一年半越しイリュージョン! | Sunny and Rainy

Sunny and Rainy

precious days in Ghana, in Vietnam

イリュージョン。


illusion(錯覚)


ハッ!Σ(゚д゚;)


とした方、その9割はきっと協力隊の皆様でしょう。


このイリュージョンという単語、


通常の生活を送っていたら、

一年に一回発するか発さないかくらいの単語ですが、

協力隊の人だったら、任期中一回以上は絶対口にする単語ではないでしょうか。



用例を一つ。



「あの人、イリュージョンらしい」

「えっマジ?!へぇ~そうなんだ!」




という感じで使われます。


要は協力隊では、

協力隊同士で「恋に落ちる」ことを
「イリュージョン」といいます。

なぜ「イリュージョン」なのかは想像してみてください。

そういうわけで、

協力隊の人が“イリュージョン”という言葉を聞けば、


「えっ・・・イリュージョン!?」

と、なんとなくドギマギしてしまいます。


そんな、ある種協力隊用語“イリュージョン”


タイトルにもあるように、

協力隊生活、訓練も含めれば一年半、


ついに私にもイリュージョン!!

ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

全世界の私のファンの皆様、ごめんなさいね。


そして起こしてくれたのはこの人です。


Sunny and Rainy


でも残念ながら、私にイリュージョンが起きたとき、
そのイリュージョンは私だけに起きたわけではありませんでした。


これで簡単にイリュージョン起きました。




はい!




Sunny and Rainy
参考:北岡明佳の錯視のページ



実物を見せたいのですが

どうですか。よく見るとくるくるまわっていやしませんか!

でも本当はただの紙にある絵で、
プログラミングして動いているわけではないんです。
(だから実物見せたい~~~!!!)


ほんとのイリュージョン、錯覚(錯視)を授業で見せていただきました。



というわけで、アッパーウエストツアー最終日は

オーガナイザー悠ちゃんの配属先高校で

実験ショー&実験授業が行われました。

Sunny and Rainy
工事中の校門・・・


一日目には分かれていた高校組・小学校組も全員集合!

実験ショーは

5月タマレで行ったものと同じ


ドラム缶つぶし

熱してからの水をかけての~
Sunny and Rainy

はいぺしゃんこ

Sunny and Rainy


ペットボトルロケット
$Sunny and Rainy

ペットボトルに栓して
空気入れで空気入れたら(ほんとにそれだけ)吹っ飛びます

Sunny and Rainy
そして分科会会員、
この生徒の ( ゚Д゚) な瞬間をカメラにおさめようと必死に連写設定。

共有写真、死ぬほどこの類の連写画があります(笑)


粉じん爆発
Sunny and Rainy

温めた小麦粉に息を吹きかけたら爆発します



の三つを生徒たちに演示。



授業は生物・化学・物理三つの授業のすべてに実験が取り入れた授業を、

教員養成校配属隊員、シニアボランティア
青木さん、森田さん、泉さんが実践してくださいました。


今回すごい勉強というか「へぇ~!」と思ったのが


「実験」


と言ってもその内容やアプローチは様々だということ。


例えば

ひとつ。

ガーナ人の先生が見せてくれた実験授業は、

実験のやり方を学ぶ(Learn the method of experiment)実験授業でした。

Sunny and Rainy


「ん?」と思った方、


手順とか、実験器具の使い方だとか

実験そのものをどういう風に進めていくか、
ということに重点を置いた授業ではないかと個人的に解釈しています。


「色々な道具を使って調べたり、観察したりして最終的に答えを出す」という一連の流れというよりは、

答えはどうでもよくって“調べる”方法に重点を置くかんじでしょうか。




また例えば

ふたつめ。

森田さん(いつの間にか髪がこんなにロン毛になってて、ついたあだ名は“チャラ侍”w)が見せてくれた授業は

Sunny and Rainy


生徒たち自身に答えを探させる実験授業でした。
(Let the students consider by themselves through the experiment)



「水溶液A、水溶液B、水溶液Cの三つの水溶液の中から“水”を特定しなさい」

Sunny and Rainy



とだけ言って、あとは生徒に丸投げ。

「それって舐めちゃだめなの?」

「・・・はるちゃん、小学生の発想ですよそれは」と一喝。


丸投げと言ったら言葉悪いですが

色々道具用意しておいてあげるから、
実験器具を駆使して自分たちで特定させてみなよ~


みたいな、自由に生徒たちに実験させるというもの。

熱してみたり、野菜を浮かしてみたりとそのアプローチや発想は様々ですが

Sunny and Rainy

最終的に答えを出す、ことに重点を置いている所が

前記のガーナ人の先生と違う実験授業でした。


日本の理科の感覚だと、
このスタイルが我々に馴染みのあるものではないでしょうか。



はたまた、みっつめ。

例えば青木さんの

理論を確認するための実験(Confirm the theory)

Sunny and Rainy

例えば目の構造はこうなっている、ああなっている

だから、今目の前で起きている現象が起きるんだよ!

といって、様々な現象を実際に見せたりしていました。

冒頭のイリュージョンもその一つ。


そして青木さんが授業中に放った一言


「Your Eyes are Imperfect!」(おまえらの眼は不完全なんだ!!)


だからイリュージョンなんですね、色んな意味で。わかります。



シニアボランティアの泉さんも

フレミングの左手の法則(はい、詳しくはグーグル大先生に)と、

言葉で聞いたことあると思いますが、

そして理論ももちろんご存じだとは思いますが!

Sunny and Rainy

ではみなさん、今からそれを実際見てみましょう!

Sunny and Rainy

みたいな

理論を現象で確認する授業スタイルでした。


どの授業も確かに「実験」の授業なんだけど

確かに言われてみたらアプローチがどの授業も違ってて

心持ち、私の“実験”という定義の幅が広がったような気になりました。



いや~しかし、この3人の授業すごいですねやっぱり。

頭脳集団ってかんじでした。