続き。ネタバレ100%です。


さて。休憩時間です。郷本タイムですよ。
レース前。レースの監視員さんが出てきます。
後ろにはパズルライダー演じる他の選手達。
客席に向かって、あ、そこ線から出ないでねーなんて言いながら。
大阪公演は丁度その日が大阪マラソン当日だったので、
大阪マラソンネタを。
千秋楽は、渡辺先生がいらっしゃってるのと
ライブビューイングだったので、そのネタをふんだんに盛り込みつつ。
コール「ライブじゃないからね!?」
&レスポンス「レースだからね★」をやらされる。
ライビュ会場もちゃんと言ってましたよ!!直也さん!!!!
渡辺先生にドッキリでやらせたのはともかく、
カメラさんちゃんと待機で、先生抜いてた!GJ!
と、ここまでのくだりが長い!楽しいけど長い!!!!www
舞台袖からいろんな人が巻いて!って言って来るけど気にしない!
って直也さん気にして!w
まあ、そんな休憩タイムを挟んで
(直也さんが、ローラ台お立ち台を回収役でした)レースが始まります。

植田&秋元コンビが一応名のある選手役。
片っ方は「ツイ廃」で、片方は、「駄目絶対!」が口癖。
また濃いのを出してきたなwww
そして、その場に登場するのは福富と荒北。
荒北のハンドルは、真っ黒。
これ、なんの変哲もない部室から借りた自転車のもの。
荒北さん頭とんがってる!って思ったらヘルメット逆!!!
ルールとかしらねぇんだけど!って福富に戸惑いながら言うけれども、
まあ口数も足りないスパルタ教育主義の福富さんは、
オレは先頭を走っている。
何か聞きたいことがあるなら、オレのところにこい。
と言い残してさっさと前方へ。
あ!そっかぁ!走りながら聞けばいいのね、おっけーおっけー!
なんて軽く言ってた荒北は気づけば最下位。
おいおい、なんて思っていたら後ろから、
エントリーを間違えたらしい中学生泉田が。
腕試しに丁度良いですね。なんて言って挑んでくる。
・・・・・泉田ァ!!!あとで覚えとけ。って私が思った。
アブゥはまだ、アンディだけ。
しかもまだ赤ちゃんなので、直也さんが哺乳瓶銜えてる!?
しかもこの哺乳瓶がかなりでかい。し、長い。
大阪公演で何持ってんのか最初わかんなかったwバランスwwww
でもこの泉田との戦いの中で、荒北はほんの少しだけれど目覚める。
泉田を抜く時に、
おい、中房。オレに抜かれたからって腐るなよ。
って一言かけるのが、
荒北らしくて凄く格好いいなあって思うし、
こういう人だから口が悪くても人に好かれるのよねって思う。
野獣のような様相で走り始め、
ライバルを蹴散らしながらついに前方までやってきた。
途中で、ペダステ名物ガードレールが出てくるんだけど、
次男、三男って名前になってて、なんで?って思ったけど、
玉ちゃんが長男!!!ってハッとして、
そう思えたらそこも泣けるよね!!!!!おおおん。
戦闘集団に追いついてみれば、
ようやくどこかでみたようなカチューシャ頭や、にやけ野郎と遭遇。
新開が探るように何のために走る?って聞いたのが印象的。
そして、スリーピングクライムや、直線鬼を間近にみつつ振り切って、
ようやく見えた福富の背中。
けれど、何が聞きたい?と聞かれて
なんだっけて思った瞬間に力尽きてリタイヤ。
通り過ぎていく自転車達。ついには、泉田にも抜かれる。
泉田くんは立ち止まってくれるんだよね。
で。
「お水入りますか?それともプロテインですか?」
って大阪では聞いてた。
んで、荒北はお水側を取るけど、
「すみません!そちらがプロテインでしたっ!」ってなるけど、千秋楽は
「すみません!そちらもプロテインでしたっ!」
って言ってたwwwおい泉田www水分補給の意味とは!!!
倒れた後に舞台の初めに天井にあがって言った原付きが降りてくる。
その原付きを眺めながら歌う荒北に、涙がほろりと。
惨めな自分。馬鹿にするならしろよ。
そう荒北は思うのだけど。でも違うんだ。ちゃんと見てた。
「凄いなあ、一番後ろからだぜ?」新開も、東堂も。もちろん福富も。
でも一番変わったのは荒北。
そうして初レースをリタイヤしたのにまたローラーに乗る。
今度は勝つために。あの一瞬見えたゴールにたどり着くために。

