ニューヨークの外から見たニューヨーク | N.Y.に恋して☆

N.Y.に恋して☆

大学時代から恋焦がれたNYへ30代を目前にして移住。
NYを愛する読者へ向けて、ニューヨーカーの暮らし、
仕事、価値観や、NYの楽しみ方からビザまで、
現地で暮らしてこそ分かる等身大のNY生活を
綴っています。

ニューヨークに移り住んで間もなく、アメリカのことも全く知らない頃、アメリカのビジネス界で活躍されているアメリカ在住歴の長い方が、ニューヨーク以外の田舎がアメリカを一番よく表している、と話していました。

ニューヨークを起点にアメリカ各地を旅行したり、時には出張でいわゆる田舎に行ったりするにつれて、この言葉を思い出します。

ニューヨークには世界の様々な国の人が住み、英語だけでなく多様な国の言葉が飛び交っています。人種のるつぼと言われるように、地球儀をぎゅっと凝縮したような都市、といったら分かりやすいかもしれません。

そして、とにかく慌ただしい街、ニューヨーク。話すスピードも、歩くスピードも何もかもが早く、皆いつも忙しそうにしています。ニューヨークにいると時計が2倍速で回っているようです。そして、都会特有の人の冷たさがあるのもニューヨーク。

それに対して、地方の田舎は、とにかくのんびりしていて、皆とても親切です。

私が出張で定期的に泊まっているホテルのスタッフは、私の顔を覚えていてくれて、数ヶ月もの間があいても、ホテルのフロントでもホテル内のスタバでも、"Welcome back!"と笑顔で迎えてくれます。
さらに、"Is everything ok?"と私のことを気遣ってくれます。
あるスタッフは、私の泊まっている部屋番号も覚えていてくれて、売店で物を買おうとしたら、すかさず「Miss. xx、280号室ですよね。お部屋チャージにしておきますね。」と言われて驚きました。お得意さんのことは、顧客サービスの一環で覚えるようにしているそうです。

こんな温かい対応は、ニューヨークではまず考えられないでしょう。
ただただニューヨークとの違いに驚いてしまいます。

以前は、アメリカ人は皆ニューヨークのような大都市に住みたいのかと思っていましたが、田舎暮らしのアメリカ人にとって、ニューヨークは遠い遠い世界のようです。

ニューヨークでしかできないことはたくさんあるので、私はニューヨークが好きですが、こうしてたまに外からニューヨークを見てみるのも面白いです。

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本日の私の夕食。これでも、田舎で割と良いと言われている日本食レストランのテイクアウトです。銀ダラの味噌漬け、ほうれん草のおひたし、筑前煮とあさりの味噌汁。お味噌汁は、テイクアウトの場合、アメリカではこうしたプラスチックの容器に入っています。その他は、レストランで持ち帰り用に使う発泡スチロールの簡易容器入り。味はまぁまぁで、値段はだいたい30ドル強です。