BLです。ご注意下さい。
今日の天気は不安定ですねぇ…
豪雨、晴れ、豪雨、晴れ。
おうちから一歩も出てません(笑)
ね、俺たちって・・・どんな関係性なの?
なんて聞けずに暫くは何も変わらない関係。
ただ、前よりも頻繁に会う回数は
増えていた。
あの日、弱い自分を曝け出すだけ出しまくった俺をずっと抱き締めながら背中をさすってくれた。
時折かけてくれる優しい言葉をひとつひとつ思い出せば甘い言葉ばかりだ。
"ずっと一緒に居てやる"
どういう意味で言ったんだ?
その場の慰めるだけの言葉だったのか
でも、その日は泊まって一緒のベッドで寝た。
俺が寝付くまで頭を撫でてくれると言う彼氏みたいなオプション付きで。
今思うと、それっておかしくないか?
今も、何も変わらないままにこいつは
今日の仕事であった話を笑いながら話して
自分がまた思い出してバカ笑いしている。
まぁ、別に良いけど・・・・
なんか・・・こんな風に考えてる自分が恥ずかしくなってきたし
意識してるのもおかしい
これじゃあ、まるで・・・・・
ニノ?・・・おぃ、ニノ!
ニノちゃーーーん!!
んぁ?なに?
俺の話聞いてなかったのかよ!
今日、上の空じゃね?・・・・大丈夫か?
ぅん、大丈夫
ごめん、考え事してた。
ふーーーん・・・・なに?俺の事考えてくれてたの?(笑)
え!・・・/////ばかじゃねーの?
・・・・は?なに?まぢなの?
ちげーーわ!自惚れんなゃ・・・
えーー考えてくれてたら嬉しかったのにぃ
・・・・・・ふぅん
少しの間の沈黙の後、口を開くこいつは
とんでもない爆弾を落とした。
なー、ニノぉー
なに?
俺たちって、お付き合いしてるの?
え!!//////
まだ、してない事になってる?
・・・知らないよ//////
してても、良いと思ってる?
・・・・・・わかんねぇ
そっか。分かった!
何が分かったんだろう?
お付き合いしてないって結論になったのか?
突然立ち上がってキッチンへ消えていくあいつを見てるしかなかった。
何も間違いではないよな?
だって、何も始まってないし・・・・
それに、お互いに好きかどうかの確認もしてないじゃん。
え?俺ってあいつの事、好きなの?
こないだ失恋したばかりでもう?
てか、また男が好きになるのは無いよなぁ
あれ?やっぱ好きなのか?
もーーー、自分がわかんねぇ・・・・
自問自答を繰り返しても何も答えは出ない。
頭を抱えたくなってると、手に酒とグラスを持って斗真が戻ってきた。
よし!!飲もう!!
何この酒?…え、43度?
こんな強い酒飲むの?
おぅ!飲もう!
俺、そんなに強くなぃよ?
ちょっとでいいよ。ほらっ
こいつの意図が分からずに持たされたグラスになみなみと注がれる。
ちょっとじゃねーのかょ・・・・
はい、乾杯!
カチンとグラスを鳴らして一気に飲み干す
斗真をビックリする。
くぁー!きくぅーーー!とか言ってるし。
そして俺に飲めと目で訴えるから、しょうがなく少しずつ飲んだ。
斗真、強いょ。これ・・・・
あとちょっと!ちょっと!
ニノちゃんがんばれー!!
何故だか応援されて訳がわからないままに
頑張って飲み干した。
あ、ダメだ…すぐ効いてくる・・・・
ボーっとしていると、いつの間にか目の前に斗真が座っていた。
え?と目線を上げれば、真っ赤な顔の真剣な目が俺を見下ろしていて、ドキっと心臓が跳ねた。
とぅま?どぅしっ・・・・!!!!
突然、唇を塞がれる。
はじめから激しくて、息が出来ないような
荒い口付けからは今飲んだ酒の味がした。
っん・・・・・っぁ・・・・・
空いた隙間から舌が浸入すると俺のを絡め取られた。
訳が分からずされるがままに受けるしかなくて、その間もこいつの舌は口内を自由に動き回って
どれ位口付けられていたのか分からない。
凄く長いよぅな気がした。
突然の事で、頭も、体も、何もついていけないまま飲んだ強めの酒が身体中を巡り、俺の自由を奪う。
やっと離してくれた時は酸欠と
酔いでクラクラしていた。
どぅ?・・・俺とのキス、嫌じゃなぃ?
なっ・・・・・分かんなぃょ・・・・
うん。そかぁ・・・・
でも・・・・嫌、ではなかった・・・・
まぢで?!・・・今は、それでいいょ
ゆっくり行こう?これから・・・さ
・・・・・・・ぅん。
嬉しそうな顔でぎゅーっと強く抱き締められ
斗真でいっぱいになる。
俺は、こいつの優しさに甘えたんだ。