●直接グレア、反射グレア

グレアには、直接グレアと反射グレアという分類もあります。これは文字

どおり、光源からの直接の光によるグレアが前者で、どこかに反射した光に

よるグレアが後者です。住宅ではガラスの反射が多いですが、鏡や光沢のあ

る金属などもグレアの要因になりますので、注意しましょう。


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●目に優しい間接照明

では、光源の見えない間接照明にしたらどうでしょうか。

 実は、物体が見やすくなります。器具の直接光は、目にストレスを与えて

いるのです。間接照明が目にやさしいということをもう少し専門的に言うと、「間接照明はグレアが少ないために目に対するストレスが少ない」という言い方になります。

 また、視野の中に明るいものがあると、他の部分が暗く見えます。これは

明るさの対比によるものですが、光源が視野内にある場合もその影響を受け

ることになります。つまり、光源が視野内にない場合(間接照明を用いた場

合)と同じ明るさを感じるためには、よじ)光量が必要になるのです。これはエネルギーの浪費にもつながりよすね。

▼間接照明



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2-5 グレア

グレアとはまぶしさのことです。照明デザインにおいては常に悪者です。

●減能グレア、不快グレア

まぶしさというと、スポットライトや投光器のギラッという感じをイメー

ジすると思いますが、実はグレアには2種類あって、物体を見えにくくする

グレアと人を不快な気持ちにさせるグレアがあります。前者を減能グレア、

後者を不快グレアといいます。

 住宅でスポットライトやダウンライトを用いる場合は、ます減能グレアに

注意する必要があります。ただしこれは予測しやすいですし、スポットライ

トなどは設置後でも照射方向を変えることで回避できます。


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少々やっかいなのが不快グレアです。そもそも日本人はグレアに強い上に、照明は慣れてしまうとあまり不快グレアを感じなくなりますから、改善しなければならないという意識か弱くなってしまいます。そのために多少のグレアは我慢してしまうのです。

 例えば、普通のリビングは天丼に蛍光ランプを用いたシーリングライトが

付いていることが多いですが、これも不快グレアの原因となっていることか

あります。カバーがなくて光源が直接見える器具などでは、さらに不限度が

増します。


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