BLです。ご注意下さい。
あれから
何も変わらない
同じ様な日常が過ぎていった
あの時の事は
もしかしたら夢か何かだったのかな?
言う前も言った後も変わらない関係
何かあったっけ?と思う位に
あいつの態度は何も変わらなくて
相葉さんらしくって
安堵もしたけど・・・・
なんだか虚しい・・・・・
淡い期待などはしてなかったはずなのに
ちょっとでも意識して欲しかったのかな?
でも、嫌われるよりはマシなのか・・・・
いっそ気持ち悪がれて嫌われた方が
楽だったのか・・・・
あいつの気持ちが何も見えないから
勝手に自分で自己処理するしかないっつーね
ただ、今日も、明日もきっと
暫くは何も変わらないんだろう・・・・
それだけは分かる。
あ、ひとつだけ変わった事・・・
やっぱりあいつの家には行っていない
「もぅ、無理。最近そんな気分じゃない」
「えぇ・・・・んだよぉ
ノリ悪いぞ?忘れたいなら次だろ?」
「・・・だからそんな気分になれないし」
あの時から、大野さんが
頻繁に誘ってくるようになった。
でも、気持ちを誤魔化す為にヤっても
結局シた後の虚しさに苦しむだけで
そっちのが辛いのなら
もぅ、何の意味も成さないなら・・・
誰かと抱き合うなんて気持ちには
ずっとなれないと思った。
「ニノ、真面目に俺たち付き合おうか?」
「ふふっ冗談でしょ・・・無理だょ」
「俺は、おまえのこと結構好きだよ」
「・・・・ありがとう。でも、ごめん」
ちぇっとか言ってグリグリ頭を撫でてくる
大野さんに、なんだかんだ甘えてしまっているけど・・・・
付き合うって気持ちにはきっとなれない
あいつよりも好きになれるヤツが
この世にいるのかさえ疑問だ
その考えが頭を過ると
なんでか笑えた
俺、あいつの事
そんなに好きだったんだね・・・・・
ははは・・・・ウケる
だから、諦めてたんだ
自分の中からおまえを
全て、無くせるように
そんな事ばかりを考えていた・・・
おまえが
突然、家に来るまでは・・・・
「どちら様ですか?」
「見りゃ分かるだろ?」
何しに来たの?