BLです


ご注意ください








「へぇ・・・それで?
  俺とキミちゃんがただならぬ関係だと?」


「う・・・ぅん」


しょんぼりしたまま
全て見た事、 思った事を告げると
カズは盛大な溜息を吐いた。


「はぁぁ〜~〜〜・・・ったく
  早とちりにも程があるっての」


「ゔっ・・・まぁ、ちょっとは
  そんな気もしたんだけどさぁ・・・」


「あのなぁ・・・まずっ !
  俺はあいつのことが好きじゃねぇ!」


「で、ですよね・・・」


「むしろいつもいつも俺に突っかかってきて
   面倒くさいしうるせーし気に入らない!」


「あっあいつが聞いたら大変な事を
  サラリと言った!」


殆ど悪口と言ってもいい発言も
2人の関係ありきな言葉。

でも、なんでか言い合ってても
楽しそうに見えるのはなんでだろう?
といつも疑問に思う。


「あいつと俺は油と水のような関係だ」


「・・・分かりやすい(笑)」


やっぱり俺の早とちりだと分かると
ホーーっと胸を撫で下ろした。


そりゃ、そーだよね・・・
何を馬鹿な事考えてたんだろ

そんな事が、あるわけないのに・・・


でも・・・きっと

大切が大きくなり過ぎて

以前は気にならない事も
気にする自分が止められない。


「あっ、じゃあ何であの時一緒に居たの?」


「・・・・・・」


今度はカズが困った顔になった。


俺には言えない事なのか?


隠し事とかって、分からないなら良いけど
知ってしまえば気になってしまうから


「俺には、言えないこと?」


「んーん、大丈夫、言える。
  ただ・・・あいつの事抜きで
  渡そうと思ってたのになって思ったの」


「渡す?」


するとカズは後ろを向いて扉の影に置いてた
さっきより大きな袋を引き寄せて
綺麗に包まれた箱を取り出した。



「はい、俺からの・・・
  なんつーか・・・/////えーと
  ・・・・誕生日プレゼント、です/////」



照れくさそうに渡された箱

正直、何も考えてなくて
不意打ちで渡されたもんだから
ビックリして言葉が出なかった。



「まーくん?」


「えっ!!えーーっ?!マヂで?
  ぅわぁ・・・・あ!開けていい?!」


「ぅん/////いーよ」


綺麗に包んであったリボンを解いて
包み紙をゆっくり綺麗に開けようとするけど
焦ってしまってビリッとなった。


「(笑)普通に開けなよ」


「う、うんっ」


お言葉に甘えて、一気に剥がして 

出てきた箱の蓋を開けると・・・



「うっそ!!!!コレッ・・・・
 もぅ何処にも売ってないって聞いた」



一気に溢れてくる涙で
視界がボヤけていく

それを嬉しそうな顔で見ていたカズが
可笑しそうにクスクス笑っている。



「えーー(笑)そんな泣くなよ」


「だって!!泣くょ・・・っ
  このバッシュずっと欲しかったやつだし
  それにコレっ、すげー高いじゃん!」


「そーだね・・・まぁ、だからさぁ
  めっちゃ不本意だったけど、あいつが
  短期で働かせてくれるって言うから」


「え!!じゃあ・・・キミちゃんちで
  カズ・・・アルバイトしてたの?」


「ん//////・・・初めての、アルバイト?」


初めて・・・

働いた・・・俺のプレゼントの為に?


