再びトクラスのキッチンのお話です。今回はコ型です。

設備や仕様が同じ場合、ラウンド型と内容が重複しますがご了承ください。

文字数オーバーで内容ゴリゴリに削りました…






トクラスは、2013年までヤマハの家具・住宅設備部門のヤマハリビングテック株式会社でした。
ヤマハのピアノ製造における木材加工経験を活かして高級家具を製造したことからリビング事業の展開を始めたそうです。
楽器製作で培われた技術がキッチンに採り入れられています。


トクラスの富士住建標準仕様は、コ型のBerryとラウンド型のDOLCE Xです。

トクラスには大まかに


Bb

Berry

DOLCE X


の3種類のキッチンがあります。

Bbが一番グレードが低く、DOLCE Xが1番高いグレードです。




新宿ショールームに飾られているものはカウンター等の仕様が異なるそうなので、写真は富士住建で撮影したものを併用しています。


もう少し正面から。
カウンターが広いのでニースペースを活用すれば食事もできそうです!
また、トクラスキッチンの特徴は人造大理石とキッチンパネルの塗装です。



 人造大理石


富士住建仕様のトクラスのワークトップには人造大理石が使用されています。
トクラスでは汚れや衝撃、高温に負けない高い耐久性を実現するため、40年以上に亘って素材の研究と製造技術開発を重ねています。


汚れに強い

調味料などが染み込みにくい素材なので、毎日の水拭きだけで清潔さを保つことができます。
また、醤油やコーヒー、ワインやカレーなどがこびりついてしまっても中性洗剤や研磨剤付きのナイロンたわしでこすり落とせます。


熱に強い

350℃に空焼きしたフライパンをカウンターに10分間放置しても割れにくく変色もしにくいので、
沸騰したお湯を流したり、うっかり鍋敷きを忘れて熱いお鍋を置いてしまっても大丈夫だそうです。
しかしカウンターを長持ちさせるためには、鍋敷きを使用した方が良いそうです。


衝撃に強い

キッチンには缶詰や調理器具など、固いものが落ちる事が想定されます。
吊り戸棚から缶詰などを落としてしまっても、割れにくい厚みと特性を備えているそうです。
重さ198gの鋼球を1mの高さから落としても割れないことが実証されているのだそう。
実際にショールームでは缶詰をゴスンと落としていました。
傷こそできてはいましたが、割れたりはしませんでした。
案内の度に落としている音が響いていたので、何度も落としていると思われますが全然平気そうでした。


傷に強い

トクラスのカウンター・シンクは、傷が付きにくく出来ています。
また厚みのある素材でできているため細かいすり傷なら研磨剤付きナイロンたわしで美しさが戻ります。
浅い傷ならサンドペーパでこすって修復することも可能です。
カウンターとシンクは人造大理石の一体成形+シームレス結合で作られています。
接合部分に段差も隙間もないので、お手入れの手間が省けそうです。


 シンク


ワークトップと同じく、シンクにも人造大理石が使用されています。

シンクデザインはH2シンクとG2シンクから選ぶことが出来ます。



H2シンク

機能的でオーソドックスな角タイプのシンクです。



G2シンク

カウンター奥の使い勝手が高まる半円型デザインです。




排水溝内部まで人造大理石がシームレスで付いています。H2、G2シンク共通です。。
排水蓋は樹脂で、耐久性は人造大理石には及ばないため削れたりするそうです。
排水蓋は2000円程で購入できるそうです。
排水溝よりも奥の部分の掃除はパイプユニッシュで流してください。とのことでした。
ちなみに排水溝の奥はこんな感じになっています。



側面に500円程の穴が空いていますが、この側面の穴がパイプユニッシュポイントです。


ちなみに、オプションでファミリーシンクというタイプのシンクにすることも出来ます。

ファミリーシンク

向かい合っても使える大容量シンクです。奥に水切りかごを置くことができます!
こちらは3万円程で変更出来ます。
こちらを選択した場合、水道管の問題でカウンター収納をシンクの所に設置する必要があります。


シンクカラー

トクラスラウンド型のラインナップからセサミグレーを抜いた7色から選ぶことが出来ます。
シックベージュ、カフェベージュ、グレーが何にでも合って使いやすそうです!
個人的にはソルベブルーが好きです!