今:
黒田の回想終了。
結局、本気になって三人でレースしちゃった後輩達を
迎えに来たのは、運び屋荒北。
怒りながらも、ちゃんと「運んでやるよ」って
「福チャンのところまでな」
と三人を引き連れて宿舎へ帰っていく。

過去:
一方、荒北は練習しながらも、先輩たちにからかわれる。
初心者、リタイヤ。でも先輩達の声は荒北には届かない。
悔しい想いは募るけれど荒北に聞いてる余裕はないから。
ひたすらペダルを回し、ローラーに乗り続ける。
そこへ福富が現れる。3時間半のローラーを終えて休憩してまたローラー。
そう荒北に告げた福富を先輩達は捕まえた。
なあ、福富。お前次の真鶴のレースは何位を目指してるんだ?
福富は少し考えてから答える。
2位です。
荒北はショックを受ける。
この答えに満足したのか先輩たちが出て行くとローラーを降り、
福富に詰め寄る!
どういうことだ!!2位って!!!
1位じゃないのかよ!!!!

そう。違う。だって、福富は決めたから。
荒北の目に、勝利を欲しがる王者の心が見えたから。

真鶴のレース。
今度はヘルメットの位置も間違えない。
自転車は、何故か福富に返したはずの自転車に乗っている。
(荒北ハンドルが焦げ茶になったので、
 福富はIHも使っている金ハンドルに)
スタートする。福富は何があっても付いて来いと言った。
だから、付いていく。何があっても食らい付く。
真鶴のレースは、学年対抗でもなければ、
15歳相当の実力があると認められれば、
中学生でも出ることが出来る。再び合間見えるアブゥ。
荒北はホッとする。泉田が腐ってなかったことが嬉しい。
でも勝負だから。福富と共に抜き去って行く。
この時の一連の中のアンディフランク。
大阪ではフランクすでにいたんだけど。
まだいないことになってて、おーけぃって声だけしてたww
顔出てないのに、声だけでの存在感。くそう滝川フランク強い!
さて、ここから更に前へ前へ。
村井座長方式のあの立ち止まってポーズして抜いて行くやつを3回!!!
敵を蹴散らしていく。もちろん再び出会うツイ廃くんと、駄目絶対くん。
いつの間にか荒北と福富のファンになったらしい2人も蹴散らして。
やってきました、にやけ野郎のその場所まで。
でも勝たせる気はまったくない。
その天才的な脚力についていくのが精一杯の2人。
だが、新開が早いのは直線だけだ!のぼりになれば・・・・!
それはどうかな?
直線は早いが登れない新開が3年生も出場するこのコースで勝つのは難しい。
じゃあ、登れるやつを相棒にすればいい。
そう。登りになった瞬間に、前に出たのは東堂。
東堂と新開は2人でどちらかが勝ちに行くためにタッグを組んでいた。
苦しめられる荒北と福富。
でもここまで1人でずっと荒北を引き続けた福富は限界。
そこで、荒北は前に出る。今度はオレが引く番だ!!!!!
福富もここで気づく。
これが荒北の真の強さ。真の力。運び屋としての能力!!!
それでも限界は来る。その時に彼らを引いたのは同じ1年。
さっきまでライバルだった新開と東堂。
個人的には今回の箱学編は、ここの一連のくだりが、最っ高に泣けました。
号泣だよ!!!むしろ、もう横にいた連れに引かれるレベルで泣きました。
そんでこの流れでまだ見た事のない道を。
もうね、ひからびるかと思ったよね。涙で前が見えない。
過酷さも、困難も、失敗も。
IH2日目の総北の歌と同様、最初は新開東堂が。
そして4人の歌になる。・・・・でもそうじゃないんだ。
その時に後ろにいるんだ!!!
現在の、荒北に引かれて宿舎まで走っているはずの3人が!
箱学の、チームになった瞬間なんだ!!
この演出ほんっとたまらないです。
光も当たらない後ろで、3人が漕いでる姿。
そして、先輩達を前に4人ももう力が残っていない。
行け!と背中を押す新開と東堂のその全力の漕ぎと格好良さ。
最後に、荒北に向かって叫ぶ福富。
忘れろ!過去もしがらみも全て忘れて、前だけを見ろ!
優勝して、荒北は思う。
福富の全幅の信頼に、答えるように荒北も信頼と感謝を福富に捧ぐ。
「感謝を込めてこう呼んでやるよ!福チャン!!」

