Sun Pacino(サンパチーノ)のブログへようこそ。
築古狭小物件を自主管理している兼業大家です!
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おはようございます!サンパチです!
2021年2月にオーナーチェンジ物件として購入した拾五号物件に住む、家賃滞納入居者が退去する事となり、初めて拾五号物件の室内に入ったところ・・・
ゴミ屋敷でした![]()
家賃滞納入居者は退去期限の9月末までに綺麗にします!との事ですが、本当に1人で綺麗にできるのか不安でしたのでほぼ毎日、拾五号物件をチェックしに行きました。
ただ、毎日私に訪問されるのも嫌がると思い、物件内に入ってチェックするのは週に1度にしました。
家賃滞納入居者は基本、午前9時~10時頃から物件内の片付けをしていました。
最初に私が物件内に入った時(前回の記事)は1階にあったゴミを駐車場に入れていましたので、1階部分はある程度片付いていましたが、2階はゴミの山でした。
その後は2階のゴミを袋詰めしては1階に降ろしての作業の繰り返しでした。
では、途中経過❶の写真をご覧ください。
ゴミが駐車場の天井付近まで積み上がっていました
風呂場やトイレの前もゴミ袋が増えていました
台所はメチャメチャ片付いていました
5帖の洋室も以前よりは片付いていましたが、床には雑誌がへばりついていました
前回はゴミの山で室内確認ができなかった6帖の洋室ですが、洋室ではなく、和室でした
っていうか、窓に段ボールで目張りしてるやんけー!
今まで何度も何度も夜に訪ねても窓から明かりが漏れていなかったのは、窓に段ボールで目張り+ゴミの山のせいでした
雨漏りの可能性は物件購入前に不動産屋さんから聞いていましたが、それでもやっぱり目の当たりにすると嫌な感じです
私 『それにしても本当に凄い量のゴミですね~。公正証書には平成23年(2011年)から入居と記載されていましたが、14年間の入居期間でここまでボロボロになりますか?』
入居者 『公正証書を作成したのは14年前くらいだと思いますが、私がここに入居したのは20数年前なんです。』
私 『えっ!どういう事ですか?』
入居者 『正確な日時は覚えていませんが20年以上前から住んでいます。最初に入居した時は月額10万円の家賃でした。その後、8万円に下げてもらい、更にその後、65000円に下げていただいて今に至ります。』
私 『えっ!ここに1人で20年以上住んでいたのですか?』
入居者 『はい、そうです。あっ、そこのカレンダーを見て頂ければ・・・。』
私 『2001年のカレンダーって事は、少なくとも24年以上は住まれていたのですね!』
入居者 『はい。その間に大家さんも何度か変わりました。最初の大家さん➡最初の大家さんの息子さん➡最初の大家さんの娘さん➡サンパチさんです。』
私 『そうだったんですか!公正証書に記載されているのが最初の大家さんですよね。』
ってな感じで、新たに情報を得る事ができましたが、これ以上、長居をしても片付け作業が進みませんのでこの日はこれで帰りました。
あっ、帰宅後、私の手元にある公正証書を確認したところ、やはり平成23年(2011年)からの契約となっていました。
入居者曰く、家賃が10万円➡8万円➡6.5万円と変更されたとの事でしたので、ひょっとしたら、私の手元にある公正証書は家賃が8万円から6.5万円に変更された際に作成しなおしたものかもしれません。
で、それから数日後・・・途中経過❷の写真をご覧ください。
玄関先にもゴミが多くなってきました
風呂場やトイレの前もゴミが増えていました
前回、綺麗に片付いていた台所は・・・
前回、ある程度片付けが進んでいた5帖の洋室には沢山の雑誌が・・・
ゴミが山盛りだった6帖和室はかなりスッキリしていました
私 『●●さん、もうひと頑張りですね!』
入居者 『明日の昼過ぎに市役所から委託されたトラックが2台、ゴミの回収に来ますので今日中に2階のゴミを全て1階に降ろします!』
私 『頑張って下さいね!あっ、市役所から委託されたトラックが来ましたら私に連絡頂けますか?』
入居者 『わかりました!』
ってなわけで、9月の最終日に市役所から委託されたトラックがゴミを回収してくれる事となりました
翌日、市役所から委託されたトラックが来る前に入居者がきちんとゴミ出し作業を終えているのかをコッソリ確認しに行ったところ・・・
少し異様な光景でしたので、道行く人々がガン見していました
その後、昼過ぎに入居者から連絡がありましたので現地に向かったところ、2名の作業員の方と入居者がゴミをトラックに積み込む作業をしていました。
私 『お疲れ様です!』
入居者 『お疲れ様です!もう少しで片付けが終わります!』
私 『このトラックが2台目ですか?』
入居者 『実は2台では足りなかったので市役所に連絡をして追加で更に2台来てもらう事になりました。』
私 『って事は、このトラックは4台目ですか?』
入居者 『そうなんです。それとエアコンや室外機等は回収できないといわれたのですが・・・。』
私 『それは●●さんの方で責任をもって処分してくださいね。』
入居者 『わかりました。で、本当に申し訳ないのですが、今日で賃貸契約が終了ですが、この後、市役所に行かなければなりませんのでエアコン等の処分は明日まで待っていただけないでしょうか?』
私 『わかりました。では、明日、全ての処分が終わりましたら連絡下さいね!あっ、それと家の鍵はキーボックスの中に入れておいて下さいね!』
入居者 『ありがとうございます!』
ってなわけで、翌日、エアコンや室外機等も全てなくなっていました
4年半、家賃滞納にイライラさせられましたし、電話やメールも無視、訪問しても無反応でしたので夜逃げされていないか?室内で孤独死していないか?不安になる事もありました
が、今回の退去でそんな悩みも解消です。
本当は原状回復費用まで回収できれば良かったのですが、入居者は生活保護者になりましたし、借金も背負っているようですので諦めました
願わくば、引っ越し先のワンルームマンションのオーナーさんに迷惑を掛ける事なく生活してくれればと思います。
ってなわけで、今後は廃墟感が漂う、この拾号五物件の再生を頑張っていきたいと思います!
Sun Pacino




