 レンジフード


トクラスコ型のレンジフードはサイクロンフードタイプのものです。


その名もサイクロンフードⅢ!
トクラスオリジナルのレンジフードです。

色はホワイトとシルバーから選べます。



フロントキャッチ方式

案内板の曲面形状によって、煙を水平渦巻き状態にキープしつつ吸い込んでくれます。
本体に入る手前でフィルターが油汚れを吸着するのでレンジフード内部のお手入れをしなくても捕集能力の低下がありません。
これによりファンのお手入れは10年間必要ないそうです。
使用状況によって汚れや匂いが気になる場合はお手入れしてくださいとのことです。



文章では全然わからなかったので、仕様書先輩に助けてもらいます!

えっと…つまり…そういうことです!





小型フィルター

片手で簡単に取り外しができ、シンクで手早く洗える小型フィルターが付いています。
フィルターには親水性塗装が施されているため、水に浸ければ汚れが浮いてくるのでお手入れが簡単です。

また、サイクロンフードⅢの小型フィルターはステンレス素材の丈夫なつくりなので食洗機で洗うことが出来ます…え、便利。
お手入れは月に2回ほどで大丈夫だそうです。


オイルトレー

フィルターで取り逃した油も、油煙を案内板内部の面に衝突させてオイルトレーで回収します。

オイルトレーは簡単に取り外しが出来ます。

また、案内板内部とオイルトレーは撥油塗装を施してあるのでお手入れがしやすくなっています。

こんな感じで引き出してそのまま洗えます。
こちらのお手入れの目安は月に1回程度で良いそうです。


撥油塗装

煙が集まる案内板だけでなく外部にも撥油塗装が施されています。



油をはじくので、拭き掃除を簡単にすることができます。




 収納


トクラスコ型の収納はとにかく沢山あります。てんこ盛りです!
シンク下は引き出しタイプの収納、コンロ下も引き出しタイプの収納です。

シンク下


シンク下のキャビネットです。

扉の内側には包丁差しが付いています。

その奥側にはまな板立てホルダー、左側にはインナーポケットが付属しています。



インナー引き出し(めいっぱい連動イン引き出し)もついています。

これ凄く便利ですよね。

トクラスのコ型だけインナー引き出しが標準でついています。

他メーカーでこれをつけると数万円掛かると言われて諦めていました。



さらにその下には


フロアスライドもついています。

シンク下収納の隣には深型の食洗機がついています。

トクラスキッチンのみ標準で深型です。





小物収納引き出し


シンク下収納から食洗機を挟み、更にコンロ側行った所には15cmの小物収納引き出しがあります。

引き出しタイプの収納で、大小のラックが1つずつ。フックが5つ付いています。



コーナーキャビネット

コンロとカウンターの間、コーナー部分のキャビネットです。
こちらは床の種類によって異なる収納が付きます。


・複合フロア
まずは外観から。

こんな感じで上段と下段に分かれています。
写真ではカウンター側の隣が食洗機になっていますが、実際は小物収納引き出しです。





まず上段。菜箸や調味料等が入れられる引き出しが入っています。
引き出しの明け締めが独特で上手く引き出せず…上手く閉めることも出来なかったのですが何かコツがあるんですか(震え声)




こちらは下段のワゴンです。
キャスタータイプなので重いものが入っていても楽に引き出せます。
また、引き出しが入っていた部分の横にも収納スペースがあります。
スペース絶対許さないマンでもいるんですかね。



あ、ちなみにワゴンにはこれくらい物が乗ります。

見て!すごい入る!!
引き出すとき多少の重みは感じますが、重たくて引き出せないという感じはありませんでした。
ところでこの青いい色ですよね…濃藍というらしいです。
富士住建標準の瑠璃紺より1つ明るい色…オプションです!



