なってしまいました…じゃねぇだろ!
煙草ぷかぷかふかして当たり前だろ。という状態。
色々オカシナ人なので縁を切ろうと思っていましたが
仏心がうっかり出てしまい、お見舞いに行きました。
思いつきで出かけたので、病院についたのは面会時間終了ギリギリ。
珠子さんにはお金を無理やり握らされ「明日も来て頂戴!」と…
もともと宿泊予約はしていたので宿に泊まりました。
翌日もお見舞いに行くかどうか夫婦で話し合い、行くことに決めました。
初対面では泣いてしまった息子。
大抵の場合2回目にあった場合は大丈夫なので
抱っこは無理でも頭撫でるくらいはさせてあげられるかも…?と淡い期待。
病室に行くと珠子さんは点滴していました。
私たちが顔を見せると、ベッドから立ち上がり
珠子「座って座って!!
」と、ベッドに座るように誘導…
いや、違うだろそれは!
旦那「病人が座ってろ!
」私 「椅子はこっちにあるんで…
」とベッド脇にあるパイプ椅子をお借りしました。
私がお見舞いにと買ってきたアレンジメントを見せると
珠子「身内なんだからお見舞いなんていいのに!」
と言いながらなんだか嬉しそう。
私 「いや、手ぶらで来るというわけにもいかないし
お花があると気分が少しでも晴れるんじゃないかと思って…」
受け取る珠子さん。
なんだかんだ言いながら喜んでいるようでした。
後から聞いた旦那の話では珠子さんはお花好きだそうです。
なので喜ばないわけがない、というわけ。
やはり珠子さんを嫌がる息子。
大抵の場合2回目は大丈夫なのになぁ…
確かに息子の人見知りは凄いのです。
いつも無人の公園で遊んでいるのですが、誰かが来ると硬直し
私の足にすがりついてきます。
人気の公園に行くと入り口で立ち止まってしまうほど人見知り。
人がいなかったり慣れた人だと元気にはしゃぐのですけどね…

珠子「食べ物が食べられないからこれだけ食べてるの」
とお菓子(卵ボーロ)の袋を取り出す珠子さん。
珠子「ヒデが買ってきてくれたのよ!あの子やさしいのよね!」
と彼女の弟の優しさをアピール。それしか取りえないものね。
お菓子をテーブルの上に転がし
珠子「いち、にぃ、さん
」と指ではじき始めました。
「よん、ご
」と数えると一粒摘み上げ自分の口の中に放り込み…珠子「おいしーー
」えぇ?何してんのこの人…

息子の気を引くためにやっているんだろうけれど
テーブルの上にお菓子を直置き…
それを食べる…嫌すぎる…
その後、珠子さんは息子の口に入れようとしますが
息子は断然拒否。
旦那「よぅ君は卵ボーロ嫌いみたいで食べないんだ」
というと、珠子さん諦めて…
自分で勝手に
点滴の落ちるスピードを上げる。
もうね、点滴の薬が直線に見えるくらいの勢いね。
何してんのこの人?
珠子「早く終わらせたいのよ!
」旦那「死ぬぞ!?
」と旦那が点滴のスピードを戻しました。
珠子「いいのよ!!
たかだかビタミン剤よ!
暇だから
やってもらってたんだから!」
は!?
暇だから点滴…?そんなやり取りの中、息子はそっと手を伸ばし…
袋に残っているお菓子を一粒口に入れました。
それに気づいた珠子さん。
ちょっとだけ気をよくしたみたいで「おいちおいちー
」とか言っていましたが、息子は微妙な顔。
息子は卵ボーロ苦手みたいで以前から食べませんでしたから
口に入れたこと自体が奇跡。それ以上は望んじゃいけません

息子に触れようとする珠子さん。
拒否してグズる息子。
1時間も一緒にいれば大抵は慣れるのに
珠子さんには懐くどころか慣れることもできませんでした。