BLです
ご注意ください
「あんだよ」
ぶすっと不貞腐れた可愛い横顔に
思わずニヤけてしまう。
「やっぱ、見たんだなぁって」
「なにを?」
シレッとした態度で誤魔化すけど
俺の事舐めてない?
誰よりもおまえの気持ちが分かっちゃうのは誰なのか、さっきからスマホのゲームに夢中の可愛い子に教えてあげたくなった。
こうなる事は想定内
いや、お約束レベルかも?
むしろ、期待してたというか…
"どうせ俺を当て馬にして盛り上がるんだろ?"
あの収録のあと、親友からウンザリしながら皮肉たっぷりに言い放たれた言葉を思い出して思わずニヤニヤしてしまった。
「こわ。きも…何ニヤついてんだよ」
「きもって(笑)もーーっ
カズが素直に言えば良いだけでしょ?」
「はー?何をデスかー?」
「ヤキモチ妬いちゃったって♡」
( .'ω' )ノ)`ω' )ベシッ!
「いてっ!」
「/////////妬いてなんてねぇーわ!」
「ふぅん……もう、慣れちゃった?」
それはそれでなんか寂しい
本当はもっと妬いて欲しいから
だからってあんましやり過ぎると
今度は拗ねちゃうのが分かってるから
加減が結構難しいんだよなぁ…
でも…こんなあからさまに態度には出してるから、慣れたわけでは無いんだろう
「カズー?」
ずっとこっちを見てくれないのが寂しくなってきて、手を伸ばしモチモチしたほっぺをツンツンしてみた。
するとこっちを睨むように目だけ向いて
はぁ…とため息を吐かれてしまった。
えー…ため息なの?
まさか呆れちゃったとか?
新しいパターンだな…
「ハァ……ったく、しゃーねぇなぁ」
「へ?」
不意打ち
ツンツンしてた腕を掴まれると
グッと引き寄せられて
その反動で俺の胸の中に飛び込んできた
見慣れた頭。
フワッと知ってる匂いがして
それだけで気持ちが安心する。
「//////か、カズ?」
「ほら…///// 素直に来てやったんだから
さっさと俺を甘やかしてみろよ///////」
「…ぅわぁ////// ちょ、まって
わ……ヤバいっ 鼻血出そ//////」
「出るわけねーだろ(笑)」
「クフフ…うんっ、いっぱい愛してあげるっ」
「ぃや…加減はしてくれ」
「んーー?」
「あっ、ちょ……まっ、て/////」
ンンッ…///////
まだ素直になり切れないお口は
塞いでしまえば簡単に素直になってくれた。
つい、妬かせたくなるのは
こういう嬉しいオマケが付いてくるからだ。
いや、むしろそれが見たくて妬かせたくなるのかも…
「フフッ……積極的っ」
「ァッ/////……いじっ、わりぃ…ょ」
「だって…妬いてるカズ 可愛いんだもん」
「…ぅるせぇ//////」
俺をみて…
俺の事だけを考えてよ
まるでそう言ってるみたいに
いつもより積極的に求めてくるカズは
沢山 俺を夢中にさせてくれた。
あー、可愛い♡
だから やめられないんだよねぇ…
何度目かの果てた後
ほぼ意識を無くした愛しい子を腕の中に閉じ込めて、満足気に幸せに浸った。
こうなる事を想定して、明日が休み、もしくは午後からの日を狙って家に呼び出し、録画しておいたマナブを見せるように仕向けたかいがあったというもんだ。
うーん……確かに俺って
ちょっと意地が悪いのかも?(笑)
「はーん……で?
燃え上がった夜を楽しみましたと?」
「ぐふふ…うんっ」
「俺は今 何を聞かされとるんや?」
「ウチの可愛い子の話?」
「あそぉ……これ完全な貰い事故やんな」
「だって被害にあった風間ぽんには言えないし、そしたらきみちゃんだけじゃん」
「グループ内ですませといてくれんか?」
「みんなで居る時はカズも居るしぃ」
「はいはい…もぉええわ」
「あ、きみちゃんも今度マナブに来てよ」
「いやや!ろくな事おきんわ!」
夫婦喧嘩は犬も食わない
ニノと相葉のヤキモチは犬も食わない
そう、謳い文句を付けた風間によると
被害者の会の人数は着実に増えているという
『おつかれさん』
きっと、巻き込まれただろうと予測をして
横山を労うように送られたLINEは
流石、被害者の会 代表 風間俊介だと
賞賛の声が上がったとか?
そんな話がメンバーの耳に入る頃にはもう
ラブラブに輪がかかった2人がまた
メンバーを良くも悪くも、振り回してるはずだろう…
『なんとかは犬も食わない被害者の会』
ヤキモチ事件ファイルNo.43
END
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特にこれといってオチはなく( ˙-˙ )←
久々にリアル中のリアル書いたぁ
マナブ見て、ウチは餃子包みながら妄想してましたわ♡
お約束レベルですが(笑)
ニノちゃんにヤキモチ妬いて貰いたいまーくんの話
麻婆カブ作ってみたいなぁ(*´﹃`*)