BLです


ご注意ください











マヂか・・・・


マヂでか?
夢・・・ではないのか?


夢であってくれ!!

お願いだからーーーーー!!!!!!




「ゥオッ!!」


「あ、やっと起きた
  早く起きないと 飯食い損ねるよ?」


目覚めたら目の前には潤のドアップ。
至近距離に現れた彫りの深い顔に
ついビックリしてしまった。


「えっと・・・潤?」


「うん?なに?」


「・・・・ここ、どこ?」


「そりゃホテルの・・・
  なんでかリーダーの部屋に2人で寝てた?」


「そっ・・・かぁぁぁ〜〜・・・」


やっぱり、夢じゃなかった、か・・・


思わず項垂れ、涙ぐんで枕を濡らす。


・・・ん?にしてもだ

あんな エ ロ い 潤の 痴 態 を
メンバーの前で晒したというのに
なんでこいつはこんなに爽やかに
笑っているんだ?

普通なら・・・激おこだよね??



「リーダーのメモがあってさぁ」


「え!!・・・ぅ、うん・・・なんて?」


「2人共寝ちゃったから翔君の部屋で寝る。
  カードキー借りてくからよろしくだって」


「あー・・・そうなの?」


智君いつ出ていったんだろ?
やっぱり・・・抜 いた後、かな?


「ねぇ、なんかさ…
  昨日の夜みんなで飲んでたじゃん?
  途中からあんま良く覚えて無いんだよね
  俺、大丈夫だった?」


「へ?・・・へーーっ そうだったの?
 ぃや、普通に?いつも通りっつーか
 あ、ちょっと飲み過ぎてたけどねっ」


まっ!!
マヂですか?!

神様ーーーーーーー!!!!!!



「そっか・・・
  翔さんが介抱してくれた?とか?」

「もっもももももちろん!!」


ごめん、潤・・・
ヘタレな俺はお前の話に乗っかるよ(泣)
きっとそれが2人の未来の為なんだ!!


そうやって自分に無理矢理言い聞かせてみる。


「翔さん・・・ごめんね? 
  少しだけみんなと居るつもりで
  本当は久々に2人きりになりたかった・・・」


分かりやすい位シュンとなって呟く
潤の天使たる可愛いさったら・・・

んもぅっっ・・・!!


「大丈夫!ツアーはまだ終わらねぇだろ?
  終わった後だって2人きりになれるじゃん」


「うん・・・そうだね」


コテンと額を俺の胸に押し付けてグリグリ。
珍しく甘えてくる潤に胸の奥がムズムズした。


俺は昨日の俺に言ってやりたいよ!
おまえはそんなに焦る事なんか無いって!!

焦ったりなんかするからっ

リーダーの前で・・・・・

はぁぁ〜〜〜・・・・・・・・


ごめん、潤・・・・・


懺悔じゃないけど最大級の優しいハグで
潤を包み込んだ。





「・・・てかさ?
  なんで俺ら、裸なのかな?」


「あ"っっ・・・・」






【注】この後、たっぷり叱られました。





 






おまけ




集合時間ギリギリにロビーへ降りていく。
2人の足取りは重い。

あいつらに会わす顔など
どこにも持ち合わせてるわけもなく・・・

なんとか潤の機嫌を直す為に
あの後飯も食わずに愛してやったけど

それでもやっぱり照れがあるのか
別便の車で行くと言い出した。

でも結局 会場で会うのは変わらないし
早かれ遅かれなんだし、さ?


相当渋々だったけど
一緒に来てくれて良かった・・・


俺の後ろをとぼとぼ歩く気配を感じながら
集合場所に行くと、もう3人は居て

俺と最初に目が合ったのは相葉君。

たっのしそうな顔で近寄ってきた。


あぁ・・・
嫌な予感しかない



「しょうちゃんおはよ!!」


「おー、はよぉ」



あーあ・・・スッキリした顔しやがってよ
先に戻ってどうせ2人は2人で盛り上がったんだろ?・・・クソっ


「ねねねねね!あの後どうだったの?」


「はい?」


ほら やっぱり・・・

つぅか、それは智君が先に来てんだし
そっちに聞いてくれりゃ良かったのにと
ちょっと恨みがましく見てしまう。


「さっきね?リーダーに昨日の事聞いたら
  飲み過ぎて記憶が途中から無いって言うの」


「え!!うそ?!」

「ホントホントっ」


「それ本当かよ?」

「松潤おはよ。そうそう!
  3人で固まって飲んでた途中からみたい」


まさかの奇跡が起きた?!

思わず潤と顔を見合わした。

一縷の望みに期待を膨らませていると、ニノとじゃれていた智君が寄ってきて手を差し出した。


「はい、翔君のカードキー」

「あ、ありがとう
  じゃ、こっち智君の部屋の・・・」

「おう、サンキュ」


いつもと何も変わらない態度と雰囲気に
少しだけ安堵する。


「あの、智君?
  何も、覚えて・・・ないの?」


「うーん?
  なんで翔君の部屋で寝てたかとか?」


「うん、まぁ…そう」


「うーーん・・・
  なんでだっけか?」


「じゃっ!じゃあさ!  
  ベッドボードに置いたメモの事は?!」


「メモ?・・・なんか書いてた?」


「・・・・マヂで?」


確実に起きてはいたけど・・・

その時の智君は酔っ払いだったし
たぶん、正常では無かったの…か?


「この人本当に何も覚えてないみたいよ?」


「なんだかニノに言われると
  説得力を感じるな・・・」

「うんうん」


また、顔を見合わせる。
そこにはさっきのどんより暗い顔は無い。


よっ、良かったーー!!!!

思わず2人で周りも気にせず抱き合った。


「ちょっとお二人さん!
  もう車出るからそれは後でしてよ」


「はーーい」
「分かった〜」


"覚えてない"


その事実だけで全て解決じゃん!!

はぁぁぁぁぁ・・・・良かった!!

そして俺はこの時、忘れる程 飲むべからずを
嵐会議の次の議題にしたいと思った。

これからの5人のためにも!!


「翔さん早く行こ!」

「おぅっ」


天使が天使に戻ってくれたし♡
終わり良ければすべて良しだーー!!






















ホントは・・・










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ぜーーんぶっ

覚えてるけどねぇ〜!!












  2周年感謝企画
【帰ってきた あらしのよるに】おしまい♡