アフロヘアーのウィグ | Mrs.Waywardのひとりごと

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アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

昨日はハロウィーン。(一日遅れて投稿してます)

たくさんキャンディー用意したのに、4組くらいしか来なかった汗

この大量に余ったキャンディーどうしよう。特に小さい子が好む棒付きキャンディーやチューイーなキャンディーはうちではあまり食べないのに。ああ~涙

 

さて、キャンディーが大量に余ってるって言うのに、夫が、キットカットもっと買っておいて、と言うので、今朝ウォルマートへ。ハロウィーンの翌日から、ハロウィーンの絵柄の付いたチョコレートやキャンディー、ハロウィーン用のデコレーションなどすべて半額になる。

 

ハロウィーン絵柄のキットカット、Doveのミルクチョコレート(これハーシーズよりも美味~い!)、Roloなどカートへ放り込む。すべて半額なので一袋通常3ドル以上するのが1ドル50セント。

 

その後、こちらも半額となっているハロウィーンの飾りやコスチュームで来年に使えそうなものを物色していると、あるものを発見。

「アフロヘアー」とラベルに書いてある黒いクリクリの髪の大きなウィグ。

 

『これ、使えるかな~、あ、おんなじので色とりどりのはクラウン(ピエロ)だって~!』

 

と心の中で呟いた時、ふっと、頭をよぎったことが。

 

これって、このアフロヘアーって、私達みたいなアジア人や白人がハロウィーンのコスチュームとして被った場合、何か問題になるんだろうか、と。黒人という人種に対して、からかってんのか、というふうに取られてしまう?別に黒人さんのキャラクターでなくても、このアフロヘアーのウィグを被ったら?ああ~、混乱する!どういう状況ならオーケーなんだ?

 

以前、アジア系の顔つき、肌の色、髪の色などからピッタリじゃ~ん、と思ってある年のハロウィーンに、娘にポカホンタスをさせてみようかな~と思った時があった。

 

気に入ったコスチュームが品切れだったため結局叶わなかったが、その後、異人種がネイティブアメリカンのコスチュームを着ることが彼らにとっては不愉快なこと、とかなんとか読んだ記憶がある。

 

今よくよく調べてみると、メキシコ人の無法者、テロのアラブ人(これは理解できる)、日本の芸者ガールなどのコスチュームが、「ダメ」っていうのに上がっていたりする。異人種や異文化をバカにしている、茶化している、ということらしい。

 

私は誰かが芸者ガールの恰好してても不愉快じゃないけどな汗

 

いろいろ頭を駆け巡って、私は手に取ったそのアフロヘアのウィグを棚に戻した。なんとなく、そのほうが無難な気がしたのだ。今のアメリカ、悪意があろうと無かろうと、何を言われるか分からない。

 

すべてが、”POLITICALLY CORRECT”(= 政治的に正しい)

でなくては無くてはいけないような、そんな風潮。

 

先日知り合いから興味深い話を聞いた。この知り合いがディズニーランドかディズニーワールドかに行った時に、FROZENのショーがあってそれを見ていた時のこと。

 

最初、舞台にはまだ幼い金髪のエルサと赤毛のアナが登場して踊っています。両親も登場して、その母親役のほうが歌がとても上手な黒人女性だったそうです。

 

次にエルサとアナが成長したシーンに換わると、今度は、アナ役が(母親役とは別の)黒人の若い女性に。

 

ここらへんで、アレ?みたいな顔をして親の顔を振り返るのは子供達だけ。大人たちはみんな素知らぬ顔で見続けている。

 

私の知り合いの日本人は、あれ?あれ?あれっ?

と内心は思ったけれどももちろん、普通にしていたそうです。

 

正直、私が居合わせても、同じように内心、あれ?あれ?あれっ?と思いつつ平然を装うでしょう。何か言ったら、

 

「おまえは人種差別主義者!」

 

と言われるのが嫌だから。

これは多分ほとんどのアメリカ人も同じ。

 

正直、ちょっと過敏になり過ぎてしまうくらい。ここで「黒人」と書くことすら、これってポリティカリーコレクト?と考えてしまう。「ブラック」というのは?それとも、いつも「アフリカン・アメリカン」と正しく呼ぶべき?(黒人の旦那さんを持つ友達に明日会うので訊いてみようと思う。結果、あとで報告します)

 

私が感じるに、そのキャラクターに沿った人種の役者が演じても問題ないんじゃないの、と思いますが、きっと、例えばオーディションを受けに来た場合、

 

あ、エルサとアナは白人キャラですからね、白人の役者さんのみオーディションします、とは絶対に言えませんよね。特に今のアメリカでは。さらに、オーディションの結果、歌や踊りが一番うまければ、その人を起用しないとね。その部分(才能やスキルを評価するという面)は人種によって妨げられるべきでないということなんでしょう。

 

でもな~、例えば実写版の映画を作るとか、そういった場合、

私は『プリンセスと魔法のキス』のお姫様キャラは黒人の女の子に演じてほしい、『ポカホンタス』ならネイティブアメリカン系のちょっと褐色の肌の女の子、『ムーラン』ならアジア系の女の子がいいな~、と思うのはいけないんだろうか。

 

これを声を大にして言えないのが今のアメリカ。

別にこの人種じゃないと、この役柄はダメ、というわけではないんでしょうが、反対に、こうだったらイメージピッタリでいいな~、と

思うことすら「差別」と分別される可能性が。

 

ハロウィーンのコスチュームは別ですよ!これは子供が好きなキャラクターを何でも着ればいい、と強く思う。

 

ああ、そう考えれば、ディズニーランドのショーだって、誰が誰を演じだっていいってわけか。子供に夢を与えるためのショーだもんね。

 

でも、人種が途中で入れ替わるショーを見て、多分、『あれ?あれ?あれっ?』と一瞬でも思ってしまうことが「差別」だと言われるのなら、私も人種差別者になっちゃう。

 

日本にいれば直面しないことだけど、ここにいると日常茶飯事。

でも答えがひとつじゃない複雑な問題だから、タブーの話題(政治と宗教と人種)の一つになってるわけなんでしょうね。

 

難しい。

 

アフロヘアーのウィグから考えさせられてしまった朝でした。