BLです
ご注意ください
ちまちま書いてたら出来たので久々に更新☆
だいぶ空いたので前回のお話リンクしときます。
とはいっても、64話から第2部みたいな感じ?
冬休みが終わって
三学期は
瞬く間に過ぎていった。
なんでかって
俺の部活も相変わらず試合ばっかだったし
あいつは学園祭の時にバンド組んだ奴らで
ライブハウスに誘われたとかで?
毎日練習ばっかでお互い忙しくしてた。
イヤそうに渋谷って奴に引き摺られて
松潤に宥められながら頑張ってた。
また女装して歌うのか心配したけど
それはもう流石にしないよ(笑)
って、普通に出演していた。
でもちょっとした抵抗なのか
伊達メガネかけてたっけ…
忙しくって2人の時間はあんま作れなかったけど
でもお互いに応援し合って
たまーに甘い雰囲気を楽しんで?
そんなこんなで
もうすぐ、3学期も終わる。
俺は3年になって、カズは2年
1学年ずつ上がる。
しょうちゃんが
もうすぐ卒業だ。
その前に目標が出来た。
初めて俺からキスをした、誕生日。
それから、ちょくちょく
タイミング見て ちゅーは俺からしてる。
ちゅーすると
あいつは真っ赤な顔で俺を見上げてきて
めちゃくちゃ可愛いの
でもまだ触れるだけ
それだけしか出来なかった。
その先も・・・もちろんしたい
でも、やっぱりさ
男同士って
色々大変だよね・・・
てか、全部が初めてだしさ
出来れば
あいつに俺を受け入れて欲しいし
でも、受け入れる側は大変だって
やり方を調べた時にネットに載ってた。
上手く出来るかも分かんない
いや、初めから上手く出来るわけがない
そしたらあいつの事傷付けちゃったり
しないかな?
いっぱい考えてはいるけど
そんなんで足踏みしてたら
なかなか先に進めないでいた。
まぁ…あとは
場所の問題っつーのもあるしなぁ
お互いの家だと必ず誰か居るから
2人きりって空間?とか
チャンスが見つけられないのもある。
そんな俺の焦りをエスパーしょうちゃんが
何か 勘付いたようだ。
「おまえら、もうヤったの?」
「ぶっ!!なっ!ななななに急に?!」
「あー、その慌てっぷりはまだかー」
「なんだよっ//////
べっ、別にそんな・・・慌ててねぇし」
「へぇ(笑)まだしたくないんだ?」
「したいよ!! あっ/////////」
そこまで言えばバレバレだ。
誤魔化そうにも
たっのしそーな顔のしょうちゃんには
通じないとすぐに察して観念する。
「あぁ、大事にしたい気持ちと
ヤりてぇ気持ちで葛藤してるわけね」
「////////しょうちゃんの意地悪」
てか…ちょっと前まで
俺の事好きだったんだよね?
なんかもう微塵にも感じないけどさ
「その調子じゃいつまで経っても
越えられないんじゃね?
気がついたら卒業してたりしてなー」
「えぇっ!そんなに!?
それは・・・流石に理性が持たない、カモ」
だってさぁ…ちゅーだけで
あんっなに可愛いくなるんだよ?
今だって結構我慢はしてるんだ・・・
「ふぅん…
雅紀は結構限界なんだな」
「////////ちょっと!
しょうちゃん見透かし過ぎだしっ」
これって、
結構デリケートな問題っつーか
プライバシーのはんちゅう超えてない?
「ごめんごめん、なんか可愛いくてさ」
「えぇ・・・」
「こら引くな引くな(笑)
よーし、分かった!
翔お兄さんが救いの手を出してやろう」
「しょうおにいさん?(笑)」
得意気な顔で しょうお兄さんは
1冊の本を目の前に出してきた。
その本をじっと見ると、表紙には
でかでかと伊豆温泉と書いてあった。
「俺らの卒業旅行についてこない?」
「へ?卒業旅行?
でも、それってさ…
卒業生同士で行くもんじゃないの?」
「まぁ、普通はそうなんだけど
でもせっかく行くんだったら楽しい奴らと行きたいよなって智君と話してて。あ、旅費とかは大丈夫!俺の父親が経営してる旅館だから、ただ一緒に楽しんでくれたらいい…どう?」
「えぇ!? すげぇーー!
しょうちゃん家もすげぇし
その計画もすげぇ楽しそう!!」
ワクワクする話に
一気にテンションが上がる。
タダで旅行のお誘い?
しかもみんなでなんて
めちゃくちゃ楽しそう!!
「・・・・ん?てかさ
旅行に俺とカズの問題がどう関係するの?」
「え?わかんねぇ?(笑)
部屋を2人部屋にしてやるから
そこで決めろよってこと!」
「ええええぇぇっ?!//////
ぃやっ、そんなっ…えっと////////」
「そんなキッカケでも無いと
いつまでも出来ないと思うけどなぁ?」
「そ、そうかもしれないけど…
でもさ、周りにバレバレな状態で初体験?
あいつ恥ずかしがってヤダって言いそう」
「だーかーらー
これは俺とおまえの中だけでの話だ」
「俺と、しょうちゃんの?
うーん・・・・なら、いけるかな?」
「いける!頑張って男になっちまえ!」
「おとこ!!(笑)」
ほんとに…
この人、俺の事好きだったのかな?(笑)
でも背中を押してくれるのは嬉しいケド…
「さぁ、このチャンスだらけの船に
のるの?のらないの? さぁっどっち?!」
「もちろん 乗るに決まってんじゃん!」
「そうこなくっちゃ!」
これはアレだっ
せんざいいちぐうのチャンスってヤツだ!
もぅ、このチャンスを逃したら
本当に卒業まで出来ないかもしれないし!
この時の俺は
誰と行くとか細かい事は大して気にもしないで
頭の中はカズの事でいっぱいだった。
まさか試練が待ち受けてるとも知らずに
楽しい事ばかり考えて浮かれてしまって
しょうちゃんの策略に
まんまと嵌められてしまったのに