BLです
ご注意ください









「みた?」

「ん…みた」

「どう?」

「おまえは?」

「え?(笑)」

「なんだょ…その反応は大吉じゃないね」

「むっ…おまえは?その反応は良い感じ?」

「いんや、吉?」

「悪くないじゃん」

「まぁね…今年はチャレンジの年、今まで挑戦しなかった事を積極的に取り組むと良いって」

「うんうんっ、良いじゃん!」

「で、おまえは?」

「……末吉」

「ぷっ、微妙(笑)」

「そう、良くはないけど悪くもない」

「なになに…慌ただしく落ち着きがない年
  ンフフッ…そりゃいつもの事だろ?」

「うーん。否定は出来ない」

「あ、年下とトラブルになるかもしれないが、年上の助けを借りて好機に出来る。へーー年下とトラブルかぁ…ふーーん」

「もうっ、自分の読めって(笑)さっさと結ぼ!」

「ちゃんと読んでから結べよぉ」



ゆく年くる年

年が明けためでたい瞬間に
大好きなヤツと一緒に居られるのは幸せだよね。

お参りして、おみくじも引いて
今年はカズの受験があるから絵馬も書いた。


さぁ、この後はどうする?


予備校とバイト、あとバンド活動…
ずっと忙しくしていたカズと最後に会ったのは
俺の誕生日だっけ…
まぁ…まだ1週間くらいか
しょっちゅう会えない事も多かったから、何を今更って思われるかもしれないけど
なんか、あるじゃん?人恋しくなる時って
俺の場合は…今
絶賛カズ恋しくなりっぱなし

だから

だからね


今日はずっと一緒にいたいよ



「ねぇ、この後どうすんの?」

「どうすんのって…普通は帰って寝るよな?」

「普通は聞いてないよ」

「受験生には正月休みなんて無いのよ?」

「うー…そっか、そうだよね…やっぱ無理か」

「プフッ!…わっかりやす!(笑)」

「カズぅ…」

「まぁ…1日羽伸ばしたくらいで落ちるなら元々受からないよな」

「えっ…それってぇことは?」

「ことは?」

「もうっ!焦らすなよ〜」

「フフッ ……俺も
 まーくんと一緒に居たい…よ?」

なんでそこ疑問形?なんて思うけど
頭コテンの可愛いオプション付きだったから許そう

「//////ぃやぁった!!」

「おいっ/////こんな往来でやめろ!」

嬉しさのあまり周りなんて目もくれず
道のど真ん中で小さな身体を抱き締める。

「だってそんな可愛く誘うの反則っ」

「っ///////…んで、どうすんの?
  どっちかの家じゃなぁ…」

「だよね?姫はじめは遠慮なくアンアン言いたいよねぇ…っング!!」

「ばっかじゃねぇの///////」

「ってぇー…もぉ容赦ないんだから」


真っ赤になって膨れた頬をフニっとつまむ。
そしたら余計に膨れちゃった。
そのほっぺ 、一体どこまで膨れるの?
モチモチしてるから餅のように伸びるのかも


「 おまえらさぁ、もうちょい周りの目を気にしなさいよ…」


「げっ…」
「え?…あ、しょうちゃん!松潤も」

「あけおーめ!」
「明けましておめでとう」

「「おめでとー」」


後ろから声をかけてきた呆れ顔の2人は
お正月らしく着物に身を包んで立っていた。


「わぁ…すっごい気合い入ってんね」

「こいつ迎えに行ったら潤の姉ちゃんに捕まったんだよ…」


ゲンナリした様子で言うしょうちゃんに
その時の様子が手に取るように想像つく。

今日は別行動で良かった…


「でも2人共すっごい似合ってるよ」

「ホントか?カズ達も居たら絶対着る羽目になったのになぁ」

「わー(笑)回避出来て良かったぁ」

「…そうだよね。着物のカズは見たいけど
 脱がせたら着せられないもん」

「おまえなー////////」

「アッハッハ!雅紀は新年早々から煩悩だらけだな」

「でもしょうちゃんだって困るだろ?」

「アパート帰って脱げば問題ない」

「そうだ!…クソー やっぱ一人暮らしは強いな」

「ンハハ…で、おまえらどうすんだよ?」

「どうするって?」

「さっき話してたじゃん」

「あ/////……ぃや、まぁ、そのっ、ね?」

「ラブホか?」

「ゔっ…鋭い」

「…//////」


「これから?どこも満室なんじゃね?」

「え!!…そうなの?」


予想外の言葉に、見ていた夢のような時間が崩れていく音がした。
いやでもそっか!みんなカウントダウンしてから初詣とかして、その流れで…って?
やべぇ!そこまで頭回ってなかったー!


