となりのO君②
金曜の16時40分。
左から視線を感じる。
ふと目線を向けると、おもむろに話しかけられた。
『さとうさーん、金曜だから、もう帰りたいですー』
就業時間まで残り50分。
わかるよ、わかるその気持ち。
金曜だもんね、うん。
あれ?でも、
『金曜だからだって?昨日も言ってたじゃん、それ笑』
そう、O君は昨日も就業15分前くらいに帰りたいと言っていた。
(決してヤル気のない若者ではなく、普段はちゃんと仕事やる奴)
『昨日は疲れてたからです、今日は金曜だからです』
そっかそっか。
深く突っ込まないでおこう。
『なんか疲れがとれないんですよねー。寝る前YouTube見てていつのまにか2時間経ってたりするんです』
いつの間にかカウンセリング風。
『夜眠くないの?』
『眠くないんですよねー、朝は眠いんですけど』
あぁ、もうとりとめのない話だ。
そこから、YouTubeで2時間も何を見てるのか、休日は何時に起きるのか、休日早起きしてジムにでも行ったら最高の休日なんだろうな、とか。
16時45分。目線を感じてから5分経過。
『あと45分雑談してたら怒られますかね?』
おいおい。
わたし相手に雑談を45分も続けるつもりか!