BLです。ご注意下さい。
''カズ・・・ごめんね・・・・・''
夢の中で泣いていた自分に
謝る声が聞こえた。
てかココ、夢なのか?
やけにリアルに感じる。
謝ってるのは、 だれ?
涙が止まらない自分をどうにかしたいのに
止められる気がしない。
・・やっぱり夢なんだ。
普段、俺、 こんなに泣かないもん。
ん・・・苦しい・・・・
何が辛くてこんなに 泣いてるんだろう?
あまりにも泣く自分に呼吸も乱れて来て苦しいよ
息が・・・出来ないよっ・・ 助けて!!
たすけて!
相葉っ・・さん!!!!
「んっ・・・はぁっ」
夢から急に覚醒すると
激しく唇と唇が合わさり塞がれていた。
潤君に・・・・・
「じゅっ!!んっ」
俺が目を覚ましたのに気がついた潤君は
塞いでいた唇を離し、上唇を舌でひと舐めする。
体を離し、俺を見下ろした顔に
欲を纏った瞳で微笑む彼に
ゾクっとなる。
でも、
その瞳は今にも溢れそうな程の
涙で濡れていて・・・・・
「潤…くん? なん、で?」
「カズ、ごめん・・・
俺、止められなくて・・・
俺、ね・・・
カズが・・好きなんだ・・・・」
消えそうな声で俺に告げると同時に
溢れそうだった涙は決壊し頬へと流れ出す。
「ごめん・・・お願いだから・・・」
''キライにならないで''
苦しそうに泣いて懇願する潤君を見て思った。
あぁ・・・・潤君も、
俺と同じだ・・・・・
苦しくて、苦しくて・・・
そんな気持ちから解放されたいんだ。
だから・・・
「うん・・・いいよ。大丈夫だよ・・・」
全てを許し、受け入れるように
抱き締めてあげた。
きっと、もぅ 後戻りは出来ない。