「じゃあ…諦めよう」

「やだーー!!」

「駄々っ子かよ(笑)」

「だって!もう俺マンマンだよ?!」

「/////正直か!」


「あっはっはっはっは!」

「ここまであからさまだと潔いわ(笑)」


えー!えー!
せっかくカズもOKしてくれたのに
そりゃないよぉ……
次がいつになるかなんて分かんないのに…
お互いの家には家族がいるしなぁ

でも…まだ満室だとは限らないよね?
行ってみて無理なら諦めるしかないけど
行くだけ行ってみてもよくね?ね?


「ねぇ、カズ…」

「んー?」

「とりあえず、行くだけ行ってみない?」

「えー…」


おいおいその顔…
もう無かった事にする気だろ?

うーー……ん…そりゃあ、さ…
受け入れてくれる事だけが埋める術じゃないし
身体を重ねる事だけが楽しみだったわけでもない。

…なら、諦めるしかない?


チラッと顔を覗くと、なんとも言えない顔で…
いや、半ば呆れた顔で見ている。

はぁ…今日は諦めるしかないか……



「ったく、しょうがねぇなぁ…
 ほらコレ…俺の部屋、貸してやるよ」


「は?」
「えぇ?!なんで?」


天変地異がひっくり返ったような急展開!
え?まさか俺ら隣でスるからおまえらこっちでどうぞってこと?!

いやいやいやいやっ///////
それは無理だよぉ…カズのあんな声とか聞こえちゃう!……あ、あっちの声も聞こえちゃう…

あ、2人ってそういうのに興奮するタイプ?


「おまえ、なんか変な事考えてんだろ?(笑)
実はさ…俺らこの後松潤んち戻って着替えてから
早朝には海外へ飛ぶんでーす!」

「えっ…まぢ?どこ行くの?」

「遺跡とか見たくて、ヨーロッパの国いくつか」

「リッチ!」

「学生のうちにしか自由に行けないだろ?
 就活もあるし、今しかないと思ったのよ」

「俺も、もう推薦決まってるし」


ほいっと渡された一人暮らしの家の鍵という
最強アイテムが掌でキラキラ光って見えた。

思いもよらぬ申し出に
一気にぶち上がる気持ち。

どうしよう!?最高じゃんか!!


「すげぇ…カズやったね!!」

「や、やったの?」

「そうだよ!ありがとうしょうちゃん!!」

「その代わりといっちゃなんだけど
 部屋の掃除と空気の入れ替えやっといて♡」

「お安い御用だよ!」

「良かった!1週間も家空けると匂い溜まるし
 ちょっと俺、ゴミ放置して来ちゃったのが気がかりでさー」

「それも出しとくよ!」

「おお、サンキュ。お土産買ってくるからよろしくな」

「こちらこそよろしくっ
 もうしょうちゃんが神に見えるよ!」


あ、おみくじに書いてある事当たってんじゃん!
今年も沢山しょうちゃんにお世話になろっ(笑)


「じゃあ、お邪魔しに行ってきます!」

「おぉ、ヤり過ぎんなよ?」
「カズの身体に負担かけないようにしろ」

「はぁい(笑)」

「あぁ…まぢか」


こうして、この日から俺たちは
1週間の半同棲生活お試し体験が始まった。



今年もいい年になる気がする!!









つづ……く?(笑)

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お久しぶりです!
ちょっとワタシゴトで色々ありまして(›´-`‹ )
嵐の番組も全ては観られておりませんー( ˃ ⌑ ˂ഃ )
こんなに空けた事ないじゃないか?ってくらい更新しなかったなぁ…それなのにアクセス数見ると、沢山の方が訪問して下さっていて…ありがとうございます♡
まだ、ちょっと落ち着いてはないので
ちまちま書きながら、出来たら更新…そんなペースで暫くやっていこうと思ってますのでよろしくお願いします( ´ᐞ` )

さて、色んなお話を終わらせず
また学パロ書いちゃったー(笑)
しかもお正月話
もう、時差なんて気にしない!!笑笑
とりあえず…
続きも…書いて、みようと思います!←歯切れ悪w


とりあえず今日は久々に笑い転げた1日でした♡
今年イチ笑った←



sunny*no