↑ジャケは僕が作成したってばよ…!

 

新曲『Air』のMVが公開、配信リリースされました。

 

youtu.be/fiX5CTiXAsk

 

前作『Clock』から約9ヶ月振りのリリースです。

何度も聴いて頂きたい。そんな楽曲、MVに仕上がりました。

 

楽曲に込めた思い、多くは語りません。

あなたが聴いて、あなただけの解釈で楽しんでくれれば御の字です。

 

ですが、リリースに至るまでの過程だけは書こうと思います。

映画のパンフレットで言う制作秘話みたいなものです。

Vo/GtショウジさんのSNSやブログがほぼ稼働していないので…(笑)

僕が代筆しました。

 

 

遡ること7月。

ショウジさんと僕は新曲の制作に取り掛かった。

 

まずは「どんな曲にするか」を決めていく。

 

曲の速さ、コード進行、キー。

全体のイメージは「夏を感じる曲」。厳密に言えば、「夏闌」(なつたけなわ)※秋に近い時期

一種の情感、ノスタルジーを感じる音像をテーマにした。

 

その枠組みで「今何が一番面白いと感じるか?」を突き詰めていった。

1ヶ月で約4曲分のデモを作ったと思う。

悩みあぐねた末、最後に作った曲が『Air』の原型となる曲だった。

 

毎回、メールで1コーラス尺のラフなデモがショウジさんから送られてくるのだが、

聴いた瞬間ピンと来た。彼も「この曲かな」と言っていた。

『Clock』の時もそうだったが、二人ともピンと来るものが一致する。

その段階まで、イメージや感覚をブラッシュアップするからなんだけど。

 

そこから3ヶ月、フル尺作成とアレンジ作業の日々だった。長かった。

 

特にBメロのコードとメロディに拘った。(ギターソロ前のパート)

ピアノやコーラスワーク、SEの打ち込みやギターの重ねの構築も時間が掛かった。

個人的なものだと、実機のベースを購入し、実機ならではの"旨味"を模索した。

スタジオワークも、合わせる時間が限られていたし、サポートメンバーの交代もあった。

 

そうこうしている内に、台風19号が発生した。

 

僕の住んでいる地域は被害が若干大きかった。

命に別状は無かったが、家が半壊し、避難所生活もした。

でも、制作を決めたからには止まらないし、止めたくない。

 

色んな葛藤があり、「良い作品にするぞ!」という意識がより強くなった気がする。

 

それから、年明けまでレコーディングに向けたスタジオワークを送った。

曲の難易度が高めなので、『Clock』の時よりも細かく打ち合わせをした。

 

なにより今回はドラムを叩いているのが、上田さん。

彼は以前ショウジさんとバンドをやっていた。言わば友情客演。

阿吽の呼吸で、連携や進行がスムーズだったし、彼のプレーは楽曲にフィットしている。

本当にありがとうございます。

 

前回から引き続き、ベースは水野さんにお願いした。

無茶な要求を真摯に応えてくれて、本当にありがとうございます。

作ったフレーズを、よりタイトに、ベース本来の旨味を引き出してくれました。

 

『Clock』発表から7ヶ月目。

 

1月の後半にレコーディングを開始した。

今回も稲毛のスタジオバロウズで。エンジニアは前作と同じくピエールさん。

皆がナチュラルにピエールさんって呼ぶので、僕はまだ本名を知らない…笑 今度聞こう。

 

これも録りに時間が掛かった。

速いバンドは1日に2,3曲録り終えてしまうんだけど、

我々は楽器だけで丸1日を費やしてしまい、ボーカルは別日に録った。

リズム隊は細かいテイク、歌は繊細な表情やコーラスワーク、

僕は主に音色を丁寧に詰めていった。

 

2月にミックスダウン、マスタリング(音を整える工程)を経て、無事に音源が完成。

 

実は去年の秋から並行してMVも作成していて、こちらもほぼ同じタイミングで完成。

今回もショウジさんが全て作っている。僕のアイデアも多少。

 

拘りに拘り抜いたギミックが散りばめられている。

これこそ語ってしまうのは野暮だろう。考察してみて存分に楽しんで欲しい。

 

各種音楽配信サービスからも聴けるので是非、活用してみて欲しい。

(※文字クリックで各サイトに飛びます)

 

>iTunes

 

>Apple Music

 

>Spotify

 

>LINE MUSIC

 

>Amazon Music

 

>その他 各種配信サービス

 

 

あなたにとって、情景が浮かぶような、ふとしたタイミングやシチュエーションだったり、

好きな景色の中で聴いても貰えれば嬉しいです。

長々と呼んでくださりありがとうございました!!

 

 

Rue Gt&Cho / ヴァイオレンス藤﨑。