9-11「16年前のあの日」 | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

一日遅れだけど。

 

昨日はアメリカで同時多発テロ事件が起きて16回目の記念日。

アメリカに来てから、あの日が一番ショックで悲しい日だった。

 

16年前のその日の朝、私は普通どおりに出勤して、会社で今まさに起きている惨事を知った。会社のテレビだったか、誰かが自宅から持ってきたテレビだったか。

 

会社に着いたのが、確かツインタワーの北棟にアメリカン航空機が突っ込んだ後の、黙々と煙が上がっている映像が映し出されているとき。

 

仕事なんてしている者はなく、皆画面に釘付け。そこから先はずっと、ライブであの惨劇を見ていた。まだテロだとは知らずに。

 

ちょうど長女を妊娠している時で、お腹の中で息づいている娘の重みと動きを感じながら、身震いする思いで事の成り行きを見守っていたのを覚えている。

 

誰もがいつもと変わらない朝を迎えたはずだったのに、あんなふうに突然に、いとも簡単に、人間の命が奪われてしまうことが信じられなかった。灼熱の地獄から逃れるために、あんなに高いツインタワーから次々に飛び降りて落ちていく人達。

 

ついさっきまであった、彼らの日常に、平穏な毎日に、突然終止符が打たれる。あんな運命が待ち構えているとは誰も予想だにしていなかったはず。それは、ツインタワーに居た人々だけではなく、ビルに突っ込んだ飛行機の乗客やクルー、墜落した飛行機の乗客やクルーにも言えること。あんな理不尽な人生の終わり方は悲しすぎて苦しすぎる。

 

あれから16年経つ今も、記念日にはいつも多くのチャンネルで当時のニュースの映像やドキュメンタリー番組が放送される。いつ見ても、何度見ても、胸が苦しくなる。

 

アメリカに四半世紀以上も住んでいる私は、まだアメリカ国籍はなくとも、この国を愛する気持ちを持っている。あんな光景はもう二度と見たくない。

 

この日はいつもよりもちょっと強めに幼い息子を抱きしめたくなる。生きていることに、生かされていることに、家族と一緒に居られることに心から感謝して、あんな悲惨な出来事が二度と繰り返されることのないように祈っている。