旦那のお仕事が休みの日は
二人で散歩に出かけたりしています。
そんなある良い天気の日のことでした。
私達はお店の駐車場出口の近くにある交差点で
信号待ちをしていました。
ここの駐車場、出口であるのに入ろうとする人が多いので
警備員さんは道路のほうを向いて立っています。
そうしてると、三角巾に割烹着、もんぺをはいた
おばあさんが自転車にのってフラフラ走っていました。
おばあさんの自転車の後ろには
大根が30本くらい、ロープで縛られていまして…
私達の目の前を通った時に思わず声を出してしまいました。
私 「あ!一本落ちそうΣ(´□`;)」
一本だけぷらんぷらんと揺れている大根。
私は聞こえるように大きな声で言ったつもりなのですが
おばあさんは聞こえなかったようで
そのまま必死に自転車をこいで警備員さんの前までいきました。
旦那「あ、落ちた…」
警備員さんの目の前で、ボトリと落ちる1本の大根。
警備員「… …」
警備員さんは、しばらく落ちた大根を見つめ、
我に返ったように自転車のおばあさんのほうを見ました。
おばあさんは落ちたことに気づかず先に進んでいます。
警備員「 Σ(゚Д゚≡゚Д゚) 」
警備員さん、なんだか挙動不審になっています。
おばあさんの姿は見えなくなってしまいました。
そして、しばらくジィーーーーーッと大根を眺め…
拾って踏まれないように道路の端っこのほうに置きます。
その後も、警備員さんはチラチラと大根を何度も見ていました。
大根のその後が気になりましたが
信号が変わったので私達はそのまま家に帰宅しました。
旦那「俺が拾ってダッシュすれば
おばあさんに渡せたかな、そうすればよかったかな
」
う…うん、どうなんだろ?![]()
追いかけることよりも、警備員さんの反応があまりにも面白くて
そっちに集中してしまいました。
DAIKONの悲劇でした。

