BLです
ご注意ください
同時に2話載せしたつもりだったのに
27話は日付指定を間違えて明日の日付になってました…
あー(笑)
朝、目が覚めると
まーくんは何処にも居なかった
あれ・・・俺、昨日って・・・・
昨日は帰って来たらまーくんが部屋に居て
それで・・・・・
あれは夢だったのか・・・?
それなら都合のいい夢を見過ぎた。
一気に下がる気持ちと
夢にまで出る位の重症な自分に 嫌になる。
ばっかだなー・・・
もーホント大馬鹿過ぎる・・・・
泣きたくない
そう思うのに 勝手に溢れてくる涙を
なんとかしたくてテーブル下の
ティッシュに手を伸ばすと
ん?・・・・・
なに あれ・・・・?
視界に入る テーブルに置いてた紙に
気がついて
ティッシュではなくそっちを取った。
その紙は・・・・
昨日の事が 夢ではないという 証
読むと、一気に鼻の奥がツンとした。
あんだけ 泣いたくせに 枯れない涙は
まだ 溢れ出て
きっと
涙腺が壊れてしまったんだ。
「っ・・・・ぅっ・・・ごめっ・・・」
自分の事ばかりでいっぱい気を遣わせて
俺、何やってんの?
あいつが どんな気持ちで
コレを書いたのか・・・・・
もう・・・・
全部 話そう ・・・それで、謝る
嫌われてもしょうがない
受け入れてはくれなくても
隣には居られなくなっても
想いを伝えよう・・・・
あいつと ちゃんと向き合わなきゃ
もう、逃げたりしないで
久々に携帯の電源を入れた。
沢山の通知が来てる中
勿論、あいつからが1番多くて
それを見てまた ごめん と呟いた。
『 今日、一緒に帰らない?
部活終わるの待ってるから』
コレだけで伝わるだろうと
短く送った。
『うん!一緒に帰ろう!!』
そしたら直ぐにレスが来るから
フフっはや…と笑みがこぼれた。
・・・久々にちゃんと笑ったかも
不安だらけで
真っ暗な結末だって 分かってるくせに
なんで笑えちゃうかなぁ・・・・
それでも
気持ちを伝えると決めた事に
なんでか凄くスッキリしてる自分がいた。
そして、今日も明日も
変わらない1日を始めよう・・・・
「カズー」
「あ、潤君 おはよぉ 今日早いね」
「え?普通だょ(笑)」
「え?いつもギリギリじゃん」
「じゃあカズがギリギリなんだろ?」
「え?そーなの?」
「そっ!だから少し急げって!」
「ちょっ、潤君!1人で走れるからっ」
「ばぁか、遅刻させないようにしてんだろ?」
「もーわかったょ(笑)」
「ふふっ・・・今日は少し元気だね」
「・・・別に、いつもと変わらないし」
「そ?」
嬉しそうに笑う潤君に
心でありがとうと呟いた。
ずっと、心配してくれて
何も言わない 俺を気遣ってくれて
ありがとう・・・
キーンコーンカーンコーン…
本当にギリギリ学校に着いて
閉まりそうな校門を2人で走り抜けた。
そのままいつもの様に
勢い良く下駄箱を開けた
瞬間
身体中に 心臓の音が
ドクンと 鳴り響いた。
え・・・・
また・・・手紙が・・・・
ずっと来なくなっていた手紙が
久々に入っていた。
同じ封筒だ・・・・
多分、送り主は同じ奴だ。
「カズ!それって・・・」
手紙に気付いた潤君が
心配そうに覗き込む。
どうしよう?
今、開けるべき?
また、あの写真だったらマズイ
潤君に見られてしまうから今はダメだ
「あっ 大丈夫、きっといつもと同じだよ」
「最近来なくなったって言ってたろ?
開けて確かめた方が良いよ」
「え?・・・でも もう時間無いしさ
後で確かめるから・・・・」
「でも変な内容だったらさ」
「・・・・じゃあ、俺1人で見るから
潤君は・・・ごめん」
「あぁ、分かったょ・・・」
恐る恐る封を開ける。
手が小刻みに震えるから
上手く開けられなくて
びりっと勢い良く開いてしまった。
その封筒の中から 1枚
何か 写真のようなものが
スローモーションのように
少し離れて立つ潤君の足元へ
ハラリと落ちていった。
あ!!!!
「じゅっ
潤君拾わなくていいから!」
「え?・・・・え
・・・・なに、これ・・・」
慌てて止めても目の前に落ちてしまった写真は
嫌が応にも潤君の視界に入ってしまい
それでも俺は飛びつくようにその写真を拾って
素早く隠した。
「カズ・・・・その写真・・・・・」
「ちっ 違う!違うの!!」
「・・・ぃや、でも・・・・」
「お願い!!
今見たのは忘れて!!!!」
写っている真実に
俺は何の言い訳も出来ないから
だから無謀な事を叫んだ。
「カズ・・・・だから最近
ずっと元気無かったんだな・・・」
どうしよぅ・・・・どうしよう!?
潤君に
全てを知られてしまった・・・・
「俺・・・お前の気持ち、知ってたよ」
「・・・・っ//////////」
「だからそんな写真
見たら、辛いよな・・・・」
「・・・・え?」
なに?
ちょっと・・・
なんか・・・・・
噛み合って、ない・・・?
何かの言葉の行き違いを感じて
不安げにジッと潤君を見つめると
言い難そうな顔で呟いた。
「お前の幼馴染と櫻井先輩って
付き合ってたんだな・・・・」
・・・・え?
まーくんと・・・櫻井先輩が?
な、に・・・・・どうゆう、こと?
理解出来ない言葉を確かめる為
握り締めてクシャクシャになった写真を
ゆっくりと広げていく。
その、写真には・・・・・
キスしてる
まーくんと 櫻井先輩が
写っていた・・・・・・