BLです



ご注意ください



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手の中で感じる 生暖かい 感触





ゆっくりと 目を開けると




そこには 彼の顔はなくって
暗い天井


ベッドの上


達 してしまった・・・






汚れた手を綺麗にしながら




「ハァ・・・何やってんだょ

  ・・・・・・・虚し過ぎるわ」




妄想の彼に 抱 かれるとか・・・


もぅ、ここまでくると
どうしようもない・・・かもしれない



でも、もし・・・


あの時


あのまま・・・・









「ねぇ、いいだろ?」


「ニノさん///////ダメですょっ
  こんな・・・こんなコト!!
  もし、相葉君にバレたらっ・・・・」


「だからぁ・・・
  山ちゃんが慰めてょ・・・」


「ちょっ!
  ちょちょちょっと待っっ・・・」



ドサッ



「このままこう、してて・・・」



「ニノ、さん?」



ラグの上に押し倒されるように
一緒に沈むと、耳元で囁かれた。



どうしよう??
どうしたらいい?!

慰めるって・・・・そういうコト?



心臓が煩くバクバクと鳴り響く。


頭が真っ白になるくらい1人で焦ってたら

そんな僕の事なんて御構い無しに

いつの間にか静かになってる彼から・・・



「え?・・・・・寝てるしっ」



スゥスゥと寝息が聞こえて
ホッと安堵する。


良かった・・・・のか残念だったのか


分からない複雑な気持ちで
朝まで彼の抱き枕になってあげた。


つい意識して
下腹 部が反応してしまったのは


僕だけの秘密にしておきたい・・・・



彼に 抱き締められて


じんわり広がっていった想い・・・・



2度と、芽生えさせちゃダメな想い



きっと



彼が弱さを見せてくれたのを
パーソナルスペースに入れて貰えたと
勘違いしちゃったんだ・・・・



だから・・・・



勘違いしちゃダメだ











「山田!おいっ山田ってば!」


「ぅわっ!・・・・もぉーなんだょ!
  さっきから何度も驚かせんなっ」


「なんだょ、おまえがボーっとしてたんだろ」


「・・・・・で、なに?」


「あーー・・・あのさ、俺まだ
  相葉君に会えてなくて挨拶まだなのよ」



「・・・・じゃあ、してこいよ」



「だーかーらー
  せっかくだから嵐さん達の楽屋行くんだし?
  山田も一緒に行こうよぉ」


「はぁ?なんで?」


「なんでも!ねっねっ!いこーよー
   俺1人じゃ行きたくないーーー」


「あーーもぅっ、ハイハイ分かったからっ」


「よし!じゃ、さっさと行こう
   あ、二宮君も居るといいねー」



にゃははってはにかんで笑う伊野尾の
不意の優しさに、思わずキュンとなる。



「//////////・・・ぅん」


「さっき、リハ終わってたし
  きっともぅ楽屋にいるよね?」


「んーー、真っ直ぐ帰ってたら居るかな?」



なんせ今日はジャニーズ勢揃いの日だ。


前室で先輩達が盛り上がってれば
そこから離れられなくなる可能性もあるから


どうかな?



