【いつもボクラ団義を応援して下さってる皆様、また春原を知って下さっている皆様へ】
昨日ボクラ団義から発表いたしましたが、
ボクラ団義は来年2022年3月の公演をもちまして
無期限の活動休止
そして、
春原優子はその公演をもちまして役者業を卒業いたします
2007年から活動を開始したボクラ団義。
旗揚げから携わり今まで14年間、
思い返すと本当に沢山の経験と中身の濃い14年間を歩ませて貰いました。
旗揚げ前、先輩に連れられて何人かでキャラメルボックスさんの公演を観させて頂いたんです。
作品もとても素晴らしく、そして何より〝劇団″としてのあり方、お客様へ楽しんで頂きたい気持ちや工夫、劇団力というものを感じとても衝撃と感銘を受けました。私もこんな劇団を作りたいと思いました。
久保田さんもその何人か観に行った中にいましたので、ボクラ団義の劇団名に企画演劇集団が付いてるの、めちゃくちゃ影響受けてますよね（笑）
本当とても影響力のある大きな存在です。
劇団を始めて間もない頃は、
ボクラ団義と言う団体名は初めて聞く方には『ん？何て？』と聞き返されたたり何とも聞き馴染みのない単語で、
劇団を検索する際も、検索されてないワードだったので団義が談義と表記されたりしてました、
最初の方は自分達の知り合いがお客さんで、知り合いの間でしか『ボクラ団義』という存在を知ってもらえて無かったのに、
今では知らないところで『ボクラ団義』と言う団体を知ってもらっていて、
知り合いから「ボクラ団義さんの話してる人が居たよー」っと知らないところで話題に上がってた事を聞いたりと、
初めから居るとその状況に今でもビックリしたりします。
そして『ボクラ団義』と入力して、すんなりと検索出来る様になった時は嬉しかったものです（笑）
昨日も沢山のお客様や関係者からのリプやコメントがあり、本当にこんなに沢山の方から反応頂けるなんて驚きと共に本当に嬉しくもあり、その一つ一つのコメントに色んな思いを感じて、泣くのがおさまりませんでした。
私がキャラメルボックスさんの公演に行き衝撃や感銘を受けた様に、
ボクラ団義の舞台を観て、そう思って下さる方もいらっしゃるのを見て、本当に恐縮ですし本当に嬉しかったです！
誠心誠意舞台に劇団に向き合ってきて良かった！！誰かの何かの存在にボクラ団義がなれたって本当に凄い事ですし、何より光栄です。
この14年間『ボクラ団義』が今の『ボクラ団義』として走り続ける事が出来たのは、
紛れも無くお客様のお陰です。
そして共演下さった役者の皆様、スタッフ様、今まで共に走ってきた旧•現劇団員の皆。それぞれの劇団員の親御さん
沢山の支えがあり今があります。
本当にありがとうございます。
私の両親には、10代から演劇活動をする上で沢山支えてもらいました。
本当に大の真面目で仕事人間な父でしたが、父が『自分は自由に出来なかったから、好きな事をやって欲しい』と言ってくれなかったら、
母が養成所に応募していなければ、演劇人生も始まっていませんでした。
私が、今の今まで演劇人生を始め歩めてこれたのは、紛れもなく両親の力です。
そんな両親ですが、
2019年5月に父が他界し、母も近年2回大きな手術を行いました。
私は今まで演劇に劇団に重点を置き生きてきました。父の言う様本当に自由に生きてこれたと思います。
突き進んできた私には今誰かを支えていく力がありません。
劇団も14年。旗揚げした当初は20代前半だった私も35歳となりました。
長く劇団を続ける事は、共に年齢も積み重なっていき、環境が変化していくのは自然の理。
私自身もっと地に足をつき、人として強く成長できる様今回の決断にいたしました。
演劇を続けながらお仕事も両立させている方も勿論いらっしゃると思いますし、その選択も出来たと思いますが、
劇団を始めた当初は、
全部自分達で準備して小規模な集団。
車で言ったら人力で動く自転車で、
今はどうだろう
機械の力もかり、沢山の物が入ったコンテナを動かす2tトラックの様な大きさになった気がします。
自動車を運転する意識や、
色んな物を積んだトラックを動かす今の劇団はアクセルを存分に踏まないと動きません。
劇団に所属して運営する事って、責任や大きな力が私にとって必要で、
妥協もしたくありません。
2つの事を情熱をもってやるって、
自分自身を知ってるからこそ難しいと思いました。
今までの人生
劇団とは家族であり青春で、
演劇界には本当に人生の半分以上いるので、家の様な存在で。
正直、離れる事には怖さもありますが、
新たな事をどんどん吸収して、
演劇以外の世界も知り、
私自身大きく成長していきたいと思います！！！
来年3月の暫定最終公演は2作品同時公演！！
3月までボクラ団義らしくアクセル全開で進んでいきますので、最後まで見守って下さったら幸いです！！
今まで歩んでこれた事沢山の方々に感謝いたします。
ありがとうございます！！！！！！！
2021.12.12 ボクラ団義 春原優子