人間は、沢山の物をめぐって争い、奪い合い、傷つけあってきた。
関係のない人たちも巻き込んで、沢山のモノを傷つけた。
本当は、誰も戦争なんて望んでないのに。
本当は、誰もが平和を願ってるのに。
ある日、日本を大地震が襲った。
大地がひび割れ、恐ろしいほどの津波が街を壊していった。
そして、沢山の人が死んでいった・・・・・
怖くて、苦しくて、悲しかった。
だけど、大地震が教えてくれたのは怖いことだけじゃなかった。
被災した人たちが、みんな手を取り合って助け合ってる。
友達でもない、知り合いでもない人たちと。
昔は、これは普通だった。
道ですれ違えば普通に挨拶をして、ご近所さんが困っていたら、
一緒になって悩んであげる。
でも、今はみんな自分のことばかり。
自分以外は見えていない。
他の周りは見えていない。
だけど、この地震でそれが見えるようになった。
自分だけじゃなくて、周りを見れるようになった。
こんな小さな島国の日本。
そんな日本が、大地震に襲われた時。
あんなに領地とかで気まずかった国からも、
おんなじように被災してしまった国からも。
沢山の人が来てくれた。
こんな小さな国のために、世界の沢山の国が助けてくれる。
ほら、世界はこんなにあったかいんだ。
人は、こんなにもやさしいんだ。
もちろん、それが当然のことだと思う人は居ると思う。
だけど、違う。
例えそれが当然でも、気づかなければ変わらない。
いままで普通に生活していたら、きっとそのことには気づけなかった。
こうして、目に見える形になって、そのありがたさが初めて実感できる。
人は、助け合うことができるんだ。思いやることができるんだ。
傷つけずに、戦わずに。
そのために、言葉がある。
言葉は、傷つけるためにあるんじゃない。
励ましたり、感謝を伝えたりするためにある。
今、この世界に喜びの環が広がってる。
この環に気づく人は、はたしてどのくらいいるのだろう。
わからない。
わからないけど、楽しみ。
この環に気づいた人が、気付けなかった人に教えてあげる。
そうすれば、きっとこの環は広がっていく。
大丈夫。きっとできる。
こうして、助け合うことができるから。
こうして、喜ぶことができるから。
どうか、いつまでもこの環が消えませんように。
そして、どうかこの世界を見守っていてください。
必ず、争うことのない素敵な世界になるから。
きっと・・・・・・・
だけど、今は何もできない。
だから、伝える。
沢山の人へ。
沢山の自然へ。
忘れてしまった私たちに、大切なことを教えてくれて。
ありがとう。