・無垢フロア
外観はこんな感じです。


先程までとはキッチンの向きが逆になっています。
そして隣が相変わらず食洗機ですが、小物収納引き出しが間に入ります。



開けるとこんな感じです。
扉が2段階に曲がるというかなり独特な開き方をします。
これは慣れるまで時間が掛かりそう。

中はこんな感じです。

パックマンみたいな形の部分が回転するので奥の物も楽に取ることができます。
画像では分かりにくいですが、かなり広いスペースがあります。






コンロ側キャビネット

コンロの両脇には調味料や菜箸等が入れられそうなシンプルな引き出しが付いています。


そしてコンロ下には引出し。

鍋とスポットライトが入ってますね!
手前のクロスギャラリーなる横棒は鍋の蓋などが縦に入れられる様になっているそうです。




キャビネット下部にはフロアスライドがついています。
フライパンならしっかり入る深さです。
お酒の缶も入ります!と、トクラスのお姉さんが言っていました。


ダイニング側収納

なんとダイニング側にも収納がついています。

横幅はおよそ75cmです。棚を開けるとこんな感じです。


奥行きおよそ18cmの可動棚になっています。棚板は1枚付属しています。


扉の長さは34cmほどです。
ちなみにオプションでニースペースを棚に変えることができます。
2万前後だった気がします。


 カップボード


カップボードは標準でハイカウンターが入ります。





幅2718mm、奥行き450mmとなっております。




カップボード側の全体図です。
かなり広々、キッチン家電も食器も沢山置けそうです!


奥側の収納

1番奥にあるのは炊飯器などが置ける家事収納スペースです。

中はこんな感じです。コンセントもついています。
正面の上側に細い穴が開いていますが、こちらは電流感知式送風ファンです。
炊飯器等のスイッチオンを感知し、蒸気がこもらない様に自動的に送風が開始されます。
そして横にも穴が開いていますが、こちらはイン引き出しになっています。
コーナー奥を有効活用できる優れもの!

引き出すとこんな感じです!結構沢山入ります!
しかし普段使いするには割りと不便なので入れるなら隠しおやつや備蓄品ですかね。



下側にはダストボックスワゴンがついています。
無垢床を選んだ場合、ワゴンがなくオープンタイプになります。

メジャーを置いてみました。参考になるかは分かりませんが!
3つも並べられるのはとても便利ですよね!
しかしこのダストボックスワゴン…

高さが45cmしかない!!(他のキッチンは60数cmあります)
本当にこれが個人的に1番のネックです。


ちなみにこちらも横に穴が開いています。
お馴染みの収納スペースがあります。
あ、この写真は向きが逆のキッチンを撮影したものなので左右が逆です。
スペース絶対許さないマン!素敵!


そういえば、ダストボックスワゴンとコンロ下のキャビネットの一部分が削れていたんですよね。


なんだろう?と思って色々考えてみたのですが


こ…これだぁぁぁあぁ!!!!
ダストボックスワゴンが完全にしまいきれてないときにコンロ下のキャビネットを引き出すと干渉してしまい抉れます。
こ、これは気を付けないと…



カウンターの上にはハンディーシェルフが2つあります。


上には落下防止のバー等はついていないので落ちても困らないものを置くと良いかも知れません。
下はS字フックが引っ掛けられるようになっています。



中央と手前側

中央と手前側は同じ物が付いています。
カウンター下は4段引き出しキャビネットです。

キャビネットを開くとこんな感じです。
こちらもかなり沢山収納できます。


また、上部には開き戸キャビネットがついています。


可動棚になっており、棚板が1枚ずつあります。

地震の際にも戸が開かない様に耐震ラッチがついています。

ラウンド型とは違い昇降キャビネットダンパーはついていません。



 カラー


コ型の扉カラーは


・Qシリーズ

ナチュラルで深みのある木目柄の鏡面。
上質なグレード感を醸し出します。


・Nシリーズ

素材感にこだわり豊かな木目調と色調が表現。
インテリアとしても楽しめます。

・Yシリーズ

エイジングを施した落ち着いた雰囲気と大柄な木目節目の表現が魅力の木目柄です。

・Zシリーズ

グレード感漂う素材を厳選し高級感を表した扉が、上質なインテリア空間を実現します。

・シャインカラー 

スタンダードな色から変わった色まで幅広く揃っています。



以上の27色から選ぶことができます。




シャインカラーとは

日本の伝統色が持つ微妙なニュアンスの違いを表現した、深みのある色調の鏡面塗装扉シリーズです。

カラーバリエーションは全114色。


トクラスラウンド型では職人が手作業で塗装しているのだそうです。

しかも工程数も

下塗り

研削

カラー塗装

カラー押さえ

研削

中塗り

研削

上塗り

こんなに工程を重ねてあるんです。

何重にも塗装してあるが故の重厚感なのでしょうね。




富士住建の標準では114色の中の16色しか選べませんが、オプションで他の色も選ぶことができます。

14,000円程だったかと思います。






コ型は他キッチンだとオプション扱いのものが沢山付いています。

キッチンのオプションをかけたくない方におすすめです。





少しでもこのブログがお役に立てたなら幸いです!

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お礼は相談に乗ることくらいしか出来ませんが…💦


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