電力需要のピークは夕方だよ | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

ここしばらく電力需要カーブに興味を持って「でんき予報」を調べています。その結果、一日の電力需要のピークがほとんど夕方に来ていることは分かりました。



東電のでんき予報では前年実績も参照できるので、少なくとも昨年時点でピークが夕方に来ていることは確認できました。10電力全部ではありませんが九州や四国、中部、東北電力でもほとんどピークが夕方に来ていることも確認しました。



いろいろ調べているうちに関西電力で一日の電力需要を説明している図を見つけました。なんと関西電力さんはまだ古い図を使っているのですね。下の図です。需要のピークは昼の2時頃になっています。



同じような図は昔からよく見ました。揚水発電の説明などに使われていました。今はピークが夕方に来ているので、揚水発電が稼働するのも夕方ということになるのでしょう。

今の需要曲線の例も再掲します。

さて、古いパターンはともかく、今の需要曲線で日中の需要がこれほどフラットというのも驚きです。外国でもこうなんでしょうかね。夕方のピークを入れても、一日の需要曲線は昔に比べてかなりフラットになっていると思います。ピークも多分減っていると思います。これだけ変動が少ないと、昔に比べて需要に対応するのが容易になっているような気がします。これが国を挙げての省エネの成果だとすると大したものですね。



日本は進んでいるのかな?




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