BLです。
ご注意ください。
「は?そんな事してないし」
カズと顔を合わせたのなんて
どれ位ぶりか分からない
でも
何故か言い合いになっている。
ずっと俺の事避けてたくせに!
そっちがそうなら
こっちだって言わせて貰う!
そんな勢いで次から次へと
口から勝手に出てくる言葉は
俺の醜い本音ばかり…
「ココはおまえだから教えた場所じゃん!」
「はぁ?・・・え、なんなの?
ナニ子供みたいな事言ってんの?
おまえだって先輩と来てるくせに」
「しょうちゃんはっ・・・」
まで言って、どうやって答えたら良いのかと
一瞬詰まる。
すると横から助け船を出すように
「俺がココの事知って
勝手に来たんだ、ごめん」
と、言ってくれたけど
それは今のカズには火に油だった。
「俺は潤君ちに行く途中で通っただけだ」
まるで子供の喧嘩
むしろ兄弟喧嘩みたい
こんな言い合いしたのは中2以来だった。
ずっと
ずっと
何かあれば
こうやってぶつかってきた。
そんですぐ仲直りして
またずっと一緒に居た。
そうだった・・・
俺たちってそうじゃん?
ずっとそうやって一緒に居た・・・・
いつの間にか
大人になって
言いたい事も 飲み込んで
こんなの
全然、俺達らしくない・・・・
「俺は!!」
公園中に響き渡る大きな声は
カズも他の2人もビックリした顔を向ける。
''後先考えず発言するのはやめよう''
高校に入る時、自分の悪い癖を直そうと
密かに目標にしてたこと
「俺はっ
おまえが好きだ!!」
それでもやっぱ
性格はそう簡単に直ったりはしない。
「だから!!!!
だからっ・・・っ・・おまっ・・・
おまえが!!
松本と付き合ってんのが嫌だ!!」
昔から
ぶつかる時はいつも
涙が 勝手に出てくる。
そうなるといつも・・・・
『もー泣くなって!
ほら、俺も悪かったから・・・ね?』
呆れるように笑ってしまったカズが
いつも折れて謝ってくれたんだ。
でも・・・・・・
今、目の前のおまえは
真っ赤な目をして
涙をボロボロ流していた。
俺は・・・・ぃや、俺が
泣かせてしまった事に気付く。
結局、何も成長してなかった。
喚き散らして
想いをぶつけて
とうとう俺は
フタを開けてしまった。
我に返ると
ひどく、慌てた・・・・・
。*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*。
昨日は大慌ての記事に
暖かいお言葉ありがとうございます(*´³`*) ♡
展開はあんまり変えてませんがだいぶ細かく変えてます。
てか、書き途中にもほどがあるモノを…( ´^`° )
しかも結構なヤマ場な回!(笑)
_(꒪ཀ꒪」∠)_サーセン…