嵐さんの楽屋前まで来ると
伊野尾がドアをノックした。


案の定、中から返事は返ってこない。


あー、やっぱり前室かな?
諦めて戻るか前室を覗いてみようと
提案しようと思ったら


いきなり


ガチャっと遠慮なく楽屋を開ける
伊野尾にビックリして慌てた。



「おまっ!ちょっ、何してんだよ!」


「え?居ないか確認?」


「だから居ないんだろ!
 もーー、勝手に開けるのは失礼…って!
 ちょっと!何入ってんだよ伊野尾!」


「いやぁ、ここで待ってようかなぁって?」


「馬鹿!んな失礼な事出来るか!」


「えーー、しむどうではいつもこんなだし?」


どんどん中へ入って行く伊野尾に呆れる。


「おまえ、良く怒られないな?」


「結構何でも笑って許してくれる
  優しい先輩だからねぇ・・・」


「それは相葉君だけだろ?
  櫻井君とか・・・松本君なんてキレるかも」


「あーそっか!
  怖い人達も居たんだった!」


「ったく!早く出・・・」



慌てて伊野尾の腕を引っ張り
扉から出て行こうとした時

廊下側から声がして
それがこっちに近付いてくるのが聞こえた。


伊野尾と顔を見合わせる。


ココに入って来るんだと思った瞬間
咄嗟に近くにあった物入れに
2人で入って隠れた。



(なんで隠れてんだょっ)
(おまえにつられたんだって!)
(どーすんだょ!出ずらくなったじゃん!)
(知らねーしー)



小声で文句を言い合ってると
扉が開いた音がして
慌ててお互いの口を 塞ぐ。



「ちょっ、ちょっとまーくん!
  なんだよ急に!痛いよぉー」



…カチャ


「カーズくん
  俺が何考えてるか、分かってるよね?」
 

入って来たのは
丁度会いに来た2人だった。

でも、何だか不穏な空気を醸し出している
相葉君にニノさんがタジタジになってるみたいだ。


当たり前だけど
俺はこんな彼は見たことがない。



「なんだょ・・・?
  みんなで楽しく話してただけだしっ」


「ふぅん・・・それ、分かってんだろ?
  じゃあ、さ・・・
  俺とも楽しんでくれるわけ?」


「は? まーく・・・ッ!!」



ココから丁度正面に見えるソファの端に
後退る彼の腕を掴んで
顎を掴み上を向かせると
素早い動作で 唇を 奪 っていた。


それを見た伊野尾が思わず「ぅお」って
小さく声を出す。

オイって目で睨むと慌てて自分で口を押さえて
目でごめんと伝えてくる。


でも、どうやら気がつかれなかったみたい。

ホッと胸を撫で下ろす。


それどころか行 為 に夢中なのか
激 しくなる 口付けは止まらない。


物入れのわずかに空いてる隙間から
見える光景は
自分の想像とは全然違っていた。




「アッ・・・ばっか!
  みんな帰ってっ・・・くるっからぁァっ」


「大丈夫だょ、人払いしてあるし
   鍵も閉めたから・・・・」


「///////ったく、用意周到っ・・・・ャアッ」


「ココ・・・
  さっき、岡田君に 甘 噛みされてたょね?」


「そ、れはっ・・・あっちが勝手にっ」


「でも変な声出して真っ赤になってた」


「・・・ぅう、だってぇ」



どうしょ・・・・
ドキドキする・・・・



あんなに可愛くなってる彼を見て

思い出すのは
あの夜の 酔 って甘えて来た彼。



彼をソファに 沈めてその上に 跨って
覆い かぶさる 相葉君は
さっき 噛 まれたと言っていた耳に
口を押し付けてるように見えた。

ジュルル…

わざと楽屋に響くような音を立てて

ココからだとちゃんと見えてないのに
聴覚だけでも刺 激してきて嫌になってくる。




「はぁ・・・ンッ・・・そこばっかぁ//////」



「消毒、してるだけでしょ」




相葉君からの 愛 撫 を受けてビクビクと
身体を 震えて出る彼の甘い声に
自身の下腹 部もズシッと 重くなる。



やばい・・・//////
ど、
どうしよぅ・・・・



焦って二人から目を逸らした。


気を紛らす為に
伊野尾の顔を見れば

困惑するどころか
手で口を 抑 えながら
楽しそうな目は隠す事もなく

食い入るように2人を見ていて
思わず脱力した。



「アンッ・・・ンンッ・・・・まぁく・・・

  ・・・・・・ダメッ・・・ャアッ・・・・」



色を持つ声音が
更に楽屋に響いて
耳に入る度に 

重くなっていく下半身

いつの間にか下は
脱 がされてるし


このまま


ココで?


こんな所でシちゃうんですか?





カンベン


してください・・・・