このシーン。新開と東堂はスペアバイクには本当は出て来ないのだけれど。
「箱根学園の3年の間には独特の共有感覚がある」
と泉田が作中言ってた時にその共有感覚って何だろうって思ってたんだけど、
これなんだなって。
真っ直ぐゴールに向かうやつは、同じチームにいる限り味方で、仲間なんだと。
総北は、みんなで肩を組んで一緒にゴールに向かうイメージだけど、
箱学はばらばらの道でも同じゴールに向かうイメージ。
シャトナーさんも役者のみんなもほんっと分かってらっしゃる!!!!
てか本当に弱虫ペダルのファンなんだな。
オリジナルストーリーなんだけど、全然無理がなくって、
本当に本編のサイドストーリーにありそうなんだよね。
もう最後の真鶴レースの私の泣きっぷりったら!!!!
深く触れ合わなくてもさ、知ってるんだよ。お前のこと。
だって走り見てたら判るじゃん。みたいな。
箱学3年の馴れ合いみたいな仲の良さじゃなく、信頼関係が凄く格好良い。
ゴール後、偶然写真を撮りに来ていた寮長に荒北が会うのもいいね。
自転車はゆっくりだし、安全という寮長に
「バァカ、自転車てのはなぁ」という荒北の声が。
もうたまらないーーーー!!!

そして、ストーリーは現在へ戻る。
黒田の回想が終わり、今度は黒田と荒北の話に。
くんくんされて、くそエリートの香りだって言われて。
勝負を挑んだけど、でも勝てなくて。
ヤンキーだって馬鹿にしてたけど一本筋の通った男は、
びっくりするくらい格好良くて。憧れの人になった。

でも、宿舎に連れ戻した後、怒られている後輩3人は、
揃って荒北さんのせいですと言う。
これも慕われてる証よね?(^^)
3年一同もそれが分かってるから何も言わない。
むしろ新開なんて「原チャとかなー」ってさらにからかってるし。
ここで、IH2日目に発展し過ぎたアンディさんと荒北さんの
微笑ましいストーリーが割り込んでくるからおかしいw
あと、ここでみつさんが箱学ジャージ来て出てくるの可愛い。
大阪では憧れのジャージ着れた!ってはしゃいでで可愛かったw
寝ちゃった真波を背負う黒田。お兄ちゃん!!!!
ずっと黒田のTシャツだけなんでそんな衿ゆるいの?って思ってたら。
ここで真波をおんぶするときにどうしても、
Tシャツが引き連れちゃって伸びるのね。

残される荒北と福富。
福富は、もし明日のレースで真波が落ちたら、
荒北に運んで来いとオーダーする。
2日目新開を運んだ荒北は、新開は使える男だから分かるが、
真波はなんていうかふわふわした不思議ちゃんで・・・と
反発するのだけれど、人を見抜く力は人一倍ある福富は、
やっぱり連れて来いと言う。
福富がそこまでいうのならと首を縦に振る荒北。

さぁ、3日目の朝がやってきた!
総北も京都伏見もまもなくレースだ。
京都伏見は、御堂筋がおらずオレがエースや!と喜ぶ水田くん。
でも、原作よりも桝井くんの水田くんは無理矢理喜んでる感じ。
頑張る決意を新たにしたところに見覚えのある影が。
「御堂筋くん!!!!」
嬉しそうに駆け寄る水田くん。君は犬か!!!

そして、レースが始まる!
ここで、入るいつものあれ!!
「スタートを切る!」1人づつ現れては背中を向けて隊列を組むんだけど
その背中にゼッケンが付いてることだけでも感動!!!
黒田はゼッケンがついてないけど、きっと気持ち的には付いてる!
そんで、ここからの歌が本当にね。もうね、泣けてね。
広がるよ~無限の夢~!!がうるるるる!って咆哮がかっこいい!
で、舞台が暗転するとサイクルチェーンの奥から野獣の目が光ってる!

