まただよ・・・ 続き | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

早く続きを書け、という感じですね。
さぼっていました。すみません。

さて、母、同居している母の恋人、叔父の3人が立て続けに刑務所へ入ることになったシャイですが。
これは普通ではないと思い、夫と共にオンラインで出来る限りの情報を集めてみました。

すると、Mugshot (顔写真)付きの逮捕歴が出てくる出てくる。
入手した情報から察するに、3人とも同じ犯罪に関わったようです。
簡単に言うと窃盗でした。盗品と知りながら受け取ったとか何とか。
それでも窃盗になるんですね。

でも他にもいろいろ過去にあるみたいでした。
窃盗なんて、物がほしくてするわけじゃないですよね。
大抵の場合、それらを売ってお金に換えてドラッグなどを買ったりするわけで。

シャイには、未成年の兄もいたのですが、友人宅を泊まり歩いていてほとんど家に寄り付いていないようでした。
家に2人の子供がいるということで、同居している3人が一挙に刑務所へ送らないように配慮されたのでしょう。
それで3人が順繰りに行くということになったんだと思います。

私がシャイの家に初めて行った時は、確か母親がすでに帰ってきていました。帰ってきたと言っても、まだ House arrest 状態で、足に監視装置が付けられ、どこへも行けない状態。

娘を送って行った際に何度か話をしました。普通ににこやかに話してくれましたが、こちらとしては、この人の逮捕歴なんかを調べまくった後なので、内心はドキドキです。一度は、酔っぱらっていたのかドラッグをやっていたのか分かりませんが、胸が大きく開いたブラウスを着ていて、それが着くずれしていて、胸がポロリンと飛びだしそうな、目のやり場に困るおかしな姿でドアに現れたこともありました。

恋人が入れ替わりに刑務所に行き、2~3か月ほどで彼が帰ってくるとすぐに正式に結婚し、新婚旅行と称して、どこかギャンブルのできる所へ何日か行ってしまいました。旅行から戻る予定の土曜日、シャイが娘ともう一人の友人を家に招き、母親と新しい父親が戻ってくるときにランチを作って迎えるという計画を立て、娘ともう一人の友人がそれを助けることになっていました。

昼過ぎに親達が戻るというので、午前中からシャイのお家へ行き、準備していたようです。私も、シャイの親が戻り次第、娘を迎えに行くつもりでしたが、昼過ぎ、夕方になっても一向に連絡がありません。電話してみると、まだ親は戻っておらず、シャイが母親'に電話すると、「もうすぐ帰るから」とは言うものの、一向に戻って来ない様子。とうとうもう一人の友人はお母さんが迎えに来て夜の8時頃には帰ってしまい、私もさすがにシビレを切らして9時過ぎには連れて帰りました。シャイが一人になって可哀想でしたが仕方ありません。なんていう親だと思いつつも、何となく想定内。

後日娘が教えてくれましたが、シャイの母親と新しい父親が帰ってきたのは、その夜12時を回って、朝の1~2時だったらしいです。
「もうすぐ帰るから」なんて電話で言ってた時も、多分まだ飲んだくれてギャンブルしてたんでしょう。娘よりも男が大事なんでしょうね。

その頃には、娘がシャイと友達になって数か月が経過していました。シャイには他にも友達がいて、その中の一人は、シャイがいつも娘とつるんでいることに焼きもちを焼き、娘を仲間外れにしようと企んでいました。なので、シャイ、娘、その友達が一緒に居ると、娘はどうしてもポツンとなってしまいがち。子供の世界も厳しいですからね、必死で回りに溶け込んで付いていくようにしないと取り残されます。特に複数の人とつるむことに慣れていない娘にとっては、シャイとその友達が弾丸のように喋りまくっているところグイグイと入っていくのは至難の技。

夏休みに入るころには、その友達の輪からもう弾き飛ばされる寸前。結局夏休み中に遊べたのは1~2回。
いろいろ家の事情が複雑過ぎるし、シャイが娘と時間を過ごしたくないなら仕方ないな、と思っていました。

