BLです

ご注意下さい



まだギリ限定じゃなくても大丈夫(きっと)










自由を失った俺は

簡単に こいつの手で 

全てを剥ぎ取られた。


さっきまで着ていたあのTシャツは

柱に縛られた腕に絡まって

尚更 自由を奪っていた。


これじゃ、身動き出来ないし・・・


くっそ・・・頼むから・・・

そんな目で見んなよ・・・・・


俺が弱いの知っててさ?


その 目 は・・・・ズルイょ・・・




「なぁ、やっぱやめない?
  俺 、普通がいいなー」


「やだ」


「おぃ、調子のんなよ?外せって」


「・・・・どうしても?」


「うん」


「じゃあさぁ
  見えなきゃ怖くないかもしれないよ」


「へ?」


見えないって何が?


「いま、俺が何考えてるか わかる?」


突拍子も無い事を言うのが特技な
こいつの意図なんて分かりたくもない


それでも、嫌な予感だけは
物凄くしている。


「分かりたくない!」


「それ、分かるって事じゃん(笑)」   


「・・・わかんないし」


ふーん…とニヤニヤしながら
俺から目線を外した。

なに?ってつられてその目線を追うと
畳んである洗濯物が目に入った。


その瞬間

こいつの意図が分かってしまい・・・


「おいっなに考えてんだよ?!
  やだ!!俺嫌だからね!!」


「ぐふふ、わーかちゃった?」


そして積んであったバスタオルに手を伸ばし
1枚取ると、それを俺の頭に被せてきた。


「おぃ!ちょっ、ふざけんなバカ!」


「あ、被るだけで見えないもんだね」


フルフル頭を振って 
振り落とそうとしてみたけど
大きな布は簡単には落ちてくれない

しかも、前は何も見えなくなったけど
下を向いたら縛ってるわけじゃないから
わずかに隙間から見えている下腹部


何だか わけのわからない状態になる。

俺に近寄ってくる
まーくんの足が見えた。


「まーくん、やだ・・・コレ取ってょ」


「・・・・・」


「?・・・おぃ、無視すんじゃねぇ」


「・・・・・」


突然、全く反応が返って来なくなった。

傍にいるくせに 何も言ってくれないから
急に不安になる。


「まぁーくん? 
  ねぇ、何か言ってょ・・・」


それでも 何も答えてはくれなくて

怒りよりも、不安の方が強くなって
泣きそうな気持ちになった。


そんな俺の事を分かっているのか
クスクス笑い声が聞こえて来たかと思えば


突然


「怖くなっちゃった?」って
下の隙間から入り込む顔にビックリした。


「おっおまっ!何してんだよ!」


「くふふ、ちょっとイタズラ」


悪びれもなく笑ってるこいつの頭を
ど突いてやりたい・・・

くそ・・・
縛られてるから何にも出来ない


キッと睨んでも
ごめんごめんなんて軽く言ってくるから

それならと作戦を変えてみた。


「ね、まぁくん? 
  お願いだからさ、もぉやめて?」


こてんと首を傾げて
可愛くおねだり作戦だ


すると 「んーー?」なんて誤魔化しながら
俺の太ももに膝枕するように頭を乗せて

キラキラした黒目いっぱいの瞳で


「でも、せっかくだからね
  楽しんでみよっか?」


とか またわけわからない事を言い始めた。


そして、事もあろうか



「ひあぁっっ///////////」



俺の モノを 


パクッと 口に含みやがったんだ