BLです。ご注意下さい。
今日載せたの…どっちも暗い(笑)
聞けば・・・・
ほんっとに些細な事が重なって
昇華しきれずに
自己嫌悪で苦しんでいたようで
でもそれは・・・・
ひとえにこいつが優しいから
いつも自分の優しさから招いた事に
苦しんでいる事が多いんだよね
俺だったら・・・
きっと、そんなのって思って
こんなに悩んだりしないのに・・・・
でもこいつは違うから
だからこそ、沢山の人から愛される
存在なんだろうけど・・・・・・
それが今のおまえを苦しめているのも
分かってるよ?
だから
俺の前では素直に吐き出せばいい
なんでも
どんな事でも
全て受け止めるから・・・・
それが、俺の出来る 唯一の
こいつへの気持ちの逃がし方だった
「ニノー、今日夜空いてるの?」
「んー?・・・・空いてるけど?」
「ホント?じゃあさっ 俺んち来なよ
何か作ってやるから飲もうよ〜」
「うん・・・いいね。行くよ
美味いもん食わせろよー?」
「まかせろー♪」
一頻り吐き出して落ち着いたこいつは
御礼のつもりなのか、俺を家に誘う。
・・・・・想定内だけどね
気合い入れないとなぁ・・・・・
普通に、昔の様に楽しめば良いだけなのに
最近、それも苦しい時がある。
何でだろう・・・・何も変わらないのに
俺らの関係は、今も昔も変わっちゃいない
それなのに・・・・・
どうして急にこんなに苦しくなってるんだ?
俺がどうしたいのかを
俺すら分からないでいた
「てかさ、何でまた俺らは手を繋いで
歩いてんの?もう良くない?」
「えーー?なんかそんな気分なんだもん」
「もんって何だ。もんって」
「端から見たら怪しい2人だからね?」
後ろから急に声が聞こえて振り返ると
潤君がゲンナリした顔で俺らを見ていた。
「松潤!おはよー」
「おはよ」
「潤君、こいつをどうにかしてくれ」
「ニノがどうにも出来なかったら
誰にも出来ないよ・・・・」
「松潤分かってんねー」
「おまえが言うなや」
「だってニノは俺の事何でも分かってるし
たまに俺より俺の事分かってるよ?」
「それはすげーな(笑)」
俺は俺の事が分からないのに
おまえの事はおまえより分かってんの?
大したもんだな、俺って・・・・
「あ、リーダーも居るじゃんっ
リーダーおはよ!!」
バタバタと前を歩いていた大野さんの所まで
走っていくあいつをボーッと見ていた。
急に離れた手は 物寂しさを感じてしまう
でも、あいつが笑ってるからいっか・・・
なんて思っていたら、肩にポンと手を置かれ
「ニノ、ご苦労様」
「何、急に?」
「んー?翔さんに聞いたの」
「ふーーん・・・」
「あいつを持ち上げられるのは
やっぱおまえだけだからね」
「・・・・・・そんな事無いよ」
きっと、嬉しい言葉なんだろうけど
今の俺は手放しで喜ぶ事は出来なかった。
いつなったら
この心苦しい想いを
手放す事が出来るのか・・・・
この時の俺は
そんな事ばかり考えていたんだ・・・・
「いつかは、離れなきゃいけないのにね」
「・・・ん?なに?
ごめん、あんまり聞こえなかった」
「大丈夫、独り言だから・・・・」