BLです。
ご注意ください。
1つの、確信を持って
でも疑問はまだ残したまま
滞りなく収録が進んでいく中で感じ取る
いつものカズ
いつも通りのツッコミ
何も、変わる事のない
今まで通りのやり取り・・・・・
ずっとこうやって来た
でも、俺達の関係は、もぅ・・・
少し変わった・・・・・・はずなんだ
気持ちが繋がっていたはずなのに
なのに・・・・・・
「おつかれー」
「おーつかれー」
「おつかれさーん」
今日の仕事が全て終わり
身支度をしているカズの腕を掴んだ
「ん?・・・どしたの?」
「帰ろ」
「あー・・・・今日は・・・」
「ダメだよ。予定があるなら断って」
「・・・・・ぃや、無いけど」
「じゃあ行くよ」
有無を言わせずに引っ張って行く
強引にでも、絶対に連れ帰るって意思が伝わったのかカズは黙ったまま下を向いてしまった
「相葉くん?」
そのやり取りを見ていた
潤が心配そうに声を掛けて来たけど
「みんなお疲れ」
大丈夫だよって笑顔を見せ
2人で先に楽屋を後にした
マネージャーに俺の家に向かうように指示を出し、特に会話もせず黙ったまま家まで帰った
明日のお互いの集合時間を聞いて
カズのマネージャーには
ココに迎えに来るよう言付ける
部屋に入るまでずっと手を繋いでいた
逃さないようにって気持ちが強くて
誰かに見られても良いと思った
「早く、入って」
「ねぇ、どうしたの?随分と強引だったね」
やっと
口を開いたカズは
笑っていた
無理して笑っている感じでもなく
普通に、笑っていた
「・・・・なんで連れて来たかわかる?」
「・・・・・・・」
俺の質問に笑ってた顔が真顔になる
「今から、お前を抱く為だよ」
「・・・あのさぁ」
また、笑った
「うるさい。何も言わせないよ」
「っ!!・・・・あ、いばさん・・・」
「まーくん」
「・・・・・・」
「今はまーくんだろ?
もぅ、プライベートの時間だよ?」
「まーくん・・・俺、ね」
言いにくそうに呼ばれる愛称・・・
グッと前に出て
カズの目の前に立つ
ゆっくり見上げてくる瞳は
悲哀と戸惑いに満ちていた
何か言おうとする口なんて
塞いでしまえばいい
「っ!!・・・・・んっ、ぅっ」
抵抗されないように腕を取り
壁に縫い付け
激 しく口付ける
逃げる 舌 を 求める ように追いかけて
絡 めて 貪 った
喉の奥で 喘 ぐ 声がする
「ハァッ ハァッ ハァッ・・・っま、ぁっ」
どちらか分からない唾 液が
お互いの口から溢れていた
やっと口を離した
力の無い虚ろな目で俺を見るカズを
苛立ちを隠す事無く、強い視線をぶつけて
今日1日で導いた答えを問い尋ねる
「何もなかったことにする気だろ?」
ビクンっと弾む肩が、答えだった・・・
「絶対に、そんな事許さねぇから・・・」
震える体を 無視して 組み 敷 き
何も言わせないように
口を 塞いだ
衣服を
強引に 剥ぎ 取って・・・・
俺は・・・・・
カズを
犯 す事で気持ちを 繋ごうとした
それしか
引き止め方が分からず
気持ちを
伝えられなかった・・・・・