BLです。ご注意下さい。
悪夢と共に目が覚めた
斗真に、あのまま貫かれた夢
もぅ・・・・
おまえとは、一緒に居られるなくなる
悪夢だった・・・・・・・・
優しく抱き締めてくれた
まーくんの胸板を強く押して
手を突っ張り距離をあけた。
ちがっ・・・ちがぅんだ!!
まぁくんっ・・・全部っ
俺のせいっ・・・・なん、だっ
全てはズルかった自分のせい。
あんなに斗真を追い詰めたのは
あれから長い年月が経っていたのに
ずっと、ずっと
苦しめ続けていたのは
優しかった斗真を狂わせたのは
ハッキリさせないで逃げてしまった
俺なんだ・・・・・・
ごめんっ・・・
ごめんなさい・・・・
俺は・・・・
もう・・・・・
おまえの傍には居られないよ・・・・
大切で
大事で 大事過ぎて
怖いんだ・・・・・・
これ以上、おまえの事を
傷付けたくない・・・・・・
だから・・・・・ごめん。
サ ヨ ナ ラ しよう・・・・・
最後の言葉を
なんとか振り絞るように
一気に 全てを出し切るように
吐き出す。
どうしようもないくらいに泣いて
震える声は、しん とする部屋に
いつもより 大きく響いて 木霊する。
大粒の雫が
ベッドシーツに 染みを作った。
俺は
いま
俺の幸せを
手放すんだ
向日葵は
もう・・・・
太陽を浴びることは
出来なくなる
このまま
枯れるのを
待つだけだ・・・・
俺は、もぅ・・・
幸せになってはいけないんだよ