)天気:雨
<公演時間>
1幕 14:03 ~ 15:07
~休憩15分~
2幕 15:22 ~ 17:13
(場内の様子)
敷地の周辺一帯にある森ノ宮遺跡の保存のために、特殊梁による高床式(ピロティ)構造を採用した珍しい建築様式の劇場。森ノ宮遺跡からの出土品を展示した遺跡展示室が存在します。客席数は全部で1030席と比較的大きいですが、なだらかな傾斜でどの席からも見やすい劇場です。
ちなみに私の座った席はN列のセンター。前から14列目の肉眼でも表情が確認できる絶好のポジション…。宝塚ではSS席に相当する超良席でした。
<出演者の主な配役> ※敬称略
■ナチス高官
宣伝大臣 ヨゼフ・ゲッベルズ‥‥小日向文世
親衛隊隊長 ハインリヒ・ヒムラー‥‥段田安則
空軍元帥 ヘルマン・ゲーリング‥‥渡辺徹
ゲッベルスの妻 マグダ・ゲッベルズ‥‥吉田羊
ゲッベルスの従僕 フリッツ ‥‥小林隆
■映画人たち
ナチスと手を結んだ男 エミール・ヤニングス 映画監督‥‥風間杜夫
ナチスと敵対した男 グスタフ・グリュントゲンス 演出家・俳優‥‥小林勝也
ナチスに恐れられた男 エーリヒ・ケストナー 国民的作家‥‥今井朋彦
ナチスに嫌われた男 グスタフ・フレーリヒ 二枚目俳優‥‥平岳大
ナチスに利用された女 ツァラ・レアンダー 大女優‥‥シルビア・グラブ
ナチスに愛された女 レニ・リーフェンシュタール 若き女性監督‥新妻聖子
ナチスを利用した女 エルザ・フェーゼンマイヤー 新進女優‥‥秋元才加
■演奏 荻野清子
[ストーリー]
舞台は1940年代のドイツ・ベルリン。ヒトラー内閣がプロパガンダの為に作った宣伝省の初代大臣ヨゼフ・ゲッベルズ。彼はすべての芸術とメディアを監視検閲する権利を与えられていた。ある日ゲッベルズは映画関係者たちを呼んでホーム・パーティを開く。パーティにやってきた映画人たちの前でゲッベルズは彼らを招いた本当の理由を発表する。彼は最高のスタッフとキャストを使い、自分の理想の映画を作ろうと考えていたのだ。全ドイツ国民が誇れる映画、「国民の映画」を。
ナチス高官たちと映画人たち、彼らが一堂に介したその夜、虚飾と陰謀に満ちた、狂乱の一夜が始まろうとしていた…。
(感想)
定刻時間を過ぎても始まらず、3分ほど遅れてのスタート。(着席率が低いから?)
演劇では珍しいことではないですが、宝塚のようにきっちり開始時間を守る観劇に慣れてる身では若干戸惑いました。あまり苦言は言いたくないですが、定刻の5分前には着席してほしいです…。
スタートして幕が開くも場内は真っ暗で薄明かりのみ…。
よ~く見ると、舞台中央で椅子に座ったゲッペルス(小日向文世)と執事のフリッツ(小林隆)が投影する映画を見てるシーンでした。
今夜はそのゲッペルスの家で壮大なホームパーティが開かれるらしく、次々と招かれた方々(1部招いてない方もいたみたいですがw)がゲッペルス家を訪れます。
1幕はその招かれた人々とゲッペルスとのやりとりが中心なのですが、はっきりいってほとんど面白くない(苦笑)申し訳ないけど、喜劇を得意?とする三谷幸喜さんらしくない笑いが少ない舞台でした。最後後半で渡辺徹さんが出てきたシーンだけは笑えましたけどね(笑)
ところが…。
2幕に変わって急展開。
急に三谷幸喜さんらしい笑いの部分が多くなり、お客さんも爆笑の連続。
シリアスドラマが急に喜劇に変身を遂げた2幕前半でした。
あと2幕だったと思いますが、シルビア・グラブさんの美声が場内を轟かせ、元歌手?の渡辺徹さんがハモリをいれ、その後に新妻聖子さんも得意な歌声を披露するシーンが圧巻。演劇じゃなくミュージカルなの?と錯覚するくらいに3人のソプラノが場内を魅了。歌い終わった後のお客さんの大拍手がものすごかったです…。個人的には1番鳥肌が立ったシーンでした。歌は人の心を癒しますね。
2幕のスタート。
今回ゲッペルスが皆をパーティーに呼んだ理由が明かされます。
アメリカ映画の象徴『風と共に去りぬ』を超える映画を作りたい…というものでした。
なので家の階段はスカーレットオハラが落とされた階段をイメージしたものとか…。
国費全てを使っていい映画を作りたいという彼の野望。
ところが後半の部分で…。
ドイツのヒトラー内閣はユダヤ人を次々と排除する政策を慣行。
2万人ほどいるユダヤ人を0にしてしまおう…というものらしい。
シルビア・グラブさん演じるツァラ・レアンダーが皆が集まった前で、ゲッペルス家の執事フリッツ(小林隆)がユダヤ人であることを漏らしてしまい大問題に…。
フリッツは出頭(収容所送り)することになってしまいます。長年執事としてゲッペルスにつかえ、身の回りの世話をしていた彼が出て行くことに…。
最後の抵抗ではないのですが、お客さんから預かった上着をソファーの上に投げ出すフリッツの姿…。最後の抵抗だったのでしょうね。執事の仕事を完全に放棄した姿は圧巻でした。
その執事役の小林隆さん。ほんとに素晴らしい執事としての演技力でした。
おぼんを持ち俊敏にグラスを渡すシーンや、直線に動くシーンにただものじゃない雰囲気がありました(笑)どこかで執事の経験あるのかな?お見事でした(笑)
次に新人女優役の元AKBの秋元さん。初演劇でチョイ役程度なのかな?と思ってたら、結構重要な役どころをされていてビックリ。初めてとは思えない堂々とした舞台デビューは女優としての資質を十分に感じることができました。この様子なら今後舞台の仕事が増えそうですね。でも、元AKBなんだからできれば歌も歌ってほしかったなぁ…。
最後に今回の演劇では演者がタバコを吸うシーンがかなりありました。
男がタバコを吸うシーンは別にどうってことないですが、女性の秋元さんや新妻聖子さんがタバコを吸うシーンはちょっと嫌な感じ…。嫌煙家が増える昨今…。できればこのシーンは無しの方が良かったです。
次の日曜日は某アイドルのライブを観劇予定。
たっぷり楽しんできます。
以上です。