この時、上に吊り下げられたバイクが、ちゃんと完成してるんですよ。
フレームとタイヤがばらばらだったのに!!
ちゃんとロードバイクになってる!
サイクルチェーンも回転すると目が出るようになってるのね。
あああ、たまんないなー・・・。ほんと。

もっと細かいシーン言いたいこといっぱいあるけど!!
想い出せないほどいっぱいあって。真鶴の思い出とか。
福富荒北VS新開東堂の後の、引くところ。
福チャンの肩を新開が引いて、前に出て、
荒北の肩を東堂が掴んで前に出るっていうのがいい。
東堂は荒北のこと嫌ってたのに、あそこで認めたって感じするし。
あそこからの箱学編箱根の直線鬼かあって思うと、ほんとぎゅってする。
たまパチのファンクラブどうした!?ってくだりも
同時に思い出してぎゅってするwww
あーあー・・・・三日目観たいなあ・・・。
戦争怖いなー・・・・。取れるかなー・・・・。


あ!あと今回。色々な方面でお友達になったHIROTOMOさんと、
舞台前、抽選、ご一緒させて頂く機会が多かったのです。
で、観劇されたみなさんが大阪公演の拡樹くんをすっごく心配されてた。
痩せてたとか声が出てなかったとか・・・。ふらふらしてた、とか。
私もそれを聞いて人間ですし、拡樹さんの1ファンでもあるので、
内心とっても心配はしておりました。

けれど私、舞台に関しては、私が見た舞台が全て。だと思っております。
役者も舞台役者として板の上に立つからには、私が見た舞台のものが全てかなと。
これに関しては、私が見てない公演もありますので、いくら他の公演が良くても、
私が見た舞台が素晴らしければ素晴らしいと思いますし、
そうでなければ私にとっては素晴らしくない舞台の
思い出のままだからです。
勿論、バックステージを見るのも好きです。
それ目当てでDVDを買うくらいですし。
でもそうして、普段表に魅せないものをDVDなどで
チラリと垣間見た時にこそ、彼らがプロなのだなあと強く思い、
その仕事ぶりに対して尊敬するのだと思います。
村井氏がどこかで言ってましたね。
練習風景がとても面白い現場なんだけど、
それをお客さんに見せちゃ駄目だって。
板の上で役として生きている限り、本人ではないのだから。
稽古は稽古。本番は本番。
もし舞台前に、事前告知でこの人は体調不良だから多少駄目でも
大目に見てねと言われたら、そういう目で芝居を見もするでしょう。
けれど、誰も役者が言わないのなら。スタッフが言わないのなら。
それ以上の心配は、しない方が良いような気がするのですよ。
役者のためにも。

もちろんこれは私の考えなので、すっごく親身な方もいると思います。
それもファンの1つの有り方かなあとは思いますし、
共感するところも大いにあるのです。
だって私も心配だもの。
好きだから健康でいて欲しいし、怪我とかしないで欲しい。
でも板の上は真剣勝負。彼らの生きる場所だから。
それはそれ。これはこれで捕らえたいなあと思っております。

なので、正直あんまり荒北編の時の「拡樹さん」については覚えてない。
思い出すとそれは荒北なんだよね。やっぱり。
でもこれは荒北クラスタだからっていうよりは。
舞台の上の役者は別の人間として見るからなんだろうなあ。

あと好きな人が演じるから100%いい!
なんていうのは私にはないんだよなあ。
やっぱり好き、嫌いがあるんだもの。
その中でも、いつもどんな役をやってても高確率で
私の好きに飛び込んでくるから、この人の芝居は安心できるし、
好きなんだなって強く思うからこその推しなんだけど。
と、マホロバ→マルガリ→野獣と来て強く思います。
ふむ。難しいなあ・・・・。

でもとにかくDVDが待ち遠しいです。
また何か思い出したら書くかも。


そして
拡樹くんお疲れ様でした!本当に格好良かったです。
次は西へ西へ!三蔵に会いに行きます!