BLです
ご注意ください
まだXmas前(・∀・)キガス
俺の誕生日まであと2日
学校も終業式だった今日
朝、一緒に登校する時に
最後の足掻きじゃないけどまた聞いてみた。
だってやっぱり尾行なんて
気持ちのいいもんじゃないし・・・
「なぁ?カズぅ
今日は一緒に帰れそぅ?」
「ん?・・・んーー?あ、でもさ
今日最後の部活あったんじゃなかった?」
「あ、まぁ・・・今年の締めの
ミニゲームして挨拶して解散って感じかな」
いつもならキラキラした顔で
見ながら待っててくれるじゃん?
そんな期待を込めて見つめると
バツが悪そうな顔に変わった。
「そか・・・あーごめん、まーくん
今日もちょっと早く帰らないと」
上目遣いで申し訳なさそうに言う顔は
やたら可愛いんだけど
やっぱり・・・だよね・・・・
期待してたわけじゃない
断られるかなって分かっていても
こう何度もだと分かりやすく落胆してしまう。
「そっかぁ・・・分かった」
「ごめんね・・・」
「んーん、大丈夫だよ
冬休み中だって隣だから会えるしね」
「そうそう、いつでも会えるし」
「あ!じゃあさっ
冬休み何処か行こっか?」
今日がダメなら他の日に!
なんて俺も大概だと思うけど
ちょっと意地になっていた。
「え///////あ・・・
それって、つまり・・・」
「ん?」
何故か突然真っ赤になるカズ
言葉もたどたどしくなるから
あれ?なんか俺変な事言った?
と首を傾けて覗き込めば
「・・・・・デート、みたいな?」
更に耳まで真っ赤になった顔で
チラッこっちを見て呟いた。
「あ!!そっか///////
そうだデートだね!うんデートしよ!」
「ばっ/////////
そんなでっかい声っ聞こえるから!」
慌てて両手で口を塞がれる。
「もぅ・・・恥ずかしいわ!」
「ご、ごめんごめん」
デートと言うワードに
ついテンションが上がって失敗する
いつもの癖が出てしまった。
あー・・・俺って奴は
嬉しくなるとすぐこうだ・・・
今度は急激に落ちるテンション
はぁ…とか思わずため息まで出ていた。
「・・・・・する/////」
一瞬幻聴でも聞こえたんじゃないかって
落ちてた目線をカズに向けると
手はまだ俺の口を塞いだまま
目線だけ逸らされて
「デートする/////」
ちっさい声で
伝えられた可愛い気持ち
「やった!!」
「ぅあっ
ちょ////バカ!ここ往来だから!!」
嬉しくなって抱き締めたら頭を叩かれた。
けどもう嬉しくてそんなの気にならないよ
やっぱり・・・
尾行なんてするのはやめよう
そんな事したら
カズの事信じてないみたいだもん
ちゃんと伝えてくれる想いに
安堵して、嬉しさ余って更にギュっと抱き締めた。
カズのあったかい体温が心地いい
「あーー…ずっとこうしてたぃ」
「おいっ/////早く離せって!!」
でも・・・
放課後、部活が終わった帰り道
偶然見てしまった光景は
やっぱり俺の
疑心暗鬼を掻き立てていった。
「ウソだろ?」