そんな嬉しすぎる事が分かれば
涙はもっともっと止まらなくなった。


「ちょっ/////もぉー泣き過ぎだろ!」


「だってぇぇ・・・」


こんなにビックリする
嬉しい事をされたのは

生まれて初めてかもしれない・・・


カズの気持ちが何より嬉しくて

ドキドキ煩い心臓が苦しくて


・・・・・愛しいが、たまらない



「ありがとう・・・カズ・・・」


「どういたしまして?」


「引退するまでいっぱい履くね!!」


「おぅ、元値取り返すくらい
  履き潰す勢いで履きまくってょ(笑)」


「あ!!あのでもね!でもさ!
  俺まだ嬉しかったことあんだけど!」


「ん?なに?」


「あー・・・本当は明日渡す気でいたけど
  もっいっか、いいね!渡しちゃう!」


「えーーなんだよぉ(笑)」


慌ててクローゼットにしまい込んでた
袋を出して、掴みあげたまま
グイッとカズに押しつけた。


「はいっクリスマスプレゼント!」


目の前にある袋をマジマジと見たあと
目をぱちくりさせて俺を見てるから

更にぐいぐい押し付けて
手に取らせた。


「・・・・マヂで?」


「初めて選んで買ったから・・・
  喜ぶ物か、分からないけど・・・」


「ううん・・・嬉しぃよ・・・」


今度はカズが目を潤ませながら
その袋を開けた。

俺がプレゼントしたのは
普段履いて欲しいなって思って
ちょっとオシャレな
黒地に黄色のロゴが入ったスニーカー


「今履いてんのって結構履いてんだろ?
  あ!でねっでね!じつはーーー・・・
  じゃーーん!俺とイロチのお揃い!!」


一緒に買った
黒地に緑のロゴが入ったスニーカーを
カズに自慢げに見せた。

だけど、反応が全く返って来ない。

アレ?って顔を覗き込むと
真っ赤な顔で今にも零れそうな瞳が
俺とプレゼントを交互に見て
言葉を失っていた。


「ちょっ!何でカズまで泣くんだよー?」


「だって!おまえバイトしてないし
  まさか俺に用意してるなんて
  思ってもみなかっ…たっ!」


「まぁ・・・
  そこは気にするなって(笑)」


小遣いと誕生日プレゼントに貰った金で
買ったんだけど・・・

俺が稼いだ金じゃないってのが
ちょっと情けなかったからシレッと濁す。


来年、部活引退したら俺もバイトして
それでカズにプレゼントしたいな・・・


「ありがとう・・・まーくん」


「来年から一緒に履いてこうよ」


「うん・・・お揃いってバレない?////」

  
「いーじゃん!バレたって」


「・・・・ま、いっか」


「てかさー、すげくね?!
  おんなじ靴プレゼントしてんの!」


「あっ、あーー確かに・・・フフッ」


「あ!なんかバカにしてんだろ!?」


「してないしてない(笑)
  なんか、可愛いなってっ」


手で口元を隠してクフフとか笑う
そんな仕草のが全然可愛いし

カズは全然分かってないなぁ・・・


「カズのが数倍可愛いょ」


「はぁ?/////なんだょ//////」


なんでかお互いに可愛いって
言い合って、変な空気になった。

さっきから
体が火照って頬はずっと熱い

恥ずかしさに耐えられず
話題を変えたくなった。


「ねぇ、ちょっと履いてみていい?」


「ぅん、履いてよ」


「カズも履いてみ?」


「ぅん・・・・ん?
  あ・・・まーくん・・・」


「なになに?」


「この靴、1センチ短い」


「え!!!!うそ!?
   25.5センチじゃなかったっけ?!」


「26.5ですぅー」


「ぅわっマヂで?!わぁーーごめん!」


また俺ってやつは!
最後にやっちゃうとか・・・はぁーー

なんでこぅ、詰めが甘いんだよ・・・・


「あ!でもほら!
  こうやって指丸めたら入るし」


足の指を見立てるように手を丸めて
フォローしてくれるカズにちょっと泣けてきた。


「それじゃ足痛めちゃうから!」


「んーーー、大丈夫そうだよ」


「だめだめ!明日交換してくるからっ」


ずっと履いて欲しいから
履き心地良く快適に使って欲しい

そう言うと
やっと納得してくれて


「んふふっ・・・分かったよ
  やっぱりさ、クリスマスプレゼントは
  25日に貰う運命だって事なんだろうね」


「なんで?」


「だって今日はおまえの誕生日じゃん」


俺は生まれてからこれまで
クリスマスに誕生日を一緒くたで祝われてた。


なんでクリスマスイヴになんて
生まれちまったんだろう・・・

ずっとそんな風に思っていて


でも、カズの中では
違うんだ・・・


今日は俺の誕生日
明日がクリスマス



聖夜の夜より俺を選んでくれた・・・



「あ!でもクリスマスプレゼントは
   俺、用意してないからな!」


「これで十分過ぎだから(笑)」



初めてこの日に生まれて良かったと思う。



ありがとう、カズ・・・

  
大好きだよ・・・・




「じゃあ、そろそろ寝よっか!」


「あ、うん・・・・あ!帰るよ?」


「え!!やだ!一緒に寝ようよ~」


「//////////・・・でもさっ」


それ以上
帰ろうとする言い訳を
もう何も言わせないように

引き寄せて小さな身体を包み込んだ。



「今日はずっと傍に居て?」


「うっ////////・・・・ぅん」


「やったぁ!」


「///////しょうがないなぁ・・・」



照れくさそうに呟く声が

胸に優しく響いてくる



このまま


手をつないで


眠ろう



繋ぐ指先から 愛が震えるから



このまま


手をつないで


夢見よう



夜明けまで



2人きりで・・・・


 









《今日から》
B.D特別編 END♡