BLです
ご注意ください
こんなはずじゃなかった…
なんて言える立場でもない。
今は後悔してるよりも
まず色んな誤解を解かないと!
2人の為に…
いや、違う
これはもう自分の為だ。
引き金を引いてしまった身としては
申し訳ないとは思うけど……
悪い!
2人とも!!………俺、
これ以上巻き込まれたくねーんだ!!
なんて
思っていたら
次に会った相葉君の顔は憑き物でも落ちたんじゃないかってくらいにスッキリしていた。
…あれ?……もしや解決したのか?
スッキリするどころか
なんだか幸せそうにも見えるような…
カズと上手くいったの?
「あい……」
いや、違う。
聞くならカズの方がいい。
オレ、ガクシュウシタ。
モウマチガエナイ。
そして俺が問いただすと
カズはちょっと困った顔をしてから
綺麗に笑った。
「この感情に名前を付けるなら
何が1番しっくり来るのかな?って考えたの」
「うん」
「恋とか、それは今更過ぎてくすぐったいし
年齢は関係無いけど、一緒に居るのが長いせいか
なんか違う気がしちゃったんだよね」
「そう、なのか?」
カップルみたいにイチャイチャしてる時あるけど…
とは心の中だけで思っておいた。
「周りからどう見えてるかは自分じゃ分からないでしょ?もしかしたら潤君のように思う奴も居るんだろうね。でも俺らの中ではあんまり納得出来なくて」
たしかに…2人の事を言葉で表すとして
例える言葉はソレであって
でも本人達がソレではしっくり来ないと言うのなら
ソレは違うって事になる……のか?
「じゃあ、結局答えは見つからなかったのか?」
「んー…まぁ、フフッ……どうなんだろうね?」
「んだよっ ずりぃなぁー」
「え?(笑)聞きたいの?」
「気になるだろ」
「んははっ 真っ直ぐな潤くんらしいね」
「茶化すなって」
振り回されたんだから聞く権利くらいはあると思う。
いや、俺がきっかけ作ったんだけど…
それでも前のめりになって聞きたい姿勢を貫くと
観念したのか、カズは凄く穏やか顔で
「……何か変わるのかもしれないと思って
とりあえずヤってみたよ」
驚愕の事実を言い放った。
「は?!………え?……ま、まぢで?」
どっちがどっち?
一瞬で思った下世話な疑問は置いといて
(きっとカズが下だろうし)
そんな凄い事を大した事無かったように
フラットに言うからビックリする。
そんでもって更に不敵な笑みを浮かべたカズは
「身体の相性はいいんじゃない?」まで言い出す始末。
「えっ//////……あ、えーと……じゃあ?」
「セ ッ クスしたら付き合うって事になるのかな?」
「ばっ/////俺に聞くなよっ」
「だよね(笑)……まぁ、そんな感じ」
「は?分かんねぇって!」
結局、納得する答えは出ないまま
その後2人は酸いも甘いもっていうよりは
傍から見ていて何も変わらないまま隣にいる。
褪せることなく歩んで来たこいつらの歴史には
身体を重ね合わせた所で変化するものは無いのか?
「今更ね、何か1つ変化したところで
俺達は変わらなかったんだよ」
その変化が
大きかろうが小さかろうが
こいつらは付かず離れず2人の時間を重ねて
ずっと隣にいたのは誰から見ても明らかで…
だからカズが凄く綺麗に見えたのも
相葉君がちょっと頼もしくなった気がしたのも
俺の気のせいって事なんだろう
最近ずっと不安で見ていたせいか、暫く俺の視線はあいつらへ向くのが癖になってしまったんだけど
やっぱり、ずっと前から変わらない
楽しそうで幸せそうな2人がそこに居た。
でも…
でも、やっぱさ…
「やっぱり、恋じゃないとしても
ソレは愛情だよ……俺はそう思う」
「ンフフッ……そっか!」
恋だの
愛だの
そんなのよりもっと 強い絆
尊い想いで 2人は繋がっている気がした。
《恋だの 愛だの》END♡
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱· ゚
最後まで読んで頂きありがとうございます✩*॰¨̮
短編だというのにちょっと間が空きましたが…(人-ω•`)
突発的に思いついたMJ視点のにのあいでした♡
もうとっくに始まってたのか、始まってないのか
これから始まるのか、何も変わらないのか。
にのあいの2人の関係ってこんな感じで
常識の範囲では収まらないんじゃないかなって
恋とか愛とか、それだけじゃ足らない関係?
…言いたいことが上手く伝えられないけど(笑)
とりあえず、後編で書きたい事は書けた(はずな)ので
とっととシリーズモノに戻ります(笑)
まだ終わらせてないの結構あったよ…( ̄▽ ̄)ワオ
ではー!
sunny