数ヶ月に及ぶコロナ休校が明け、やっと学校生活が再開してしばらくした頃、
子どもらの小学校から「運動会の中止」のお手紙が配られた。

中止ってなんだよ?!
ゼロになるってこと??
何にもやらないの???Σ(゚Д゚ )

本当にびっくりして、問い合わせもした。

感染症を防止するのは大切。
命を最優先に考えるのは当然。

でも、
何でもかんでも中止でいいの???

それでなくても、数々の学校行事が中止されていて、
子どもたちにとっては、一生に一度の大切な瞬間が、どんどん奪われていくことに、大きな不安と失望を感じていたので、
密閉空間でもない、広いグラウンドで行われる運動会までもが、アッサリと(わたしはこう感じてしまった。)「中止」と告げられたことは、本当に疑問だった。

…が、
数日後、
学校から再度、「運動会に代わるものを、これまでとは形を変えて行う」旨のお手紙が配布され。

スポーツフェスティバル、と呼ばれるその代替行事は、
全校ではなく学年ごとに行われるし、
種目も少なくはなっているし、
保護者などの応援は、各家庭2名までと制限され、自分の子の学年の45分間しか参観することができないし、と、
従来のものとは大きく異なってはいるけれど、
それでも、子どもたちは、
スポフェス当日に向け、練習や準備に励んでいた。

特に、最高学年の6年生のココは、
係り分担の活動がとての楽しいようで、普段あまり家で学校の話をしてくれないのに、係りのことだけはよく聞かせてくれた。

報道部と呼ばれる係りとなったココ。
スポフェスに向け、各学年ごとにインタビューもとり、
それを、朝の校内放送で流すため、台本を書いたり、読み合わせをしたりと準備をし、放送当日は、本当に生き生きとした顔で登校していった。

そして、スポフェスの数日前、
学校からこのチケットを、「ねぇ、これ、すごくない!!✨」と、ドヤ顔で持ち帰った。
多くの人が集まるのを避けるため、入場できる人数はあらかじめ決まっている、という、本来なら残念なことを逆手に取り、
運営担当となった子どもたちが、入場チケットを作る、ということを考えたらしい。
ココは、自分とは別の係りの仲間たちのことを、とても誇らしげに話してくれた。

感染症に勝ちも負けもないけどさ、
子どもたちは、このコロナの状況に勝ったんだな…と、
チケットを手にした時、わたしは思った。

そしてさらに憎いのは、
6年生の子どもたち自身も、自分用のチケットを持っていたこと。
スポフェス当日の今朝、
娘は、「お守り」と言って、大事そうにチケットを持って学校に行った。
今日は、報道部として、競技の実況中継も担当するらしい。

たくさんの制限のある中での最後の運動会(スポーツフェスティバル)。
でも、最高学年として、その場を作る主体者の一人として、自分たちで考え、創り、味わい、楽しんでいる子どもたち。。。

学校ならではの学び、って、
本当、こういうことなんだと思う。

本当、
「何をやるか」なんて、彼らにとってはちっぽけなことなのかもね。
「どうやるか」それが全て。

今日は、このチケット持って、母も張り切って応援に行こうと思います。