夏の終わり、シャイがいきなり、今度引っ越すことになったから、いついつにどこどこで、私のお別れ会をするから娘に来てほしい、と言ってきました。引っ越してくれるなら、それはそれで都合がいいかも、とちょっとホッとしました。何しろ夫は娘がシャイの家に遊びに行くのに大反対していましたから。娘にしばらくナイスにしていなかったくせにお別れ会には来てほしいとはね~、と思いつつも、行かせるつもりでそれでも念のために誰の家でやるのか、その家の電話番号も教えてほしいとシャイに電話でいうと、彼女の態度が急変しました。

「あなたの知らない私の友達の家でやるけど、その友達の許可も得ずにその子の電話番号をあなたにあげるなんて出来ないわ!」

「私は娘を知らないところ、しかも連絡先も分からないところへ行かせることはできないわよ。親として、その家の電話番号くらい教えてとお願いするのは当たり前だと思うけど?どうても教えてくれないなら、娘はお別れ会には行けないから。」

そんな感じで会話は終わってしまい、娘にも事情を説明して、お別れ会には行かないことにしました。

私は私なりにシャイのことを気にかけていたつもりでした。学校では彼女のお家の事情を知るお母さん方もいて、「あなたの娘とあの子、遊ばせないほうがいいわよ!」と忠告を受けていましたし、他にも近所のお母さんで、うちにシャイが来てる時は彼女の娘(次女の友達)はうちには寄こさないという人もいました。私がスーパーバイズしているにも関わらず、どうしても嫌だったようです。長女とシャイは同じクラスでしたが、その担任の先生からも、遊ばせてもいいけど二人っきりにはしないほうがいい、と言われ・・・。なので、私自身も風当りが強かったんです。それでもシャイがなんだか不憫に思えて出来る限りのことはしていたつもりだったんですけど。

最後の最後には、お別れ会のことでもめて結局それっきり。その後娘とテキストか何かでちょっとだけやりとりがあったようです。
何でも実のお父さんが癌になってしまったとか。その時娘に、「でもあんたのお母さんに言ったらダメよ!きっとみんなに言いふらすから!」
と言ったんだそうです。可哀想だなとは思いましたが、言いふらすだとか、悪く言うとかそんなつもりは全然ありませんでした。
お別れ会のことで、もしかしたら私のことをよく思ってなかったのかも知れません。

シャイは学校でないときはいつも、肩や背中を露出したストラップも袖もないシャツを着ていて、ちょっと目のやり場に困る服装が多く、母親の恋人(のちに義理の父親) に少し媚びるようなしぐさを見せるようなところがあったので、なんだか行く末が少し気になっていたものです。
正直、奥手で恥ずかしがり、男の子に媚びることなんてまるで知らないような娘がシャイといつまでも友達でいることは多分望ましいことではなかったと思います。シャイがそういう子であったことは彼女だけのせいではないんですけどね。

夏が終わり、新学期が始まるとシャイはもう学校にいませんでした。
娘は寂しそうでしたが、私はこれでよかったんだと思いました。 

そして2年後の今です。
新しいお友達のリアナのお母さんが刑務所に行ったと聞き、シャイが友達だった時のことが蘇ってきて、心がド~ンと重くなったんです。
何でもリアナのお母さんはどこかで宝石を盗み(詳しい事情は知りません)、捕まったらしいです。でも1週間後には、両親 (リアナの祖父母) が保釈金を積み、釈放されて家に戻ってきています。シャイの時ほどは、込み入った家庭の事情はなさそうです。おじいさんとおばあさんはちゃんとした人達みたいですし。

難しいですね。世の中にはいろいろな環境に置かれた子供達がいます。親である私が、完璧で健全な環境で立派な親に育てられている子供だけを選んで自分の子供にあてがうことは出来ませんから。もっとも、立派な両親が揃ってても、とんでもない子供っていうのもいますけどね。

とにかく、シャイのことでも、今回のリアナのことでも、親としていろいろな想いが交錯したのでした。